3歳女児の処女膜断裂! 中国の幼稚園で相次ぐ、園児間での“性的イタズラ”
メディアに流出した、今回の事件が起こった幼稚園の監視カメラの画像。事件の一部始終が記録されていた
幼稚園内での園児への虐待や性的暴行が大きな社会問題となっている中国だが、最近、なんと園児間での性的イタズラが頻発しているという。
ニュースサイト「網易新聞」(8月3日付)によると、山東省煙台市内の幼稚園に通う4歳の女児が、園内で複数回にわたり性的いたずら被害を受けていたことが発覚した。
女児の両親によると、今年6月、女児が性器の痛みを訴えたため病院で診察を受けたところ、外陰部が赤く腫れ上がり、1cm程度の傷が確認された。女児が「同じ幼稚園に通う男児に性器を触られた」と証言したことから、両親は幼稚園側に説明を求めた。
その結果、犯人と思われる男児が女児の性器にイタズラしたことを認め、幼稚園側は監督責任から女児の両親に謝罪、治療費の負担を申し出たという。
ところが、事件はこれで終わらなかった。この事件から1カ月ほどたった先月18日、女児の性器から再び出血が確認された。両親はすぐに幼稚園側に説明を求めるも、幼稚園側の態度は1回目の時とはまったく異なり、事件そのものを否定したのだ。幼稚園側は女児の両親に対し、「園児たちはみな天真爛漫で、そのようなことをする子どもはいない」と言い切ったのである。
そこで両親が過去に男児が犯行を認めたことを指摘したところ、「男児は大人に問い詰められ、怖くなって、してもいないことを認めてしまっただけだ」と、女児の両親と争う姿勢を見せた。
すでに警察に被害届を提出した両親は、「1回目の事件の時に、この幼稚園を辞めさせるべきだった。あの男児があと1カ月で卒園だったので、それまで我慢しようとしたことが間違いでした。今は警察の捜査中です」と語っている。
今年1月には、海南省瓊海(けいかい)市し内の幼稚園で、昼寝中だった女児が同じ幼稚園に通う男児に襲われ、下半身に大ケガを負う事件が発生。また5月には、瀋陽市内の幼稚園で、3歳の女児の処女膜を、同じ幼稚園に通う男児が傷つける事件も発生している。
日本では待機児童数の削減が急務となっているが、同じ保育に関わる問題でも、中国では性質がまったく異なるようだ。
(文=青山大樹)