柴咲コウ・北川景子所属スタダのビルに『マルサ』、“クビ切り”元社長は「ドルヲタから有名だった……」
柴咲コウや北川景子が所属する大手芸能プロ・スターダストプロモーションのビルに先月17日、マルサこと東京国税局査察部のガサ入れがあったと、23日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。
記事によれば、監査のターゲットとなったのは、同事務所の子会社で、所属タレントのグッズを手掛けている株式会社SMOOCHの前社長・A氏。グッズ発注の見返りとして、製造元から賄賂を受け取っていた疑い。本人は、同誌の記者に対し、ブランドの洋服やバッグのほか、「お礼」の提供を受けたと、一部容疑を認めている。また、親会社の社長は、A氏の個人的な問題であることを強調。A氏がリベートを認めたため、先月30日付で解任したと話している。
「SMOOCHは、もともと梨花や松雪泰子などがプロデュースするファッションアイテムを細々と手掛けてきましたが、ももいろクローバーZのブレークで急成長。以降、アイドルグッズの企画・管理・販売が主となり、サイリウムやTシャツが飛ぶように売れることから、ももクロのグッズ売り上げは“女性アイドル界一”といわれるように。数万人規模のライブや、ツアーが開催されるたびに新しいグッズが大量発注されるため、メーカーにとっては“超大口”の客といえる」(アイドルに詳しい記者)
現在、ももクロのほか、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、たこやきレインボーなど、多くのアイドルグループを抱えるスターダストプロモーションだが、SMOOCHは原価の数倍の値段でグッズを販売し、利益の一部を親会社へ流してきた。
「SMOOCHの前社長といえば、ももクロ初期の路上ライブの司会を務めていたことで知られるほか、事務所オーディションの司会を務めたり、所属アイドルグループのテレビ番組やイベントにも出演。せんだみつお似の顔と、愛嬌のあるキャラクターでドルヲタから親しまれていました」(同)
A氏のクビ切りだけでこの件が収まるか否かは、今後の調査次第だが、夢を売る商売にこんな闇が隠されていたとなれば、タレントのファンは少なからずショックだろう。