『好きだよっ!』クズ男が本当の恋に目覚める純愛ゲーの名作エロアニメ
このところ懐古厨全開の作品ばかり紹介しているが、今回はエーテルから2000年にリリースされた『好きだよっ!』のエロアニメ版を紹介しよう。バニラからリリースされている。 『好きだよっ!』は一見萌えゲーっぽいが、実際はなかなかシリアスな純愛ゲーだ。 メインヒロインは美人三姉妹。姉・新橋玲奈は全盲、次女・美奈はクローン人間(!)。主人公は手当たり次第の女に手を出す学園内でも有名な遊び人だ。彼は本気の恋をしたことがない。そんな彼が長女と三女との三角関係に悩みながらも、次女・美奈と触れ合うことで本当の恋に目覚めていくというのが大筋なストーリーだ。 前編が玲奈と梨奈、そして主人公との恋の葛藤、後編が美奈に心惹かれる主人公が中心に描かれる。シナリオの一部に超展開があるものの、全2巻60分という尺を考えれば上手くまとめられており、タイトルにつながるオチがすばらしい。 原作は原画家のきみづか葵氏の画力も功を奏し、良質なシナリオと美しいCGで人気を博したが、エロアニメ版の作画も悪くない。 EDのスタッフロールは原作のEDを意識して作られていると思われるが、歌は原作の「Everytime,Everywhere」ではない。個人的にはOVA版のほうが好きだ。 クローン人間が登場するなどキャラ設定がぶっ飛んでいることもあって、リアル路線の『君が望む永遠』やその他の作品に負けてしまった感のある『好きだよっ!』だが、当時の美少女ゲーム界には衝撃的なタイトルであった。古い作品のため、未プレイの方は原作を購入しよう。FANZAでダウンロード可能だ。 (文=穴リスト猫) 【ダウンロードはこちらから】 『好きだよっ! 前編』 『好きだよっ! 後編』