これまで稼いだ総額は100億円! 韓国の美魔女「モムチャンおばさん」はいま
『モムチャンダイエット プレミアム』(扶桑社)
「モムチャン・アジュンマ」(ナイスバディのおばさん)こと、チョン・ダヨンを覚えているだろうか? 韓国の一般主婦でありながら、独自のフィットネスプログラム&ダイエットメニューで、美の代名詞とされる“Sライン”を実現。くびれ腰のセクシーボディで、韓国はおろか日本でも一世を風靡したカリスマ・トレーナーのことだ。日本では、60万部を突破した『モムチャンダイエット プレミアム』をはじめ数々の著書がベストセラーとなり、DVDはもちろん、家庭用テレビゲーム「Wii」のソフトも発売されたほどだったので、覚えている人も多いことだろう。
ただ、昨今の嫌韓ブームの煽りを受けてか、近年は日本でもメディア露出が激減。韓国の“美魔女”は、消えた有名人のひとりになりつつある。そこで最近はどうしているのかと調べてみたら、これが面白い。
「グーグル・トレンドの分析の結果、台湾の2013年有名人検索ランキングの1位はチョン・ダヨンだった」(一般紙「韓国日報」2013年12月21日)と報じられているし、14年には香港で“フィットネス・コンサート”なるものも開いている。同年6月には、そのフィットネス・コンサートの主催者から名誉毀損で告訴されたりもしたが、中華圏では依然として人気が高く、著書やDVDはベストセラーで、イベントにも引っ張りダコ。今もその人気は衰えていない。関係者によると「これから3年以内にチョン・ダヨンの名を冠したフィットネスジムが中国で300カ所ほど開設される計画だ」という。韓国のバラエティ番組の出演した際には、「韓国はもちろん、日本、中国、香港、台湾などの海外で稼いだ額を含めると、今までの総売り上げは1000億ウォン(約100億円)くらいになる」と発言したこともあるチョン・ダヨンだが、まさに韓国の美魔女は裸一貫で“歩く中小企業”の財を築いたわけだ。あのセクシーボディには、1000億ウォンの価値があったと言えなくもない。
ただ、韓国では最近、チョン・ダヨンをしのぐスーパーボディのヒロインがにわかに脚光を集めている。その名はユ・スンオク。ミス・コリア出身のモデルで、アメリカで行われた「マッスルマニア・ユニバース世界大会」にも出場し、東洋アジア女性としては初の5位入賞も果たしたスーパーモデル。その美しいボディラインから「Dカップ女神ボディ」「ワナビー(Wannabe)・モムメ(肉体)」「ホットバディ女」「モムメの終結師(究極の肉体という意味)」など、さまざまな修飾語を持つほど。その人気急上昇ぶりは“元祖モムチャン”のチョン・ダヨンに迫る勢いだが、そのユ・スンオクも、かつてチョン・ダヨンのフィットネス指導を受けていたというから驚きである。
まさに、恐るべき「モムチャン・アジュンマ」の影響力。日本で再ブレークもあるかも!?