顔はボコボコ、お岩さん状態に……女子プロのリングで起きた禁断の“セメント事件”の後始末
「週刊プロレス 2015年 3/11 号」ベースボール・マガジン社
女子プロレスで凄惨な“事件”が起きた。ガチンコの喧嘩マッチ、いわゆる「セメント試合」が行われてしまったのだ。
舞台は22日に行われた女子プロ団体「スターダム」のメーンイベント「ワールド・オブ・スターダム選手権」。王者の世IV虎(よしこ)が、挑戦者の安川悪斗の放った顔面パンチに激高。馬乗りで鉄拳、掌底を繰り出し、一方的に顔面を殴打された安川は右目上が腫れ上がり、戦闘不能状態となった。美女レスラーで知られる安川の顔は原形をとどめておらず、まるで“お岩さん”のよう……。
結局、試合は安川のセコンドを務めた木村響子がタオルを投入し、世IV虎のTKO勝ちとなったが、観客からは「ちゃんとプロレスをやれ!」とブーイングが飛び、会場は大混乱となった。
都内の病院に救急搬送された安川は、頬骨と鼻骨の骨折で、手術が必要と診断された。加えて両目眼窩(か)底骨折の可能性もあり「全治は未定」(関係者)という。
安川は甲状腺の悪化、白内障の手術で長期欠場し、昨年12月に復帰したばかり。プロレス関係者は「目に持病を抱えていただけに、安川の視力が心配。失明でもしたら……」と心配する。