近く日本にも上陸? 中国人が女子大生の健康な卵子を“越境”爆買い中!
一人っ子政策のもとで少子高齢化が進んだ中国が、二人っ子政策へとかじを切って1年余り。第二子出産ブームも報じられているが、ちまたでひそかに流行しているのが代理母ビジネスだ。
そんな中、香港が中国人たちの代理母需要の受け皿となっていることを、現地メディア「東網」(2月3日付)が報じた。
それによるとここ数年、香港のインターネット上では代理母を募集する求人広告が急増。中には代理母への報酬として128万元(約2,050万円)を保証する業者まで現れ、一部の女子大生たちに魅力的な高収入バイトとして注目されているという。
昨年、中国中央電視台が潜入取材した、広東省の違法代理母業者。登録している「代理母」たちの中には、女子高生も
メディアの取材に答えたある業者によると、契約から受精、出産まで段階的に分割で報酬を支払うのが一般的なのだという。この業者の場合、代理母の募集に女性から応募があった場合、最初の契約時点で20万元(約320万円)を、その後受精卵が着床した時点で20万元、妊娠5カ月目で20万元、7カ月目で15万元(約240万円)、出産した時点で残りの53元(約846円)を支払うシステムで、合計128万元の報酬を保証。すでに、女子大生などの若い女性を中心に数千人の女性から応募があったという。
このようなビジネスが香港で成長している背景には、中国国内の法律が関係しているという。中国で2001年に施行された「人類補助生殖技術管理弁法」では、卵子提供や代理出産が原則禁止となっている。そこで、代理出産が合法で医療水準の高い香港が利用されているというのだ。
しかし中国では約1,500万組の夫婦が不妊症に悩んでいるといわれており、香港だけではさばききれそうもない。そこで目下、医療ツーリズムを売り込み中の日本へ不妊治療に訪れる中国人も増えるかもしれない。そうなれば、日本人女性の卵子が爆買いされることになる!?
(文=青山大樹)