『嫌われる勇気』が韓国でもベストセラー “日本式”自己啓発本が韓国出版界を席巻するワケ
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)
日本で話題のベストセラー『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(著:岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)が、韓国でも大ヒットしている。フロイト、ユングと並び“心理学の三大巨頭”と称される、アルフレッド・アドラーの思想を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめたこの本、去年11月に出版された韓国語版は、最近25万部を突破。現在、ベストセラー1位の座を10週連続で守り続けている。この異例の現象は「アドラーシンドローム」と呼ばれ、心理学者アルフレッド・アドラーに対する関心が非常に高まっている状況だ。