「事件」の記事一覧(5 / 22ページ)

気づかないほうも悪い!? 1人5役の“名演技”で、知人から約6,200万円をだまし取った男

haiteku.jpg
イメージ画像(Thinkstockより)

 IT技術の発達により、日々犯罪が巧妙化しているが、最近の韓国ではその流れから逸脱するかのように、“演技力”だけで莫大な金額をだまし取った詐欺事件が注目を集めている。

 ソウル地方警察庁は9月13日、知人であるキム氏(46)をだまし、50回以上にわたって計6億2,700万ウォン(約6,270万円)をだまし取ったアン容疑者(41)を逮捕した。驚くべきは、アン容疑者の手口だ。なんと彼は、電話口で1人5役を演じて、キム氏をだましていたというのだ。

 事件の発端は2010年。アン容疑者はキム氏に「事業の運営資金を貸してくれたら、2倍にして返す」と話を持ち掛けて、20回にわたり1億7,500万ウォン(約1,750万円)を受け取った。しかし、アン容疑者の事業はうまくいかず、いつまでたっても返済されなかった。業を煮やしたキム氏が返済を迫ると、アン容疑者は「刑事告訴されて、口座が差し押さえられた」と語り、「解除のために、大金が必要だ」と、さらなる融資を求めたのだ。

 アン容疑者が狡猾なのは、キム氏をだますために、わざわざ9億ウォン(約9,000万円)の預金残高が記載された偽造通帳を準備したことだ。さらに、4台の携帯電話と声色を使い分けて、検事や警察官、従兄弟や兄に扮する“名演技”を見せたのだ。口座の差し押さえをすっかり信じ切ったキム氏は、示談金として、30回にわたり4億5,200万ウォン(約4,520万円)を追加で貸すことになる。

 その後もアン容疑者はキム氏の追及をかわし続けたが、結局告訴され、逮捕となった。取り調べに対し、アン容疑者は「事業の失敗を清算しようとだましたが、予想以上に赤字が出て、検事のマネまでしてしまった」と犯行を認めている。この事件に対し、韓国ネット民の間では「他人が電話したならともかく、知り合いなら普通だまされないだろ……」と、あきれ顔だ。

 一方、チョン容疑者(33)の犯行は、さらに大胆だ。彼が狙ったのは、クレジットカード会社。チョン容疑者は15年4月、インターネット上からクレジットカードの新規申申し込みを行い、自身と“実姉”、そして“その夫”の声真似で電話対応をして、計8枚のクレジットカードの発給を受けた。実際に対応したカード会社によると、「チョン容疑者の演じ分けはもちろん、女声すら完璧」で、少しも疑わなかったという。

 チョン容疑者が複数枚入手にこだわったのにはワケがある。「紛失後60日の間に申告すれば、被害額を補償してもらえる」「海外でのカード使用は追跡が困難」という2つの理由からだ。

 彼は1年半の語学留学と称して日本への出入国を繰り返すと、合計147回のカード決済をし、その後、あたかもカードが不正に利用されたかのように装い、カードの紛失申告を繰り返した。その総額は4,600万ウォン(約460万円)にも上る。もちろん、チョン容疑者はビタ一文、支払っていない。
 
 仮にチョン容疑者が1枚のカードで不正を行っていれば、バレることはなかったかもしれない。しかし、「家族が何度も日本からカードの紛失申告をしている」という点は怪しすぎた。

 カード会社のブラックリストに載せられたチョン容疑者は、警察にもマークされ、出入国記録を調べ上げられた末に逮捕された。

 ハイテク犯罪が横行する現代において、声色を変えるという原始的な方法で犯罪に走った2人。模倣犯が現れないことを祈るばかりだ。

「赤い色」に執着した少年下着ドロ

※イメージ画像:Thinkstockより  下着ドロボウといえば、わいせつ事犯の定番のひとつであるが、戦前からすでにその手の犯行は行われていた。  まず昭和2年4月、神奈川県川崎市で40歳の男が逮捕される。当時はまだショーツやブラジャーは普及していない時代で、女性の下着といえば…

【事件簿】中学の部活顧問教師が「忠誠心を試すため」に女子部員に全裸命令

※イメージ画像:Thinkstockより  オリンピックやパラリンピックの話題と印象がまだ残るこの頃だが、スポーツの話題というと必ず不祥事が絶え間なく起きるのがわが国の現状である。とくにスポーツ指導者の問題が大きい。  昭和59年(1984)9月12日、京都市のある公立中学校で…

GACKTは出廷か? 投資詐欺にまんまとひっかかり、実名が暴かれた3人の“大物芸能人”たち

gackt0920

 架空の投資話を持ちかけ、詐欺の疑いで投資顧問会社取締役が逮捕された事件で、ミュージシャンのGACKTと布袋寅泰、女優の江角マキコが被害に遭っていたことを、「週刊新潮」(新潮社/9月22日号)が報じている。

 8月に詐欺の疑いで警視庁に逮捕され、今月14日に再逮捕されたのは松井直幸容疑者。再逮捕の容疑は2012年から14年にかけ、東京・世田谷区の会社と、会社役員の男性2人に、「証券を1,000分の1秒で取引するので、リスクはほとんどない」などとウソの投資話を持ちかけ、計1億6,000万円をだまし取った疑い。約5年半で63人から計113億円以上を集めていたとみられているが、調べに対し、容疑を否認しているという。

 そして、松井容疑者が逮捕されてことで、同誌が被害者として実名をスッパ抜いたのがGACKT、布袋、江角の3人だった。

「GACKTはテレビで自宅の大豪邸が紹介されるなど、そのセレブぶりを堂々とアピール。布袋は自身で作品を発表したり、ほかの歌手や映画音楽などの楽曲提供で印税がどんどん入ってくる。江角は長嶋一茂の自宅への“落書き事件”で仕事が激減したものの、かつては連ドラ主演をバンバンこなし、夫はフジテレビの社員。3人とも、ターゲットとして充分の投資金がうなっていたようだ。そこに、松井容疑者は甘い言葉で巧みにつけ込み、出資させた」(芸能デスク)

 同誌の取材に対し、GACKTと布袋の事務所は出資の事実と出資金が回収できていないことを認め、江角の事務所は親しい知人の誘いで投資したことを認めたが、3人の中で飛び抜けた被害額と思われるのがGACKTだ。

 出資前の昨年7月には、土地と建物で資産価値が3.5億円はくだらないと思われる都内の一等地にある自宅を、知人である有名企業グループの社長に売却。親族が代表を務める会社が資産運用目的で投資したが、今後の展開では松井容疑者が起訴された場合、公判への出廷もあり得そうだという。

「もともとGACKTは、さまざまなビジネスに手を出したが、どれもうまくはいかなかった。そんなとき、松井容疑者がおいしい投資話を持ってきたので飛び付いてしまったようだ。松井容疑者は否認を続けるだろうから、検察側が犯行の証拠を裏付けるための被害者として、GACKTを証人として出廷させる場合もありそう。そうなると、事件に対する社会的な関心も高くなるので検察側にとってのメリットが大きい」(全国紙社会部記者)

 名前が出された3人は、あらためて後悔しているに違いない。

逆ギレ乱闘、不衛生すぎるレストラン……韓国人を悩ませる「中国人トラブル」

<p> 韓国内での中国人トラブルに、韓国人が頭を悩ませている。</p>

<p> 9月9日、中国人観光客が多く集まる済州島(チェジュド)で、8人の中国人が逮捕された。事の発端は、繁華街の飲食店に立ち寄った中国人たちが、よそで購入した酒を持ち込んで飲み始めたことだった。当然、営業妨害行為だと店主(53)が注意したのだが、くだんの中国人たちは逆上、暴れ始めたのだ。彼らの狼狽ぶりはすさまじく、店内には割れた酒瓶が散乱。店主は脳挫傷などの重傷を負い、止めに入った2人の韓国人客も打撲や切り傷を負って病院に運ばれる大騒動に。駆けつけた韓国警察は中国人8人のうち、5人を現行犯逮捕、残りの3人に対しては出国停止を命じた。<br />
</p>

「PCデポ」批判記事を書いたらハッキングされた!? 情報提供装うウイルスメールの恐怖

<p> 高齢者を相手に無駄に高額なサポート契約を結んでいた問題で大きな批判を受けているパソコン販売のPCデポ(ピーシーデポコーポレーション)に、一部記者たちが戦々恐々としている。聞けば「批判的な記事を書いた記者にハッキングの仕返しがされるというウワサがある」というのだ。</p>

<p>「あるネットニュース系の記者が率先してPCデポ問題を追及していたら、パソコンにウイルス入りのメールが届き、Yahoo!やTwitterなどのアカウントが次々と削除されたりする不正アクセス被害に遭ったと言っているんです。ウイルスメールはマスコミ関係者の名をかたったものだったそうですが、情報提供を装って添付ファイルを読み込ませたそうです」(週刊誌記者)</p>

まるで痴漢指南書? 9人刺傷の「東京サマーランド」を「エロいプール」と紹介する実話誌の存在

summer0912
東京サマーランド公式サイトより

 東京都あきる野市のレジャー施設「東京サマーランド」のプールで女性客が尻などを切られ、9人が負傷した事件で、狙われたのがいずれも18~24歳のビキニ姿の女性だったことに、捜査関係者から「性的欲求が動機」という指摘が出ているのだが、その中で「こういう雑誌も事件を誘発する可能性がある」として挙げられた雑誌があった。

「都内のプール 一番エロいのはどこだ!」

 まさに、プールを性的欲求を満たす視点で書かれた見出し。この記事はなんと事件のわずか5日前、8月16日に発売された実話誌に掲載されたもので、記者が問題のサマーランドほか、昭和記念公園レインボープール、よみうりランド、としまえん、京王プラザホテルの5カ所を利用し、まるでわいせつスポットのように伝えているのだ。

 問題の実話誌では、例えばとしまえんのプールでは、波に合わせて女性に触れるというような犯罪誘発的な内容まで書かれているのだ。サマーランドについては、大きな滑り台の「ウォータースライダー」で水着がズレる女性がいるとレポート。「ギャルもみなスライダーが目当て。これを攻めないなんて手はありません」と、“行動”を呼びかけている。

「まずは並び。必ず女の子の後ろに並びましょう。階段で並ぶ際、ギャルのお尻を顔の真ん前で見ることが出来ます。そしてエロ度が最高潮に達するのは滑る直前。水圧でおっぱいがポロリしないように、女の子は必ずビキニの位置を直します。ビキニの中に手を直接突っ込みカップをフィットさせる大胆な子までいました。あと数センチ背伸びして覗き込めば乳首が見えそう」(一部抜粋)

 プールでの女性へののぞき見行為は、東京都迷惑防止条例違反に当たる「公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させること」に該当している可能性があり、見方によっては犯罪の指南書とも思えてしまう。こんなものが全国のコンビニエンスストアや書店に並べば、痴漢目的でプールに訪れる人がいても、まったく不思議ではないだろう。

 実際に犯人がこれを読んでいたかどうかは定かではないが、記事はかなり扇情的で「派手な水着を着て、『いつでも私をズリネタにしてね』と言わんばかり」という記述もあり、捜査関係者もこれには「違った目的でプールを利用する人が増えるのは間違いないのではないか」と語っていた。

 東京サマーランドを管轄している福生署は、事件と記事との関連性については「今、捜査中なのでコメントできません」と返答し、雑誌の発行元に取材したところ「そのような話は聞いたことがありません」と、まったく問題視していないようだった。

 いずれにせよ、犯人が逮捕されていない現在、その動機は不明なままではあるが、名指しされた5カ所のプールでは、第2第3の犯罪が起きてもおかしくないという印象は拭えない。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

ダンス教室に来た女性を次々に「餌食」にしていた教師

※イメージ画像:Thinkstockより  いつの時代でもセレブと呼ばれる人々はいて、そうした優雅な階層を狙った犯罪も、時代をわたって散見する。  昭和8年といえば、日本が国際連盟を脱退したり、作家の小林多喜二が特高(特別高等警察)の拷問によって虐殺されるなど、暗い時代へと傾斜…

高知東生被告初公判に、暴力団関係者と謎のベトナム人集団「入手ルート証言確認のため?」

<p> 8月31日、元俳優の高知東生(本名・大崎丈二)被告と、交際相手の元タレント女性の五十川敦子被告の初公判が東京地裁で行われたが、報道陣からは「傍聴人に暴力団関係者や並び屋みたいな連中がいて、カオスだった」という話が聞かれた。</p>

<p> 6月24日に覚せい剤取締法違反(使用)などで逮捕された高知の初公判が行われたのは13時30分からだったが、その約2時間前の締め切りで行われた「傍聴抽選会」はわずか18席の一般傍聴席を求めて1,198人が並び、66倍の高倍率となった。</p>

<p> 行列の中にいた“ある男”を見て、一部報道陣がざわめいた。その男が、横浜の有力暴力団とかなり近い人物ではないかという指摘があったからだ。筆者はその人物を知らなかったが、聞いたところでは「以前、暴力団絡みの詐欺事件で逮捕歴があって、関係する飲食店経営者だとされたが、組員が有罪となった中で、こちらは不起訴になり、事件を報じたマスコミに『私が不起訴だったと大きく伝えろ』と抗議していた人物」だという。<br />
</p>

悲劇の妻ではない!? 高知東生被告の法廷証言で疑惑の目が向けられる、元妻・高島礼子

takashimatakachi0909.jpg

「どこのメディアも掘り下げませんが、おかしな話ですよ」

 そう語るのは週刊誌記者だ。覚せい剤取締法違反容疑および大麻取締法違反容疑で逮捕・起訴された元俳優で会社経営の高知東生被告と、ホステス・五十川敦子被告の初公判が、先月31日に東京地裁で開かれた。

 両被告とも「間違いありません」と起訴内容を認め、謝罪。冒頭陳述では高知被告が10代後半に外国人から勧められて大麻を試して、20歳を過ぎてからディスコで覚せい剤に手を染めたと明かした。

 五十川被告には、高知被告から「やってみないか」と誘ったという。これに前出記者は「高知被告の使用歴は相当。離婚した妻の高島礼子さんが、知らなかったとは思えない」と話す。

 高島は同被告と数年間の交際を経て、1999年に結婚。事件後に行った記者会見では、高知被告の覚せい剤使用について「まったく知らなかった」と述べていた。

 社会部記者は「高知被告の証言が事実ならば、高島さんと出会ったときには、すでに(違法薬物を)常用している。テンションがおかしかったり、変な汗をかいていたり、異変はわかりそうなものだが……」と話す。

 もっと言えば、高島は、夫の異変を見て見ぬフリしてきたのではないか?

「高島さんは、ジゴロ俳優の高知被告にベタボレ。異変を指摘して夫婦間でトラブルになるより、安穏とした生活を望んだのかもしれない。事実、高知被告逮捕の一報を聞いた彼女は“裏切られた”という怒りよりも、『私がちゃんとしていれば……』という自責の念に駆られていたそうです」(スポーツ紙記者)

 夫の薬物逮捕で“悲劇の女”と見られがちの高島だが、実際は、表に出せないことも多々あるようだ。

サブコンテンツ

このページの先頭へ