「映画」の記事一覧(20 / 42ページ)
2016年2月10日 [06連載, 20パンドラ映画館, パンドラ映画館, 映画, 最新芸能ニュース]
<p> チキンナゲットを食べたら、ゾンビになっちゃった!? 中国の食品メーカーが消費期限切れの鶏肉を混入していたことから日本マクドナルドがチキンナゲットの販売を一時中止し、ケンタッキーフライドチキンが国産鶏肉に切り替えたのが2014年。その後も異物混入騒ぎや廃棄ビーフカツの横流し事件など加工食品への不信感が高まるニュースが後を絶たない。そんな中、ファストフード関係者が卒倒しかねない米国産のホラーコメディが公開される。『ロード・オブ・ザ・リング』(01)のフロド役で人気者になったイライジャ・ウッド主演&プロデュース作『ゾンビスクール!』がそれだ。学校給食のチキンナゲットを食べた子どもたちが次々とゾンビ化し、教師たちを喰いちぎるという過激な内容となっている。</p>

「学級崩壊、それは世界崩壊の序曲にすぎなかった!? モンスター化する生徒たち『ゾンビスクール!』」の続きを読む
2016年2月5日 [03カルチャー, 映画, 最新芸能ニュース]

(C) 2015 Twentieth Century Fox Film
今週取り上げる最新映画は、火星に取り残された探査隊員のサバイバルを描くSF作品と、2011年に他界したアップル創業者の実像に迫る伝記ドラマ。いずれも今年の第88回アカデミー賞(2月28日発表)に複数部門でノミネートされている傑作だ。
『オデッセイ』(2月5日公開、2D/3D上映)は、リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演のSF超大作。火星での有人探査中、探査船を倒しかねない大嵐に見舞われNASAの宇宙飛行士ワトニーが吹き飛ばされてしまう。死亡したと推測されるワトニーを残し、仲間たちは探査船を緊急発進させ、火星を去る。だが、負傷しながらも生きていたワトニーは、酸素も水も食料も乏しく、通信手段もない絶望的な状況で、4年後の次回探査まで生き延びようと決意。あらゆる手段を講じてゆく。
続きを読む

「火星にたった1人──前人未到のサバイバルをマット・デイモンが熱演! アカデミー賞ノミネート作『オデッセイ』」の続きを読む
2016年2月4日 [06連載, 20パンドラ映画館, パンドラ映画館, 映画, 最新芸能ニュース]
<p> もしかしたら自分のタイプかも。そう感じた異性とすれ違った瞬間に、ふといい匂いがすると間違いなく恋に陥る。天気のいい日に干した布団にゴロンと転がると、日なたの匂いが鼻孔をくすぐり、たまらなく幸せな気分に包まれる。匂いが人間の感情に与える影響はかなり大きい。『いいにおいのする映画』はその名のとおり、“におい”をテーマにした青春ファンタジーだ。かつてジョン・ウォーターズ監督が『ポリエステル』(81)の公開時に観客に“匂いカード”を配り、場面に合わせてカードをこするとスカンクや靴下の匂いがするというギミックを仕込んだが、低予算の本作はそういう趣向のものではないらしい。ミスiD2015年グランプリに輝いた次世代アイドル・金子理江の初主演作『いいにおいのする映画』は観客に大いなる謎を抱かせつつ幕を開く。<br />
</p>

「スクリーンから漂う初々しいフェロモンの香り! 嗅覚を心地よく刺激する『いいにおいのする映画』」の続きを読む
2016年1月31日 [00芸能, SMAP, TOKIO, ジャニーズ, 映画, 最新芸能ニュース, 清野菜名, 神木隆之介, 長瀬智也]

『神木隆之介のMaster's Cafe 達人たちの夢の叶えかた』(マガジンハウス)
新年から芸能界が沸きに沸いたSMAPの解散騒動。その余波はジャニーズ事務所所属のタレント全般に及び、1月18日の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に5人が生出演して謝罪するまでの間、ジャニタレが登場するイベントはどこもマスコミでごった返す事態となった。しかし、その騒動のおかげで難を逃れた者もいるという。
13日、TOKIO・長瀬智也が主演した映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』完成披露試写会でのこと。
続きを読む

「SMAP解散報道のおかげで“得”した俳優って誰!? 現場記者は「行くんじゃなかった」と恨み節」の続きを読む
2016年1月29日 [03カルチャー, 映画, 最新芸能ニュース]

(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
今週取り上げる最新映画は、売れっ子監督の中村義洋が久しぶりに手がけたホラーと、脇役専門の俳優が映画に舞台に恋に奮闘する姿を温かく描くコメディー。虚構と現実のあいまいな境界が独特の余韻を残す、印象的な邦画2作品だ(いずれも1月30日公開)。
『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』は、小説家・小野不由美の山本周五郎賞受賞作を、『アヒルと鴨のコインロッカー』(2006)、『予告犯』(15)の中村義洋監督が映画化した“実話風”ホラー。小説家の「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)から「住んでいる部屋で奇妙な音がする」と書かれた手紙が届く。2人が好奇心から調べると、そのマンションの過去の住人たちが転居先で自殺や殺人などを起こしていた。調査を進めるうち、土地に残る「穢(けが)れ」の存在が浮かび上がる。
続きを読む

「安田顕に魅了されること間違いなし!? 緩い笑いが心地いい『俳優 亀岡拓次』」の続きを読む
2016年1月28日 [06連載, 20パンドラ映画館, パンドラ映画館, 映画, 最新芸能ニュース]
<p> アンジェリーナ・ジョリーが撮った反日映画、原作には日本兵による人肉食についての記述がある、などと映画の完成前からネットや週刊誌上で過剰に騒がれた『不屈の男 アンブロークン』。ハリウッドの人気女優アンジェリーナの監督第2作として、米国では2014年12月に公開されたヒット作だが、映画を観ていない人たちによって“反日映画”の烙印が押され、日本での公開は見送られていた。米国ではユニバーサル映画として配給されたが、日本ではインディペンデント系の硬派な作品を扱うビターズ・エンドが配給することで米国での封切りから1年2か月遅れで日本でも上映されることになった。</p>

「アンジェリーナ・ジョリー監督作がついに公開! 実録戦争サバイバル『不屈の男 アンブロークン』」の続きを読む
2016年1月26日 [21インタビュー, インタビュー, 映画, 最新芸能ニュース]
<p> 米映画界の華やかな祭典・アカデミー賞の季節が近づいてきたが、2010年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ザ・コーヴ』(09)を覚えているだろうか? 古式捕鯨発祥の地として知られる和歌山県太地町で行なわれているイルカの追い込み漁の様子を米国人のルイ・シホヨス監督ら撮影クルーが隠し撮りしたものだが、日本での公開時には「反日を目的としたプロパガンダ映画だ」と上映を予定していた映画館に抗議の電話が殺到し、上映中止に追い込まれる騒ぎが起きた。あの騒動から6年、ひとりの日本人女性がまったくの独力と自己資金で『ザ・コーヴ』の反証映画を完成させた。その作品名は『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』。モントリオール世界映画祭には選ばれたが、日本国内の映画祭からは出品を断られたという気になる作品内容と、本作で監督デビューを果たした八木景子監督のコメントを届けよう。</p>

「アカデミー賞作品の反証ドキュメンタリーが公開! “反捕鯨”に潜む禁忌『ビハインド・ザ・コーヴ』」の続きを読む
2016年1月24日 [01芸能, AKB48, 前田敦子, 女優・俳優, 映画, 最新芸能ニュース]
※イメージ画像:『前田敦子の映画手帖』著:前田敦子/朝日新聞出版 元AKB48で女優の前田敦子(24)が、発売中の「映画秘宝」(洋泉社)で2015年の映画ベスト10を発表。その作品チョイスにファンが動揺する事態が起きている。 前田がベスト10の筆頭に選んだのは、昨年の大ヒッ…
「前田敦子の「ベスト映画」に賛否…一部ファンは「元アイドルなのに…」と動揺」の続きを読む
2016年1月22日 [03カルチャー, 映画, 最新芸能ニュース]

今週取り上げる最新映画は、超高層ビル間の綱渡りを体感する3D超大作と、ヘタレな若者が凄腕エージェントに覚醒するコミカルな快作。2作品のタイプは異なるが、映画らしい刺激と驚きに満ちた充実作だ(いずれも1月23日公開)。
『ザ・ウォーク』(2D/3D上映)は、『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994)の巨匠ロバート・ゼメキス監督が、米国の超高層ツインタワーの間を綱渡りしたフランス人大道芸人の実話をスリリングに描くドラマ。幼いころ綱渡りに魅了され、独学で技術を体得したあとサーカスで修業したプティ(ジョセフ・ゴードン=レビット)は、パリの大通りで芸を披露して日銭を稼いでいた。ある日、世界一の高さとなる米ニューヨークのワールドトレードセンターが完成間際だと知り、ツインタワーの間にワイヤーを張って歩くことを決意。協力する仲間たちを集め、現地入りして準備を整え、1974年8月7日を決行の日に定める。
続きを読む

「地上411メートルのスリルを3Dで再現! 名監督が描く“伝説の男”の素顔とは『ザ・ウォーク』」の続きを読む
2016年1月22日 [06連載, 20パンドラ映画館, パンドラ映画館, 映画, 最新芸能ニュース]
<p> 男は誰しも『男はつらいよ』の寅さんみたいな生き方に憧れる。渡り鳥のように町から町へ、村から村へと旅を続け、各地の祭りの風景の中に溶け込み、そしてマドンナとの出会いに胸をときめかす。一年中がハレの日続きで楽しくて仕方がない。たまに実家に帰ると「そんなヤクザな生活は辞めて、いい加減に地に足の着いた仕事に就きなさい」と小言を浴びるが、全国各地に寅さんが来るのを待っている人もいるので、そう簡単に辞めるわけにはいかないのだ。『俳優 亀岡拓次』の主人公もまた、寅さんと同じ系統の人種である。ロケ地からロケ地へと全国津々浦々を渡り歩き、監督が求めるままにカメラの前でホームレス、泥棒、ヤクザ、死体役をほいほいっと演じる。出演シーンはわずかでも、撮影現場の熱気が心地よい。出会っては別れ、また出会うというスタッフや共演者たちとの程よい距離感も好ましい。そして撮影終了後は地元の飲み屋街へと足を運び、気持ちよく酔っぱらう。たまに独身であることを侘しく思うが、今の生活を変える気にはなれない。暴力団排除条例が施行され、寅さんみたいなテキヤ稼業がままならなくなった現代社会において、俳優・亀岡拓次ことカメタクは寅さんの系譜を受け継ぐキャラクターだといえるだろう。</p>

「寅さんの系譜を現代に継ぐ、流れ者キャラの誕生──ロケ現場で様々な伝説を残す男『俳優 亀岡拓次』」の続きを読む