「春節」の記事一覧

10日がかりの“おもてなし”が一瞬で台無しに……中国人観光客が春節初日に縁起物を集団略奪!

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柱に群がるようにして、下から紅絲帯を引っ張る観光客たち

 中国では1月27日から2月2日まで、春節の長期休暇となっているが、膨大な数の観光客が国内外の観光地へと押し寄せた。

 かつては日本でも数々の問題を引き起こしたりしていた中国人観光客たちだが、最近はマイナートラブルが起こる程度で、マナーも改善されてきている。しかし、自国の観光地では、狼藉を働く観光客がまだまだ後を絶たない。しかも、その数があまりにも多いために、もはや収拾がつかなくなってしまうケースもあるようだ。

 四川省の省都・成都から北に約40キロのところにある広漢市には、紀元前2000年以前のものと思われる集落が発掘された三星堆遺跡があり、人気観光スポットだ。

 そこに隣接する星堆博物館では、春節の旅行客を迎えるために職員たちが10日がかりで「紅絲帯」と呼ばれる赤いリボンを大量に準備し、施設内の柱などに結びつけて飾った。この「紅絲帯」は、おめでたい言葉や願い事などを書いて木の枝に結びつけたりするもので、春節の伝統的な風物詩ともなっている。

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「公共の物を勝手に取ってはいけない」という子どもに対する教育など、中国には存在しないようだ
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紅絲帯が結び付けられている柱にも、平気でよじ登る

 こうして迎えた春節初日。多くの観光客が星堆博物館に押し寄せたが、そこで彼らが目にしたのが、柱からぶら下がっている数多くの紅絲帯。本来なら、ただ眺めるだけのものなのだが、彼ら観光客はそんなことなどお構いなしだ。

 博物館の職員が紅絲帯を取らないよう旅行客に呼びかけたのだが、みんな先を争うようにして柱によじ登ったり、下から引っ張ったりして奪い取っていったため、紅絲帯はあっという間になくなってしまったという。職員たちの10日間に及ぶ苦労は、たった数時間で無に帰したわけだ。

 新聞記者の取材に答えた観光客の一人は、紅絲帯を取るのは慣習だと言い、「取った紅絲帯は娘の頭に飾り付ける。お守りみたいなものさ」と、悪びれる様子すらない。

 博物館の職員によると、この状況は、今年に限ったことではないようだ。いわく、簡単に取られないよう、紅絲帯を高いところに結ぶこともできるが、観光客がよじ登って落ちたりする事故が起こる可能性があるため、結局は低いところに結ばざるを得ないのだという。

 中国国内における観光客のマナーが改善されるには、まだまだ時間がかかりそうだ。
(文=佐久間賢三)

タバコが原因で、兄弟ゲンカが殺人未遂事件に発展……毎年恒例「春節事件簿」

タバコが原因で、兄弟ゲンカが殺人未遂事件に発展……毎年恒例「春節事件簿」の画像1
イメージ画像(photo by 梦回春秋 from Flicker.)

 韓国では1月27日から3日間、旧正月休みとなったが、例年この時期には、さまざまなトラブルが起きる。韓国警察によると、2012~16年の旧正月休みに発生した、窃盗・強盗・暴行・殺人の4大犯罪は、合計7万8,000件に上るという。著しく犯罪率がアップする期間で、今年も例外なく事件が相次いだ。

 先陣を切ったのは、仁川(インチョン)地域の、男4人、女2人の美人局グループ。彼らは旅館やサウナを転々としながら生活していたのだが、案の定、金が尽きて犯行を思いつく。チャットアプリを通じて知り合った50代男性をホテルに呼び出し、暴行。現金14万ウォン(約1万4,000円)を強奪し、タクシーで逃走した。だが、6人の姿は監視カメラにとらえられており、すぐに逮捕となった。警察は現在、余罪についても捜査中だ。

 その翌日には、忠清南道(チュンチョンナムド)で凄惨な事件が起きた。

 両親と兄(44)が住む実家に弟(43)が帰省し、久しぶりの家族だんらんに盛り上がる一家だったが、兄がタバコを吸い始めたことで雰囲気は一変する。弟が突然、「父親の前でタバコを吸うのか!」と激高したのだ。泥酔していた兄弟は口論となり、ヒートアップした結果、弟は兄を包丁で刺してしまう。病院に運ばれた兄は一命を取り留めたが、弟は殺人未遂で逮捕。いくら酒に酔っていたとはいえ、タバコ1本で実の兄弟が殺し合いにまで発展するとは、なんとも恐ろしい。

 このほかにも、「500万ウォン(約50万円)の金品を強奪した空き巣が、帰ってきた一家と鉢合わせ」「離婚が原因で、うつ病を患う女性が焼身自殺未遂」「夫婦ゲンカの末、夫が妻の車に放火」など、大小さまざまな事件が起こっている。

 新年に浮かれる世間をよそに、今年もトラブル続きの1年となりそうだ。

うらやましすぎ!! 不動産バブルに沸く中国農村で、村民全員に約400万円の“特大お年玉”

「農村=貧しい」だけじゃない!? 空前の不動産バブルで、村民全員に500万円のお年玉の画像1
1月23日、泥湾村の村民には、10万元が振り込まれたことを知らせるショートメッセージが届いた

 春節(旧正月)中は、中国でも「紅包(ホンバオ)」というお年玉を渡す習慣がある。ただし日本とは違い、受け取るのは必ずしも子どもだけではない。

「毎日経済新聞」(1月26日付)などによると、広東省珠海市にある泥湾村では、村民全員にお年玉が支給されたという。

 驚くべきはその額だ。総額5億元(約82億5,000万円)を2,000人の村民で分け合うことになったのだ。1人当たり25万元(約412万円)の計算になる。

 1月23日に10万元(約165万円)がすでに振り込まれており、春節後に残りの15万元(約247万円)が振り込まれるという。

 この巨額お年玉の原資は、大部分が、共同所有していた土地の売却益だという。中国の土地は、国家による所有と共同所有に分けられるが、都市部の土地は国有であり、不動産の売買は、厳密にいうと借地権の売買である。一方、農村部では共同所有が認められているが、転売することはできないのが原則だ。

 ところが、不動産大手、中原地産のエコノミストによると、「共同所有する土地を国有化する代わりに国から借地権を譲り受け、その借地権を売却する」という方法で、現金化が可能だという。

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共同所有地の譲渡で開発ラッシュに沸く王府基村

 この“錬金術”は全国的に行われている。「都市快報」(1月21日付)によると、浙江省温嶺市の王府基村では、全村民1,200人が30万元(約495万円)のお年玉を受け取った。中には270万元(約4,450万円)もの大金を手にした9人家族の世帯もあったという。

 王府基村は昨年、共同所有地の一画を入札にかけたところ、10社が応札し、最終的には温州市の企業が5億5,800万元(約92億700万円)で落札した。それが高額お年玉につながったというわけだ。2016年の不動産市場が好調だったことも、巨額お年玉を可能にした一因といえよう。

 中国では、経済発展とともに貧富の差の拡大が問題となっているが、これらの事例を見る限り、「農村=貧しい」という方程式が、必ずしも当てはまるというわけではなさそうだ。
(文=大橋史彦)

春節名物の爆竹が爆弾化!? 中国男児、誤爆で指8本吹き飛ばされる

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爆竹で負傷した河北省の男児の手。手のひらが裂け、指も取れかかっている

 国内外でさまざまな騒動が巻き起こった中国の春節シーズンも、22日の「元宵節」(春節から初めての満月を祝う日)を迎え、幕を閉じた。この間、連日伝えられていたのが、邪気払いとして用いられる爆竹による事故だ。

 2月3日、黒龍江省では、4歳男児が手に持っていた爆竹が爆発、指1本を負傷した。さらに、失明の危機に瀕している(東北網)。

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農村出身恋人の実家で出された家庭料理に「吐き気がする」!? 上海人の“勘違い”選民意識に批判殺到!

女性が思わず「吐きそう」とつぶやいた料理。確かに、見た目は貧相だが……。  春節を恋人男性の実家の農村で過ごした上海出身の女性が、ネット上に「別れたくなった」と書き込んだことが、大…

良牌のツモに興奮しすぎて急死!? 中国・春節の“徹マン”で死亡事故相次ぐ

<p> 2月11日、広東省恵州市に住む50代後半の男性が麻雀プレイ中に心臓発作を起こし、急死した騒動が話題になっている。「広州日報」(2月13日付)などが報じた。この男性は雀荘を経営しており、春節(旧正月)期間中、朝から晩まで仲間と徹夜で麻雀に興じていた。男性は、精神的にも肉体的にも疲労困憊し、点滴を打ちながら参加していたという。<br />
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SEXなし1日2万円でも「実家の親を安心させたい」中国・春節で“レンタル彼女”大流行!

<p>春節が差し迫ったこの時期、レンタル価格は1日当たり1,000~1,500元(約1万8,000~2万7,000円)と高騰中だ。前掲紙によると、広東省のIT企業に勤める30歳のある男性は、実家にいる父母から結婚を催促されるのを避けるためにレンタル彼女を利用することを決意。男性は「彼女いない歴5年」で、SNSを通じて「親戚や友達と、うまく話を合わせられる人」を募集したという。1日当たりのレンタル料相場が1,000元と、サラリーマンからすると高めだが、いまだに応募してくる女性はいないという。</p>

春節のおせち料理の食材としても……中国人が南極のアノ生き物を食べ尽くす!?

<p> 2月8日は、中国の正月に当たる春節である。毎年この時期になると、大型連休を利用して多くの中国人観光客が海外を訪れ、ひと騒動起こしている。しかし本来は、日本の正月同様に家族一同が集まり、おせち料理に相当するごちそうを囲んで新年を祝うのが、伝統である。<br />
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公衆トイレで水浴びする子ども、ダンサーのおっぱい“爆揉み”老人……春節連休を前に、中国人観光客が世界各地で大暴れ

<p> 2月7日から始まる旧正月(春節)連休。今年も多くの中国人が海外旅行に出かけることが予想され、爆買いが期待される一方、懸念されるのが中国人のマナーだ。</p>

<p>「ETtoday 東森新聞雲」(2月1日付)が伝えたところによると、台湾南部の観光地、墾丁では、公衆トイレの洗面台で中国人が体を洗い、話題となっている。パンツ1枚の子どもが洗面台に上げられ、体を洗われている写真がネットに投稿されたことから広まった。</p>

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