『そらのいろ、みずのいろ』AVより売れたメガヒットエロアニメ
1万本出荷したら大ヒットといわれるエロアニメの世界だが、累計4万本という大記録を打ち立てた作品がある。Cielがリリースしたエロゲー『そらのいろ、みずのいろ』を原作とした作品だ。 原作自体も人気イラストレーターのTony氏がキャラデザと原画を担当したことも手伝って、大ヒットを記録。しかしシナリオがやたら長かったり、システムの不具合やCGの使い回しが多かったりと、大ヒットに反して数々の悪評を生んだ作品でもあった。 エロアニメ版には思い切った改変が見られる。原作の悪評を生み出す要因の1つであるスワッピングや乱交要素が排除された。さらに原作で準主役であった男性キャラの存在を抹消した。そうすることで恋愛の主軸は主人公のみとなり、主人公とヒロインたちの純愛に集約させたのだ。 エロシーンのクオリティが高いのもヒットの要因だろう。更衣室のカーテンの影やプールサイドなど、他の生徒がいる中でのイチャラブは観ている者の背徳感が刺激される。シチュエーションに恥じらうヒロインの顔に、ひどく性的興奮を煽られてしまう。 発売当時あまりの人気に、一般的なOVAやAVを押しのけてランキングの上位に残り続けた伝説は今まなお語り継がれている。エロゲー原作のエロアニメ最高峰と評して良い。 ちなみに下巻のラストは完全オリジナルエンディングで、感慨深い終わり方をしている。ファンにとってはそれだけでも十分に観る価値のある作品だ。 (文=穴リスト猫) 【視聴はこちらから!】 ■『そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」』 ■『そらのいろ、みずのいろ 下巻 「わたしも……してあげる」』