「映画」の記事一覧(42 / 42ページ)

市川由依の大胆濡れ場で話題沸騰中『海を感じる時』 行きずりの男とのSMプレイも……

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(c)2014「海を感じる時」製作委員会

 今週取り上げる最新映画は、スペースアドベンチャーにスーパーヒーローものの要素をミックスしたハリウッド製アクション大作と、30数年前に現役女子高生が多感な少女期の性を描いて「文学上の事件」と評された純文学の映像化作品。まるでタイプの異なる2本だが、どちらも70年代から80年代の雰囲気を伝えているというささやかな共通点もある(ともに公開中)。

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大嫌いな人間をぶっ殺してすっきりしませんか? DVD化未定の超・問題作『殺人ワークショップ』

<p> 殺人ワークショップへようこそ。人間誰しも「こいつ、殺してやりたい」「こんなヤツ、いない方が世の中のためだ」と思ったことが一度や二度はあるはず。格差社会、競争社会の中でストレスを強いられる現代人ならば、なおさらだろう。自分の中に芽生えた殺意をどう処理すればいいのか悩んでい</p>

特撮ヒーロー“中の人”の悲哀と不屈の精神 唐沢寿明主演『イン・ザ・ヒーロー』

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『イン・ザ・ヒーロー』(C)2014 Team REAL HERO

 今週取り上げる最新映画は、「アクション映画は若者だけのものじゃない!」とばかりに、タフな中年の主人公が派手な立ち回りと真の男気を見せてくれる2本。年相応に漂う哀愁もまた、作品の滋味として楽しみたい。

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CMが軍事独裁政権を倒した実録ドラマ『NO』。これは政治キャンペーンか、一種の洗脳なのか?

<p> 15年間に及ぶ恐怖政治に引導を渡した若き広告マンがいた。ガエル・ガルシア・ベルナル主演の『NO ノー』は、南米チリの独裁者アウグスト・ピノチェトによる軍事政権末期に行なわれた国民投票の裏側を描いた実録ドラマだ。1日わずか15分のテレビキャンペーンによって、ひとつの国の歴史が大きく動いていく様子を当時の資料映像や実</p>

小栗旬『ルパン三世』が好発進! ネットで「これはひどい」の大合唱も“続編”制作へ!?

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映画『ルパン三世』公式サイトより

 人気アニメを原作とした実写映画作品『ルパン三世』が先週末に全国公開され、初週2位の好スタートを切った。週末2日間の興行収入は4億4,412万円あまりで、7月に公開されたスタジオジブリの最新作『思い出のマーニー』を上回る出足。『マーニー』が7週目で30億円を突破していることから、『ルパン三世』の最終的な数字は、順調にいけば40億円に迫りそうだ。

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年間8本ペースで撮り続ける天才監督かく語りき。「ホン読みコンテなし。現場で奇跡の瞬間を収める」

<p> 夜ごとレンタルビデオ店に通う楽しみのひとつに、城定秀夫監督作品を探し出すことがある。日本アカデミー賞に呼ばれるような有名キャストは出てこないが、『デコトラ・ギャル奈美』(08)や『本当にあったエロい話』(09)などレンタルビデオ店の片隅に佇む城定作品には笑いとエロスがいっぱい詰まっている。そして見終わると、思わずホロッとしてしまう。「こんな低予算映画に、まさかグッとくるなんて……」と毎回のように城定作品には驚かされてしまう。ささくれた都市生活者の心をじんわりさせてくれる温かみがあるのだ。</p>

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