クレーマーにもほどがある! 相談窓口に2,000回超の「セクハラ電話」をかけた男が逮捕
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お隣・韓国はクレーマーが多く、オールシーズンを通して、地下鉄の温度調整などに関して、「暑すぎる」「寒すぎる」といった苦情がひっきりなしだという。最近はそんなクレーマーたちによる暴走が相次ぎ、問題となっている。
11月16日、悪質電話の常習犯・イ容疑者(51)が逮捕された。イ容疑者は、今年4月15日から8月5日までの間、学校暴力通報センターにしつこく電話をかけ続けては、女性蔑視発言やセクハラ発言などを繰り返していたという。
イ容疑者が同センターに狙いを定めたのは、原則的に女性警察官が相談員を務めているから。さらに、同センターが緊急通話に対応しており、どんな電話からでもかけられるところに目を付けて、未契約の携帯端末を使用していたという。
身バレしないことに味を占めたイ容疑者は、なんと4カ月の間に2,018回もの悪質電話を繰り返したという。しかし、あまりにも調子に乗りすぎた。警察は本来の業務に支障を来すと判断し、イ容疑者の声を録音して科学捜査による分析を実施。あえなく御用となった。
また11月25日には、泥酔して釜山(プサン)市庁に乗り込んで暴れた60代男が逮捕された。この男は2013年から逮捕される直近まで、同庁へしつこく電話をかけたり、直接訪ねたりするなどして、50回以上にわたってクレーム行為を行っていたことも明らかになっている。
一方、京畿道(キョンギド)のコールセンターでは、こうしたセクハラ行為やクレーマーへの対処に成功している。このコールセンターは12年、「悪質なクレームに対しては告訴も辞さない」とする方針を発表すると、年間1,300件以上あったクレーム数が翌年には大幅に減少。さらに、この地域では16年に、暴言やセクハラ電話を3回以上すれば、検察に告訴されるスリーアウト制を導入。効果は上々で、9月末までの悪質電話は600件ほどに落ち着いているそうだ。
電話を通せば、相手の顔を見ないで言いたいことを言える。しかし、対応する相手も人間である以上、我慢の限界がある。クレームがすべて悪いわけではないが、節度を持って行ってほしいものだ。