「ずっと広告塔を探していた」清水富美加問題“大炎上”は「幸福の科学」の狙い通りだった
『清水富美加/Popping Smile』(リバプール)
女優の清水富美加が12日、宗教団体「幸福の科学」への出家を表明した。衝撃と波紋は一気に広がり、TOKIOの国分太一は自身のレギュラー番組内で「なぜ今だったのか?」と疑問を呈し、タレントの東国原英夫は「社会的な責任を放棄してまで宗教に逃避するのは、少し問題」などと持論を展開した。
ほかにもワイドショーでは、坂上忍や宮根誠司、カンニング竹山、フジテレビの笠井信輔アナウンサーらが次々と厳しい意見を述べた。
社会問題といえるほど大きな話題となったが、実は、これこそが幸福の科学側の狙いだったという。
「今回の一件で、団体の名を至るところに広めることができました。急激な人口減もあって、信者数は減少傾向にあった。そのピンチを脱するのに、最適な話題作りとなったようです。そもそも団体は、作家・景山民夫や女優・小川知子に代わる広告塔を探していました。最近では、歌手としても活動していた人気男性タレントTの母親を『幸福実現党』の候補者に担ぎ上げて広告塔にする計画もあったんですが、Tの反対もあって頓挫したことも。とにかく、話題が欲しかったようです」(芸能関係者)
幸福の科学側は、清水の所属事務所「レプロエンタテインメント」について「最近は、人肉を食べる人種の役柄など、良心や思想信条にかなわない仕事が増え、断ると所属事務所から干されてしまう恐怖心との葛藤のなかに置かれていました。仕事を選択する自由も無い、一種の“苦役”(憲法で禁じられています)ともいえる就労環境のなかで、ついには心身の不調をきたすまでになりました」と大批判。
それに対し、事務所側も反論。ますます事が荒立ってしまった。
世間の注目を浴びたことにより、清水が11日に新しく開設したTwitterのフォロワーはグングンと増えるばかり。いろいろな思惑が交差する中で、問題は拡大の一途をたどっている。清水の純粋な信心が、大人たちに利用されていなければいいのだが……。