高知東生・五十川敦子両被告初公判、五十川父の異常な“親バカ”ぶりが明らかに
覚せい剤取締法違反(所持、使用)などの罪に問われた元俳優の高知東生被告と知人の元クラブホステス五十川敦子被告の初公判が8月31日、東京地裁で行われた。
公判では、高知被告が10代後半から大麻を、20代から覚せい剤を使用していたことが明らかに。高知被告は2006年に五十川被告と知人の誕生日パーティーで知り合い、遅くとも10年ごろから2人で月5~6回ほど使用を重ねる仲に。14年ごろ、高知被告が友人から薬物を入手できなくなると、代わりに五十川被告がインターネット上で見つけたという密売人から購入。代金はすべて高知被告が負担していたというが、情状証人として出廷した五十川被告の父親の発言に、思わず傍聴席からは失笑が漏れたという。
「五十川被告の父親は、横浜市内で歯科医を開業。歯科医師会の理事を務めていたほどの名士だったという。五十川被告は、自宅でも覚せい剤を使用していたというが、父親は五十川被告の部屋にも入ったことがないそうで、そのことについて恥ずかしげもなく『まったく知りませんでした』とキッパリ。保釈時の身元引受人になったというが、最近の生活にぶりについて『朝はきちんと起きて家事を手伝うし、夜もちゃんと寝てくれます』と、うれしそうに話した。おまけに、8年前には『仕事関係の人』と五十川被告に紹介され、高知被告とゴルフをしたことも認めていたし、証言を終えると高知被告に頭を下げていた。とても、娘の共犯者に対する態度とは思えない。社会的には大層な地位かもしれないが、娘が犯罪者となった今は、ただの親バカ」(公判を傍聴したフリーライター)
一方、高知は長年、元妻で女優の高島礼子の“ヒモ夫”と言われ続け、挙げ句の果てに逮捕。薬物使用と不倫が明らかになってしまったが、その背景に、高島の深すぎる愛情があったことは否定できるはずがない。
「結婚後、2人の“愛の巣”で2度窃盗事件があり、現金などが盗まれた。状況証拠からして、どう考えても高知被告が“クロ”。にもかかわらず、結局、犯人は捕まらなかった。結果、高島は高知被告に呼び出されれば駆けつけ、店の飲み代まで支払うようになってしまった。高島は情状証人として出廷する意向だったが、周囲に止められ、離婚後の資金援助も思いとどまった。いわば“妻バカ”が招いた結末」(女性誌記者)
公判は2人にそれぞれ、検察側から懲役2年が求刑され結審。15日に判決が言い渡されるが、これまでの生き方からして、しっかり更生できるかは、甚だ疑問だ。