「韓国」の記事一覧(3 / 81ページ)
2017年2月23日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 中国, 中国人観光客, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 河鐘基, 社会, 韓国]
ここ数年、韓国には多くの中国人旅行客が訪れている。日本と同様、韓国経済にとっても中国人観光客は超優良客だが、一方では問題も発生している。それは、マナーだ。常軌を逸した中国人観光客の素行に、韓国人の不満が日増しに募り始めている。
先ごろ、韓国で1枚の写真が話題となった。中国人観光客が荒らした、韓国の空港内部の様子を収めた写真だ。ゴミ集積場かと思うような風景だが、実は韓国のリゾート地・済州島の空港(済州国際空港)の搭乗待合所である。同島は、中国人にとっても人気のスポットだが、観光客の増加に伴い、トラブルの数も増え続けているのだ。空港や観光施設で働く人々からは、こんな不満の声が相次いでいる。
「免税店の入り口で、つばやたんを吐く」
「禁煙エリアで喫煙する人も多く、警察もチラシを作って注意を呼びかけているが、ほとんど効果がない」
「店のドアの前に座り込んで、ポーカーなどギャンブルをする」
「免税店の中を、食べ物を食べながら歩き回り、ボロボロとこぼす」
トイレに関するマナーの違いも、韓国人にとっては悩みの種だ。洋式トイレに慣れておらず、便座の上に乗って用を足す中国人が多いという。当然、靴のままなので便座は汚れてしまい、次の人は使えない。さらに、店の前で子どもに放尿させる中国人の姿も報告されている。
また中国人の“値切り”は強烈で、その強引さから「大陸風値切り」と呼ばれているほどだ。例えば、ソウルの免税店で働いているキム氏(仮名)は、「12時間も値切られた」と、韓国メディアにその恐怖体験を語っている。
「午前9時30分ごろ、店がオープンすると、ひとりの中国人観光客がやってきた。その中年男性はある時計を気に入ったのだが、その日の午後9時、つまり閉店時間まで延々値切り続けてきた」(キム氏)
最近では、好みの商品の在庫がないと「免税店が出し惜しみして、ウソをついている」などとほかの中国人を扇動して騒いだり、「SNSやオンラインで“韓国の免税店は、まるっきりダメだ”と言いふらしてやる」と脅迫してくる中国人も増えてきているそう。韓国経済が不景気にさいなまれる中、中国人観光客の爆買いは数少ない景気のよい話にも思えるが、その実態は、カオスのようだ。
(文=河鐘基)
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2017年2月22日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 河鐘基, 社会, 韓国]
韓国で最近、急増しているアミューズメント施設がある。通称「ポッキバン(ポッキは引き抜く、バンは部屋の意)」と呼ばれる、日本でいうところのUFOキャッチャーが設置されている施設だ。
ゲーム物管理委員会の統計によれば、2015年には全国にわずか21カ所しかなかったポッキバンだが、16年下半期からその数が爆発的に増加。現在では数千カ所もあるという。
「ポッキバンが増えた理由は、ちまたで“簡単に儲けられる”というウワサが流れているから。実際、同じ広さの物件に店を出すにしても、ほかの職種に比べて導入コストや維持費が安いので、みんな先を争うように出店しています」(現地事情に詳しい日本人ビジネスマン)
韓国ではこれまで、さまざまな形態のアミューズメント施設が流行してきた。韓国版ネットカフェ「PCバン」や、カラオケやDVD鑑賞などができる貸しルーム「マルチバン」などがそれだ。一方で、それらの施設は、未成年がたむろし、犯罪の温床になっているという問題もある。
実際、ポッキバンでも未成年による犯罪が起きている。20日には、地方都市・光州で、少年5人が書類送検された。彼らは、わずかA4用紙サイズほどの大きさしかない景品落下口からUFOキャッチャー内に侵入。ぬいぐるみ7体(約4万5,000円相当)を盗んだ。防犯カメラには一部始終が記録されており、まるでエスパー伊東を彷彿とさせる“離れ業”が話題になっている。ちなみに、未成年ではないが、昨年10月には、酒に酔った20代の女性がやはり UFOキャッチャーの中に入り込もうとして身動きが取れなくなり、救助隊が駆けつける事件も発生している。
ポッキバンは現在、原則的に未成年の立ち入りは、夜10時以降禁止となっている。しかし、そのほとんどが無人で運営されているため、トラブルが多発しているのが実情だ。今後、さらに大きな事件が起きないことを祈るばかりである。
(文=河鐘基)
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2017年2月21日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(足成より)
大阪市淀川区の私立幼稚園が、韓国・中国人への差別的内容を含んだ文書を配布していた件に対し、韓国ネット民たちが怒りを爆発させている
問題となったのは「塚本幼稚園」。この幼稚園では、「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」などといった内容の文書を保護者に配布。また、ホームページ上では同園に批判的な保護者に対し、「韓国・中国人等の元不良保護者」と非難する文章も一時掲載。さらに、在日コリアンの保護者宛の手紙には「韓国人と中国人は嫌いです。日本精神を継承すべきです」と書かれていたという。
これについて、大阪府が幼稚園の理事長から事情を聴取。2月17日、ホームページで「外国人に対して誤解を招く表現があったことをお詫び」するとしながらも「悪意ある批判に対しては、園として今後も断固として戦う」という文章を掲載した。
大阪府は、一連の文書が昨年施行されたヘイトスピーチ対策法に違反するかどうか、調査中だという。
そもそも「塚本幼稚園」は、園児に「教育勅語」を暗唱させるなど、戦前のような教育をしているとして、以前から批判を受けてきた。
2015年には、運動会で園児に「日本を悪者扱いする中国と韓国は心を改めて。安倍首相頑張れ」と選手宣誓をさせていた。また、園長は日本最大の右翼組織で安倍政権と密接な関係があるといわれる「日本会議」の幹部として知られている。
「塚本幼稚園」と安倍政権の関係性を示唆する事実は、それだけではない。
幼稚園を運営する学校法人「森友学園」は、今年4月に豊中市に小学校を開校する予定なのだが、なんと名誉校長を安倍首相の夫人・昭恵さんが務めているのだ。小学校設立に関する寄付を募った際には「安倍晋三記念小学校」という名称まで使っている。
つまり、「森友学園」と安倍政権には、ただならぬ結びつきがあるのだ。それだけに、ヘイト文書についても、安倍政権となんらかの関係があるのではないかと物議を醸している。
この件に対して、韓国ネット民たちの間では「幼稚園でさえこうなのだから、日本の教育がどれほど歪曲されているのかわかる」「安倍政権が無知だからこうなる。よこしまな考えを持っているのは、日本人のほうだ」「絶対に、あいまいに終わらせてはいけない。大々的に抗議するべきだ」「私たちも、あなたたちが嫌いだ」などと、憤りをあらわにした発言が目立つ。
大阪では昨年も、寿司店での“わさびテロ”や、南海電鉄で「本日は外国人のお客さまが多く乗車し、ご不便をおかけしております」というアナウンスが流れた件、14歳の韓国人旅行者が道頓堀でいきなり殴られる事件などが発生。ヘイト色の強いニュースが続いており、そのたびに韓国では大きな波紋を呼んでいる。
事件が平和的に解決することを願うばかりだ。
(文=S-KOREA)
●関連記事
・わさびテロ、不適切アナウンス、理由なき暴行…それでも韓国人が大阪を愛してやまないワケ
(http://s-korea.jp/archives/9326?zo)
・「大阪が“嫌韓注意報”で大騒ぎ」…今度は14歳の韓国人旅行者が日本人に殴られた!?
(http://s-korea.jp/archives/9159?zo)
「「韓国人と中国人は嫌い」“ヘイト文書”配布の大阪・私立幼稚園に、韓国人の怒りが大爆発!」の続きを読む
2017年2月19日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(Thinkstockより)
2015年に韓国で起こった、教え子をバットで暴行したり、排泄物を食べさせるなどの凶行を繰り返した通称「人糞教授事件」では、教授に懲役8年の実刑判決が下されたが(記事参照)、そんなトンデモニュースを彷彿とさせる事件が起こきた。2月16日、同級生を暴行して小便を飲ませるなどした17歳の高校生Aに、懲役4年の実刑判決が下された。
事件は昨年3月23日、京畿道(キョンギド)の高校で起こった。Aは「自分を無視した」と因縁をつけて、B君を暴行。Aの狂気はすさまじく、B君を角材で殴打するだけでは飽き足らず、執拗に彼の股間を蹴りつけたという。
極めつきは、自身の小便を瓶に入れ、それをB君に無理やり飲ませて、スマホで撮影。さらに、B君がこの件を警察に相談すると、AはB君を脅迫。「狂言だった」と証言させ、隠ぺい工作までしたという。とても高校生の犯行とは思えない、鬼畜ぶりだ。
ネット上では「こんなクソガキは殴り殺すべきだ」「被害者は一生傷を負って生きるのに、この軽い刑罰。寛大な社会が犯罪を助長する」などと、怒りのコメントが多く書き込まれた。
一方、「人糞教授事件」に近い事件は、これだけではない。昨年11月には3人の女性をレイプした末、自分の小便を飲ませた19歳の男に懲役6年の実刑判決が下されている。さらに、1月末には、園児の口に小便を含ませて、別の園児とキスさせるなどの虐待をしていた保育園の園長と事務長が起訴されている。
もはやこの手の犯罪は、韓国のお家芸といえるかもしれない。
「鬼畜すぎる!! 同級生に小便を飲ませてスマホで撮影した高校生に懲役4年の実刑判決」の続きを読む
2017年2月18日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
更地になった墓地
日本でも正月やゴールデンウィーク、お盆の帰省ラッシュによって高速道路はひどい渋滞となるが、韓国はその比ではない。儒教の教えが色濃く残る韓国では、故人や先祖を大切にする文化があるため、旧正月やお盆には親戚一同が集まる。そのため、同時期の混雑はすさまじく、「民族大移動」と呼ばれるほど強烈だ。
そんな韓国で最近、墓をめぐるトラブルが相次いでいる。
2月10日、全羅南道(チョルラナムド)海南(ヘナム)市にある墓石19基が消失するという事件が起きた。墓地周辺にアパートを建設中の業者が、足場を固めようと地ならしをする際に、墓を掘り起こしてしまったのだ。事前に一部の遺族からは墓地の移動許可を得ていたものの、手違いから許可を得ていない墓まで掘り起こしてしまった業者は、新しい墓の建設など、遺族との円満な解決を進めると公表。しかし、被害遺族の怒りが静まることはなかった。
2月16日には、「美しい海南作り」を標榜する団体が「墓を無断で移動するのは明確な犯罪行為」「ミスを口実にして、許可を得られなかった墓を潰した」と、工事の中止を求める動きを起こしたのだ。アパートは2019年の完成を目指しているが、順当に工期を全うできるのか不透明になりつつある状況だ。
同様の事件は、ほかでも起きている。韓国の旧正月である1月29日、光州(クァンジュ)市内の市営墓地に墓参りに来ていたキム氏(37)は、父の墓が掘り返されていることに気がついた。
不審に思ったキム氏が墓の中を確認してみると、父の遺骨が消え去っていた。すぐに墓地の管理事務所を訪ねるも、その説明に言葉を失った。なんと、キム家の墓地のそばにあった同姓同名の墓石を移動させることになり、管理事務所が誤ってキム家の墓を掘り起こしてしまったというのだ。さらに信じ難いのは、管理事務所が、キム氏の父の遺骨をどこに移動したか把握していなかったこと。どれほど、ずさんな管理をしていたのかと、あきれるばかりだ。
キム氏は警察に告訴状を提出する一方で、「父を二度も殺してしまった……」と深く悲しみながら遺骨の返還を求めているが、いまだ彼の手には戻っていない。
業者ばかりではない。個人間でのトラブルも多い。特に、山奥に墓石も立てずに土葬するケースでは、どこが先祖の墓かわからずに、よその家の墓を掘り起こしてしまうということも多い。
先祖の霊を丁寧に祭る韓国だけに、墓に関わる問題は尾を引くものになる。無用なトラブルは避けてもらいたいものだが……。
「管理事務所の不手際で墓が掘り起こされ、父親の遺骨が行方不明に……続発する「お墓トラブル」」の続きを読む
2017年2月17日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, ヘル朝鮮, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(Thinkstockより)
元駐韓大使・武藤正敏氏のコラムが、韓国で注目を浴びている。コラムのタイトルは「『韓国人に生まれなくてよかった』元駐韓大使が心底思う理由」。2月14日、ビジネス情報サイト「DIAMOND online」に掲載されたものだ。
韓国人の立場からすると、かなりかんに障るような内容だろう。何しろ、自国の問題点を細かくあげつらっているのだ。案の定、多くの韓国メディアが当コラムの内容を報じ、ネット民からは「われわれも、あなたが韓国人じゃなくてよかった」「お互いさまだ」といった声が寄せられている。
しかし、コラムに対する批判が圧倒的に多いかと思いきや、そうでもなかった。意外にも「お説ごもっとも」というコメントが多数を占めているのだ。
コメント欄には、「事実しか言ってないじゃないか。驚いた」A「元駐韓大使にこう書かれて正直いい気はしないが、反論もできない」「韓国人よりも韓国をよく知ってらっしゃる。さすが知韓派!」「ここまで正確に韓国という国を見ていると、逆に恐ろしいな」「韓国社会を正確に分析し、韓国人の苦悩すらも理解している」「このコラムをただの嫌韓だと罵倒する奴はバカだ。優しい日本人の厳しい忠言として受け止めよう」といった書き込みが。
そもそも、自分たちの国を「ヘル朝鮮(地獄のような韓国)」と呼んでディスる韓国人のことだから、こっちのほうが当たり前の反応かもしれない。
そんな中、ひとつ印象的な書き込みがあった。
「外国人のほうが、韓国社会を正確に見ている。私たちは指摘された問題点をこれからどう改善すべきか考えながら、よりよい未来を作っていかなければならない」
多くの韓国人が、こういう前向きな意識を持ってくれればいいのだが…。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・「ヘル朝鮮はもうこりごり…」韓国の若者たちが“脱朝鮮”を夢見るワケ
(http://s-korea.jp/archives/12726?zo)
・自国を“ヘル朝鮮”と揶揄する韓国の若者たち…彼らはなぜ絶望しているのか
(http://s-korea.jp/archives/5817?zo)
「元駐韓大使「韓国人に生まれなくてよかった」コラムに、韓国人も納得?」の続きを読む
2017年2月16日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
昨年11月、EXILEのSHOKICHIと、劇団EXILEの野替愁平に酷似した男性の脱衣所での着替えを盗撮したものとみられる動画が流出し、話題になったが、韓国でも銭湯の盗撮画像が大きな波紋を呼んでいる。それもそのはず、盗撮の標的となったのは若い男性たちだったのだ。問題の画像には10人ほどの男性が写っているのだが、モザイク処理などは一切なされておらず、陰部はもちろん、顔までハッキリとわかる。被害者のプライバシー保護の観点からも大問題であり、ネット上は大騒ぎとなっている。
この画像は2月7日の深夜、女性専用コミュニティーサイト「womad」に投稿されると、一気に拡散。同サイトの掲示板では「私なら(短小コンプレックスで)自殺する」「思ったより小さいね」など、被害男性たちを嘲笑するようなコメントが多く書き込まれた。
それもそのはず、「womad」は極度の男性嫌悪者が集うサイトなのだ。書き込みの大半は男性蔑視コメントと女性称賛で成り立っており、その過激さから、一部では、すでに閉鎖された韓国最大のエロサイト「ソラネット」の女性版と揶揄する声もある。
「womad」発信のこの騒動は、すぐに多くのメディアが取り上げる事態となった。一般ネットユーザーの多くは「『ソラネット』のように排除されるべきだ」「こうした事件が一つひとつ集まって、女性に対して寛大だった法令が厳しくなるんだよね」などと、行きすぎた言動が目立つ「womad」への怒りの声を上げている。
実際、「womad」では、「特定の男性に対するデマの流布」や「極度の男性バッシング」は序の口で、昨年夏には「気に入らない男に不凍液(暖房などに使われる冷却水)を飲ませよう」という殺人示唆の書き込みが流行して問題にもなっていた。
そうした影響からか、韓国両性平等教育振興院報告書によれば、ネット上の差別・蔑視情報に対する訂正要求が2015年の891件から、16年は2,139件にまで増加したという。韓国では近年、どちらかといえば女性嫌悪が問題視されていたが、最近は男女を問わない状況に陥っているようだ。
さらに最近では、性別を偽って「womad」に登録し、愉快犯的に騒動を大きくしようとする男性が続出。今回の騒動も「『womad』を潰すための策略」という説まで出ている。
韓国における男女の相互嫌悪は、ますます増幅していきそうだ。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・韓国女性による男性嫌悪が危ないレベル…“殺人方法”までレクチャー!?
(http://s-korea.jp/archives/8082?zo)
・「コップをズボンの前に持っていき…」若手詩人が暴露した韓国文学界の“女性嫌悪”
(http://s-korea.jp/archives/8604?zo)
・“女性嫌悪”が招いた最悪の通り魔殺人事件、その残酷すぎる犯行動機とは
(http://s-korea.jp/archives/6002?zo)
「顔もイチモツもはっきり! 男性嫌悪サイトが「銭湯盗撮画像」を拡散中」の続きを読む
2017年2月15日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
2月4日、韓国・ソウルの某大学病院で開かれた「解剖ワークショップ」で、医師たちがカダバー(cadaver:解剖用遺体)と“記念写真”を撮り、物議を醸している。
そもそも韓国では、カダバーの提供を受けた医大や大学病院が「感恩祭」という儀式を行い、献体してくれた故人の崇高な犠牲精神をたたえ、敬意を表している。“カダバー実習”は、医療に携わる者としての品性を養い、故人に対する尊敬・感謝の気持ちを学ぶことを目的としたもので、現場の写真などは一切残さないのが暗黙のルールだ。
ところが、ワークショップに参加した5人の医師たちが、そのルールを破って手術着を着たままカダバーが見えるように記念撮影を行った挙げ句、写真をインスタグラムにアップしたのだ。写真には「実に有意義だった……刺激にもなるし……」というキャプションと、「#カダバー」「#ワークショップ」「#足部」などのタグもついている。「人の足ですよね?」というコメントが寄せられるほど、カダバーは生々しく写っていた。
この投稿は、当然のごとく大炎上。韓国医師協会関係者は「あり得ないことが起きた」と激怒、元会長のジュ・スホ氏が自身のFacebookに謝罪文を掲載するなど、大騒ぎとなった。国会でもこの件が話題に上り、医師たちの倫理教育の強化などが議論されている。また、財団法人「愛の臓器提供運動本部」によると、臓器提供の誓約をキャンセルしたいとの問い合わせが急増しており、韓国社会に大きな影響を与えている模様だ。
韓国の死体解剖及び保存に関する法律では「死体を解剖したり、死体の全部または一部を標本として保存する場合は、丁重に扱い、礼儀を重んじなければならない」となっており、これに違反した場合、50万ウォン(約5万円)の罰金が科せられる。韓国医師協会は、今回の事件を中央倫理委員会に報告、写真の医師たちを厳しく処罰するとしている。
ただ、このような事件が発生したのは、これが初めてではない。2010年にカダバー実習中の大学生たちが遺体をおもちゃのように手に持った写真と、「肺を摘出したよ」「脳を切り取ったぜ」「肋骨を切るとき、快感を味わった」などとSNSに書き込み、物議を醸したことがあるのだ。問題の学生たちは医師志望ではなく保健系だったため、直接の当事者組織でなかった韓国医師協会は当時「彼らは医大生ではない」と責任を回避していた。
美容整形手術の副作用問題や、精神科病院への強制入院問題も重大だが、今回の騒動はそれ以前の話だ。業倫理を厳守するという万国共通のルールだけは、忘れないでほしいものだ。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・恐ろしすぎる… 整形手術の副作用で体重が27kgになった韓国女性が話題
(http://s-korea.jp/archives/11686?zo)
・健康な人が“強制入院”させられる!? 韓国で精神病院の患者数が増加するワケ
(http://s-korea.jp/archives/4188?zo)
「解剖用遺体と「ハイ、チーズ」!? 非常識すぎる医師たちに非難殺到!!」の続きを読む
2017年2月14日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
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“IT強国”を自負する韓国だが、ネット上での悪質な犯罪やトラブルは後を絶たない。つい最近も、韓国版「2ちゃんねる」の異名を持つ「イルベ(日刊ベスト)」では、女子高生への性犯罪予告が書き込まれ、学校側が休校措置を取る事態となった。
2月3日、ソウル・広津(クァンジン)警察署は、女子高生を拉致して性的暴行を加えるという犯行を予告した無職の男(33)を、脅迫の容疑で逮捕した。
男が犯行予告を出したのは2月2日午後1時36分。「死ぬ前に、したかったことをする」「○○高校正門から車で押し入り、女子生徒1人を強制的にトランクに詰めて連れ去り、倉庫でレイプする」などと投稿した。
あまりにも具体的な内容から、イルベ内でも犯行を思いとどまらせようとする書き込みが殺到するのだが、男は意にも介さず、「焼酎を2本空けて待機中」と実行に意欲を見せた。
イルベユーザーから通報を受けた学校側は、午後3時30分に「生徒の安全のために、5日まですべての学校施設を閉鎖する」と宣言。同校のFacebookには、犯行予告を見たネットユーザーから「いま校内にいる生徒を決して外に出してはダメだ」といった勧告が相次いだ。その後、通報を受けた警察が、男の所在地を追跡。当日中に逮捕となった。
こうして、書き込みを知った多くの人たちの協力によって、事件は迅速な収束を迎えた。問題の男は警察の取り調べに対し、「泥酔しながら『イルベ』に書き込み、イルベ民に注目されたかった」と供述しているという。
ネット上では「『イルベ』にいる奴がゴミだということを証明したな」「泥酔していたとか、言い訳にもならない」「犯罪の温床である『イルベ』を解体せよ」などと、「イルベ」に対する警鐘を鳴らすコメントが相次いだ。
韓国ネット界において、今回のような事件は珍しいものではない。小遣い稼ぎのために過激な放送を行う動画配信者、度を越した男性蔑視がまん延するネットコミュニティー「womad」など、「イルベ」と同様に問題のあるサイト等は少なくない。
今後も、お騒がせ事件は頻発しそうだ。
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2017年2月9日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 軍艦島, 韓国]
今年7月に公開を控えている韓国映画『軍艦島』が、早くも話題だ。
同作は、軍艦島こと端島に強制徴用された朝鮮人たちが命をかけて脱出を試みるストーリーで、ソン・ジュンギ、ファン・ジョンミン、ソ・ジソブ といった豪華キャストが名を連ねている。
1月下旬に公開された予告編には「ここの出来事を記憶する朝鮮人たちは一人たりとも残してはいけない」という日本語とともに、脱出しようともがく登場人物たちの姿が映し出されていた。ネット民からは「本当に楽しみ。絶対に見るよ」「予告編だけで涙が出る」「全国民必見だ」という声が寄せられ、興行成績にも期待が高まっている。
しかし、たった1分10秒の予告編が、またもや日韓を対立させてしまったようだ。
産経新聞(2月8日付)は、『軍艦島』の予告編を紹介しながら、「『明治日本の産業革命遺産』が2015年7月にユネスコ世界文化遺産として登録が決まったことに対し、韓国は官民を挙げ て阻止に働いた。映画は、その運動の一環」と報道。
これに対し、韓国メディアは「日本メディア、公開もしていない映画を批判」(京郷新聞)、「日本産経、“映画『軍艦島』はウソ”…地獄島じゃなかったと煽り立てる」(SBSニュース)、「監督のリュ・スンワン、“『軍艦島』は事実を基に製作…産経の報道は残念”」(OSEN)といった見出しの記事で反論している。
SNSでも「図々しいにもほどがある」「このままだと、韓国を植民地支配した事実も否定しそう」「ここまで言われると、絶対見て観客数を増やしたい」といった、日本メディアに批判的なコメントが目立つ状況だ。
それにしてもここ数年、韓国では反日感情を煽るような映画が増えている。14年には日本水軍と戦う韓国の歴史的英雄・李舜臣の姿を描く『鳴梁(ミョンリャン)』が観客動員数1760万人を記録し、歴代観客動員数1位を記録。15年には、日本統治時代を生きた文豪・尹東柱の一生を描いた『東柱』や、従軍慰安婦をテーマにした『帰郷』などが大きな話題を呼んだ。今年も、前出の『軍艦島』を含めて4作の反日映画が公開を控えている
日韓関係のさらなる冷え込みを招きそうな『軍艦島』だが、果たして……。
(文=S-KOREA)
●参考記事
政治と文化は“別腹”か。『君の名は。』だけじゃない韓国の日本コンテンツ人気
(http://s-korea.jp/archives/13264?zo)
半年遅れの『ポケモンGO』でも日本コンテンツに熱狂せざるを得ない韓国の事情
(http://s-korea.jp/archives/13043?zo)
「ユネスコ世界遺産登録阻止運動の一環!? 産経新聞が韓国映画『軍艦島』にイチャモン!」の続きを読む