観客の目の前でおたふくと天狗が合体! 全国各地の奇祭に見る、日本人のルーツとは
<p> 男性器の神輿をかつぐ川崎市の「かなまら祭り」、神主に大根を投げつける千葉県の「あらい祭り」、藁でグルグル巻きにされた男が運ばれていく大田区の「水止舞」など、全国には「奇祭」と呼ばれる祭りがひしめき合っている。そこには神に奉納するための厳かな儀式などではなく、この上なくシュールで思わず笑わずにはいられない現実が展開されているのだ。</p>
<p> 杉岡幸徳氏は、そんな「奇祭」に魅せられ、これまで全国各地で数百に及ぶ奇祭を訪れた人物。昨年にも『大人の探検 奇祭』(実業之日本社)を上梓し、21カ所の奇祭のレポートを行っている。そんな杉岡氏にとって、奇祭の魅力はいったいどんなところにあるのだろうか? そして、長年の奇祭フィールドワークから見えてきた「日本人の姿」とはどのようなものだったのだろうか?<br />
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