アイドルは「さよなら」の代わりに映画を残した 銀幕越しの温もり『世界の終わりのいずこねこ』
<p> アイドルと映画は、コドクな人間に優しい。映画は単に物語を提供するだけでなく、コドクな人間に観客という役割を与えてくれる。現実社会に居場所を見つけることができなくても、映画館の入場券さえ持っていれば、1時間半から2時間前後の時間を誰もが客席に座って過ごすことができる。アイドルもまた、コドクな人間にファンという役割を与えてくれる。アイドルを応援し続ける限り、そのアイドルはコドクな人間に</p>