【シリア拘束】自殺未遂、ホスト、男装…湯川氏のオカルティックな「もうひとつの人生」
【不思議サイトトカナより】
事件記者が綴る暗黒のアナザーストーリー「悲劇の現象学」シリーズ
画像は、イメージ
千葉市郊外に建つ古ぼけた2階建てアパートの一室。人通りもまばらな寂しい住宅街には鬱屈した空気が充満し、玄関口に突っ込まれた請求書の山が、そこに住む者の荒廃した生活を如実に現わしていた。
シリア北部アレッポで、イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」に拘束された湯川遥菜さん(42)。「囚われの人」としてニュースを賑わせている、その人こそが、このアパートの主だ。「民間軍事会社の経営者」を名乗っていた彼だが、その実像は仰々しい肩書とはかけ離れたものだった。