『ベイマックス』日本文化へのリスペクトに涙──2015年は、お正月映画が熱い!!
(C) 2014 Disney. All Rights Reserved./配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2015年お正月映画を特集する今回は、幅広い世代が楽しめる多彩な魅力の話題作から、小粒ながらも強烈なインパクトを放つ力作まで、個性的な4作品を紹介していきたい(いずれも公開中)。
『ベイマックス』(2D/3D上映)は、ディズニー映画史上最も強く日本文化への敬愛が表現された長編アニメ。サンフランソウキョウに暮らす14歳の天才少年ヒロは、火災で命を落とした兄が遺したケアロボット「ベイマックス」に支えられ、失意から回復する。兄の死にかかわる陰謀を知ったヒロは、ベイマックスに戦闘用の装備とプログラミングを加え、兄の研究仲間と共に巨悪に立ち向かうが――。大きくてフワフワなベイマックスと日系人を思わせる主人公の関係が『となりのトトロ』(1988年)を参照していることをはじめ、日本のポップカルチャーへの言及、サンフランシスコと東京をミックスしたような未来都市など、日本人が見たら嬉しくなる要素が盛り沢山だ。