「映画」の記事一覧(29 / 42ページ)

空襲で焼け死ぬ前に一度セックスしてみたい……二階堂ふみが演じる戦時下の青春『この国の空』

<p>「私はこのまま結婚もせず、死んでいくのかしら」。19歳になった里子は空襲警報を聞きながら、ふとそんな考えがよぎる。男と愛し合うことも知らず、私は処女のまま死んでしまうのね。そんなことを考えているうちに、里子の頭の中は真っ白になってしまう。二階堂ふみ主演映画『この国の空』は太平洋戦争末期の東京を舞台にした官能系青春ドラマだ。連日のように空襲が続き、本土決戦が叫ばれている。広島には新型爆弾が投下されたらしい。もうすぐ、みんな死んでしまうかもしれない。それなら、死ぬ前に想いを寄せる男性に一度でいいから抱かれたい。戦争に対する恐怖と性への好奇心が心の中で激しく葛藤する主人公・里子に、沖縄出身の人気女優・二階堂ふみがヌードシーンも厭わず成り切ってみせる。</p>

『HERO』続編製作は確定!? SMAP・木村拓哉が低調シリーズに執着し始めた深いワケとは

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「映画『HERO』」(フジテレビ)公式サイトより

 SMAPの木村拓哉が今月8日、主演映画『HERO』の大ヒット御礼舞台あいさつを大阪・TOHOシネマズ梅田で行った。

 共演した松たか子とともに登場した木村だが、松との2ショットは、2007年の前作公開日以来。ドラマシリーズから木村演じる久利生公平と松演じる雨宮舞子の微妙な関係が物語の核となっているが、木村は「前作で僕らキスをして終わっているので、監督に『どうなってんすか?』って聞いたら、はぐらかされた」と苦笑。「(劇中で)事件は解決しているけど、2人の間はまったく解決していない。解決するようなものを、ちゃんと渡せたら」と、シリーズのファンに次回作を約束したという。

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今度のイーサン・ハントは、軍用機のドアに張り付き……『ミッション:インポッシブル』最新作 

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(C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 今週取り上げる最新映画は、トム・クルーズが不可能ミッションに挑む大ヒットシリーズの第5作と、70年前の8月に日本が終戦を迎えるまでの舞台裏を描く歴史大作。いずれも一流のサスペンス演出に引き込まれる、この夏見るべき2作品だ。

 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(公開中)は、トム・クルーズ主演の人気スパイアクション『ミッション:インポッシブル』のシリーズ最新作。イーサン・ハント率いるCIAの特殊作戦部IMFは、多国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、解体の危機に陥る。イーサンはシンジケートの追跡中、逆に拉致されてしまうが、拷問の直前に謎の美女から助けられ脱出。組織の後ろ盾を失ったイーサンと仲間たちは、秘密裏に行動しながら、シンジケートせん滅という最難関のミッションに挑む。

 主演のクルーズが毎回、自ら高難度のスタントを敢行する姿も見どころになっている本シリーズ。今回は、離陸する軍用機のドア外部に張り付き、時速400キロで高度1,500メートルに上昇する機体内へ侵入するという冒頭のシーンが圧巻だ。『ユージュアル・サスペクツ』(1996年)でアカデミー賞脚本賞を獲得したクリストファー・マッカリー(本作では監督・脚本)の巧みな采配で、IMFにシンジケート、それに英秘密情報部MI6も絡む三つ巴の諜報バトルがスリリングに展開。IMFのメンバーに扮するサイモン・ペッグ、ジェレミー・レナーら主演級スターたちの掛け合いも楽しい。極限のアクションと王道のサスペンスに、優雅さと笑いも有機的に結びついた、今夏屈指の傑作エンタテインメントだ。

 『日本のいちばん長い日』(8月8日公開)は、『駆込み女と駆出し男』(15年)の大ヒットも記憶に新しい原田眞人監督が、役所広司を主演に迎えて描く群像歴史ドラマ。太平洋戦争末期の1945年7月、日本は連合国からポツダム宣言受諾を要求される。降伏か本土決戦か、連日連夜の閣議で結論が出ないまま、8月、広島と長崎に原子爆弾が投下される。阿南陸軍大臣(役所)や鈴木貫太郎首相(山崎努)、そして昭和天皇(本木雅弘)が決断に苦悩している頃、畑中陸軍少佐(松坂桃李)は決戦派の仲間らとクーデターを画策していた。

 原作は半藤一利のノンフィクション『日本のいちばん長い日 決定版』。8月15日の玉音放送までに、閣議で決戦・降伏をめぐり激論と駆け引きが繰り広げられていたこと、さらに若手将校らによるクーデター計画が進行していたことが、サスペンスに満ちた演出で描かれる。役所の硬軟使い分けた円熟の演技、山崎の重厚な存在感、本木の気品ある所作が、セピア調の映像になじんで一層味わい深い。優男の印象が強い松坂は、丸刈りでイメージを一新、血気盛んなクーデター首謀者を熱演。戦後70年にふさわしい、ずっしりとした見応えの力作だ。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』作品情報
http://eiga.com/movie/80973/>

『日本のいちばん長い日』作品情報
http://eiga.com/movie/81487/>

日本はドイツのような分断国家になる寸前だった!? 敗戦処理内閣の苦悩『日本のいちばん長い日』

<p> もしポツダム宣言の受諾があと数日遅れていたら、広島・長崎に続く第三の原爆が京都、もしくは小倉、新潟に投下されていたかもしれない。沖縄戦のような壮絶な地上戦が、米軍を相手に九州でも繰り広げられていたかもしれない。南下してきたソ連軍によって北海道は占領されていたかもしれない。8月15日は日本人にとって特別な意味を持つ1日だ。終戦関連のテレビ番組の多くで玉音放送(昭和天皇による終戦の詔書)を耳にするだろう。では、現人神だった天皇が国民に肉声で敗戦を告げ</p>

「別に……」発言も時間の問題!? “勘違い女優”水原希子は第2の沢尻エリカになってしまうのか

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映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の初日舞台挨拶に、女優の水原希子が、胸元の大きく開いた透け透けのセクシードレスを着て登場した。これに対して、「似合わない」「ハリウッドセレブ気取りかよ!」「自分の体形がわかってない」などと、ネット上では言われ放題。

その一方で、同じくセクシーなドレスを着て登場した石原さとみに対しては「大人の色気が増した!」「女神降臨!」などと、称賛のコメントが寄せられている。この差は単なるルックスの甲乙が原因ではないようで、水原の普段の振る舞いは、業界関係者からも批判を浴びているようだ。

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肉親と精神科医から食い物にされた天才の悲劇!! ビーチ・ボーイズ暗黒神話『ラブ&マーシー』

<p> ロック史上もっとも美しいアルバムと呼んでも過言ではない、ビーチ・ボーイズの歴史的名盤『ペット・サウンズ』。ビーチ・ボーイズのリーダーだったブライアン・ウィルソンの天才児ぶりが遺憾なく発揮された一枚だ。オルゴールを思わせる美しい旋律とハーモニーの絶妙さは、アルバムのリリースから半世紀が経過した今も色褪せることなく、多くのリスナーの心の琴線をつま弾き続けている。だが、1</p>

監督に“無断カット”公開で物議の『チャッピー』が再炎上! 配給元ソニー「完全版はDVDで」!?

『チャッピー』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)  2009年に『第9地区』で衝撃的な世界デビューを果たしたSF映画監督ニール・ブロムカンプの最新作『チャッピー』をめぐって…

食料が尽きたはずの戦場で食べた奇妙な肉とは? 嘔吐感に見舞われる戦慄のグルメ映画『野火』

戦場で味わった不思議な食材を題材にした『野火』。本作を観た後で『マタンゴ』(63)を見直すと、これまでと違った後味を感じるだろう。  戦場で飢餓状態に陥った田村は、朦朧とする意識の…

前田敦子、初の妊婦役に挑戦! ベテラン俳優に愛される自然体な魅力

※画像:前田敦子  女優の前田敦子(24)が、来春公開予定の沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』でヒロイン役に抜擢され、初の妊婦役に挑戦することがわかった。  同作は、恋人との結婚の報告を兼ねて6年ぶりに瀬戸内海に浮かぶ故郷の島に戻った売れないバンドマンが、父親の余命宣告を…

大コケ続きの河瀬直美監督『あん』イオンが強力バックアップも、本人は興味ナシ!?

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映画『あん』より

 河瀬直美監督作『あん』が、イタリアのシチリア島に位置するマルタ共和国の首都・バレッタで今年から開催されているバレッタ映画祭にて、メインの長編コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞した。

「この作品は、主演の樹木希林さんが孫娘である内田伽羅さんと共演したことが世間では評判になっていますが、業界的には河瀬監督の作品にイオンがバックアップをしたということの方が話題になっています」(映画関係者)

 河瀬監督の作品といえば、第60回カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールに次ぐ審査員特別大賞グランプリを受賞した『殯の森』や、昨年の第12回ウラジオストク国際映画祭でグランプリを受賞した『二つ目の窓』など、賞を獲得するものの、それが興収に結び付いた作品は少ない。

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