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有名動画配信者が続々逮捕! 大手アダルトサイト「ソラネット」閉鎖がもたらした“エロの大氾濫”

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イメージ画像(Thinkstockより)

 2016年、韓国アダルト業界最大の事件といえば、大手アダルト投稿サイト「ソラネット」の閉鎖だ。これにより、ネット上ではそのパイを奪うべく同様のサイトが雨後のたけのこのようにあふれ出しているが、特に問題視されているのは、金儲けを企む動画配信者「BJ」たちの存在だ。

 彼らの番組はソラネットより気軽に視聴できることから人気も高いが、その過激な内容は、多くの逮捕者を生む事態となっている。

 11月24日にも、インターネット配信を通じてわいせつ行為や、ほかのBJへのセクハラ行為でチョ容疑者(29)と、その妻であるチョン容疑者(30)など4人がわいせつ物頒布等の罪で逮捕された。

 チョ容疑者はもともと、韓国版ニコニコ動画「アフリカTV」でゲーム実況BJとして精力的に活動していた。しかし、その裏で不法賭博サイトのPRを行っていたことが発覚し、退会させられている。以降は、妻・チョン容疑者が運営する動画サービスを通じて、ゲーム実況を行っていた。そんな中、今年1月に有名女性BJにコラボ企画を持ちかけ、多くの視聴者が見守る中、全裸ダンスを披露。さらに、彼女に一緒に踊るよう強要した。しかし、拒否されると、逆ギレ。コメント欄を乗っ取り、視聴者を強制退場させるという暴挙に出た。また7月には、別の女性BJに対してセクハラ発言を繰り返す放送を行ったとされる。

 警察の取り調べに対し、チョ容疑者は、自身の放送はあくまでも「エンタテインメント」の範疇であり、性犯罪ではないと主張しているという。そしてチョ容疑者は、こうしたセクハラ放送を通じて、毎月数千万ウォン(数十万円)の収益を叩き出していた。

 しかし冒頭でも触れたように、チョ容疑者の逮捕は、ほんの一例にすぎない。

 8月には、扇情的なダンスなどわいせつなコンテンツを配信していたBJたちが一斉に逮捕されている。こうしたBJが後を絶たないのは、放送を通じて得られるサイバーマネーを換金することができるため。実際、逮捕されたBJの多くは、生活費や遊ぶ金欲しさの、主婦や女子学生などが多い。もはや、こうした放送は、AV出演や性風俗よりも手っ取り早く稼ぐ手段として広がっているのだ。

 また、児童ポルノ問題も深刻だ。11月21日、韓国警察は「ソラネット閉鎖以降、わいせつ物流通経路や、インターネット放送が多様化しており、児童ポルノに対する、さらなる取り締まりが必要」と発表。児童ポルノ配布や所持による摘発件数が、昨年に比べて2倍近くまで増加したことを受け、2カ月間の集中取り締まりを実施する予定だ。もちろん、インターネット放送やBJたちも最大のターゲットとなっている。

「ソラネット」の閉鎖が招いた一連の問題。なまじ大本を叩いた結果、アダルトコンテンツの大氾濫を招いてしまうとは、なんとも皮肉だ。必要悪が失われたことで、問題は、さらに深刻化しているのかもしれない……。

「裸で踊って見せてくれ」ポールダンス教室に、韓国人男性が“トンデモ要求”! 巨大エロサイト閉鎖の影響で……?

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イメージ画像 Photo By Francisco Osorio from Flickr. 

 セクシーな衣装に身を包んだ女性が、そびえ立つ棒に脚や手を絡ませて舞うポールダンス。近年では美容にも優れたエクササイズ、芸術性の高いダンスのひとつとして、女性のみならず男性の間でも人気のようだ。

 それはお隣・韓国も同様で、2008年に初めてのポールダンス練習教室が開校して以来、徐々に規模を拡大。近年では、著名な女性タレントなどがSNSを通じてポールダンスの映像や写真を掲載することも珍しくない。

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韓国最大のアダルトサイト陥落で、跡目を狙う“二番煎じ”が続々出現! 巨大利権をめぐって悪質化も……

<p> 韓国最大級のエロサイトとして名高い「ソラネット」。盗撮・ハメ撮りなど性犯罪の温床と化していて、本人が知らない間に標的とされている被害者も多くいた。1999年に運営開始し、100万人以上の会員を持つ同サイトは、過去に政府主導による閉鎖騒動もあったのだが、海外サーバーを転々と移転するなどして、しぶとく生き延びていた。</p>

<p> しかし、ソラネットの違法性を重く見た韓国政府は、昨年末から閉鎖に向けて本格的に動き始める。4月1日、韓国警察はオランダ警察との連携によって、アムステルダムにあるソラネットのサーバーを完全に閉鎖。運営スタッフの多くを検挙した。<br />
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