「絶対ヒットさせろ!」キムタク映画関係者にジャニーズ事務所が厳命も、現場の反応は……
いまやSMAP解散の元凶扱いされている木村拓哉が、大ピンチだ。
来年4月に主演映画『無限の住人』が公開されるが、宣伝担当者は「この1年で状況が変わりすぎた」と、大コケも覚悟しているというのだ。
同作の製作が決まったのは、今年1月に解散騒動が勃発する、はるか以前。当時は主演が“平成の視聴率男”キムタク、敵方に福士蒼汰、市川海老蔵ら豪華キャストを並べたことで、配給元も「大ヒットは確実。興行収入100億円を狙う!」と、息巻いていたというが……。
「9割方撮影が終わった1月に、SMAPの解散騒動が勃発。現場はピリピリムードで、重要な戦略会議は立て続けになくなった」(映画関係者)
一連の騒動では、木村が土壇場でジャニーズ事務所残留を決めたことで、グループが空中分解。SMAPは、解散という最悪の結末を迎えることになってしまった。
結果、裏切り者扱いされた木村の人気は急降下。
「これでは、当初の興収100億円なんて夢のまた夢。宣伝担当はどうやって挽回するか、頭を悩ませていますよ」(同)
不吉なデータもある。キムタク同様、“視聴率男”といわれた俳優・福山雅治が主演した映画『SCOOP!』が大コケしたのだ。
女優・吹石一恵と結婚後初の主演作として注目度は高かったが、ファンはシビアなもので、興収は10億円に届くかどうかのレベルだという。
「同時期に公開されたアニメ映画『君の名は。』に持っていかれた部分ありますが、それでも福山さんを起用してこの数字は低すぎ。関係者も、結婚の影響がここまであるとは思わなかったはずです」(スポーツ紙記者)
芸能界は人気商売。それは、キムタクや福山という頂点を極めた俳優も例外ではない。前出映画関係者は「福山さんの映画が大コケしたのを見て、『無限の住人』の製作サイドは、すでに泣きを入れているそうです。ジャニーズ事務所からは『絶対にヒットさせなさい!』とハッパをかけられていますが、全員が『誰のせいだと思ってんだ!』と、内心不満を爆発させているそうです(笑)」と明かす。
大コケすれば、ジャニーズ事務所に詰められるのは宣伝担当。公開前から、胃の痛い日々が続きそうだ。