「韓国」の記事一覧(15 / 81ページ)
2016年9月27日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, インド, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(Photo By M M from Flickr )
韓国が、インド人に嫌われている事実が明らかになった。韓国「聨合ニュース」が伝えたアメリカ世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査結果によると、インド人の中で韓国に「好感を持っている」と答えたのは、わずか30%にすぎなかったという。インド人が「好感を持っている」と回答した割合は、アメリカ56%、日本44%。国際舞台で葛藤を見せている中国に対してさえ、31%の好感度だ。韓国はインド人にとって、中国よりも好感度が低い国という結果となった。
この結果を受けて、韓国ネット民たちは「カレー以外に興味がない」「こっちもインドに好感を持っていない」などと強がっているが、今回の調査結果は、それほど目新しいものでもなかっただろう。
なぜなら、アジア各国の韓国に対する好感度が低いのは、すでに周知の事実だからだ。
例えば、同センターは昨年9月、アジア太平洋地域10カ国の、日本、中国、インド、韓国に対する好感度について調査している。その結果を見ると、好感度は高い順に日本(71%)、中国(57%)、インド(51%)、韓国(47%)となった。
同調査の詳細を見てみよう。
韓国に好感度を示した国は、ベトナム(82%)が最高。続いて、フィリピン(68%)、オーストラリア(61%)、マレーシア(同)などの国が韓国を支持している。こう見ると、韓国の好感度もなかなか高いと思うかもしれないが、同じく日本に対する好感度を調べてみると、ベトナム(82%)、フィリピン(81%)、オーストラリア(80%)、マレーシア(84%)と、圧倒的な結果に。むしろ、日本に対するいいイメージが、韓国にまで影響しているのではないかと思えるほどだ。
実際に、日本をあまり好意的に見ていないパキスタン(48%)とインド(46%)は、韓国に対してパキスタン(15%)、インド(28%)と、さらに悪いイメージを持っている。
ちなみに、日本に対して最も強い嫌悪感を示したのは、中国(88%)で、次点は韓国(75%)だった。日本も両国に対しては、中国(91%)、韓国(79%)と、まったくいいイメージを持っていないので、お互いさまなのかもしれない。
韓国を嫌う国としては、ドイツが知られているが(参考記事)、今回の調査で“世界経済の成長動力”と呼ばれるほど注目を集めているインドにまで嫌われている現実が再度明らかになった。かの国に、現状を打開するすべはあるのだろうか?
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2016年9月26日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(足成より)
最近、「男性のみの入店禁止」をうたい文句にした歌舞伎町のイタリアンレストランが、SNSを中心に物議を醸す事態となった。この一件は、店側の謝罪と撤回によって鎮静化されたが、韓国では「入店お断り」を掲げるある場所に、一定以上の理解が示されている。
その場所とは、韓国の街中でよく目にするPC室(インターネット・カフェ)。入店禁止対象は小学生だ。もちろん「騒々しい」「子どもだけではトラブルに巻き込まれる可能性がある」という理由もあるが、一番の理由は最近、年齢制限のあるゲームをプレイしている子どもを警察に通報する、という遊びが利用客の間で大流行しているからだ。
事の発端は、あるインターネット掲示板の「小学生が18禁ゲームをプレイしていたから、警察に通報した」という書き込み。これを契機に、なぜか局所的なブームが起きている。
当然、通報を受けた警察は、出動せざるを得ない。この際に責任を負うのは、場所を提供したPC室だ。しかし、単なる娯楽施設にすぎないPC室側で厳格な年齢確認を行うのは難しい。年齢制限のあるゲームも、保護者のIDさえあれば、簡単にプレイできるからだ。その結果、罰金や営業停止処分を受けるPC室が増加しているというのだ。ある店舗では、たった1日の間に2~3回も警察が出動し、売り上げに甚大な被害を受けたという。この対策としてPC室が打ち出したのが、「小学生入店禁止」なのだ。
PC室側からすれば苦肉の策だったはずだが、この決定は多くの支持を集めている。あるPC室では、小・中学生の出入りを禁止して、専用駐車場や大型喫煙室を完備する“大人の空間”として売り出したところ、料金を1時間1,200ウォン(約120円)と、相場より25%以上高く設定しながらも、大好評を得る結果となった。
このように、さまざまなセールスポイントをアピールすることで、死中に活を求めようとするPC室だが、その展望は明るくない。実際、「2015年韓国ゲーム白書」によると、韓国PC室の総数は、全盛期だった2001年の2万3,548軒から、14年には1万3,146軒にまで減少したことも明かになった。
この件に関して、業界関係者たちは「無料Wi-Fiが使えるカフェと、オンラインゲーム市場の衰退」が原因と分析している。かつては“オンラインゲーム大国”と称された韓国の凋落がダイレクトに響いた結果となった。
韓国の街中から、PC室が消える日も近い?
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2016年9月25日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
「人様の大切な子ども」というメッセージ入りの制服
韓国の飲食店では最近、アルバイト店員を守るための、さまざまな工夫が見受けられる。
例えば、「人様の大切な子ども」というメッセージが背中に書かれたアルバイトの制服が、はやっているというのだ。これは、「あなたの子どもが大切であるように、私も私の両親にとって大切な子どもですよ」と、客にアピールするためのものだ。
また、ソウルのとあるカフェには「タメ口で注文すると、タメ口で対応します」という注意書きが登場。例えば、客がタメ口で「コーヒーひとつ」と注文すれば、アルバイトも客と同じくタメ口で「3,000ウォン(約270円)」などと対応するそうだ。ほかにも客に対し「アイスかホットか、きちんと伝えること」「店員からの挨拶に応じること」「タバコの火を消すこと」など、注文時のマナーが細かく案内されている。
日本人の感覚からすると、韓国の接客サービスのレベルは低い。しかし、それを上回るのが、客のマナーの悪さだ。
今年1月に韓国のアルバイト求人サイト「アルバモン」が発表した調査によると、アルバイト経験者が選ぶ“最悪の客”第1位は、「店内にゴミを放置して去っていく客」。第2位は「レジで、お金やクレジットカードをポイッと投げつける客」、第3位は「絶え間なくせかす客」だった。
ほかにも、アルバイトに向かって「スピードが遅い」「早くしろ!」と怒鳴ったりする客なども多いようだ。
前出の「人様の大切な子ども」制服を導入した飲食店の店長は、「いい年した客が、20代のバイトを奴隷のように扱うのを見て、胸が痛かった」と、その経緯を話している。
実際に、とあるデパートでは昨年、男性アルバイトによる駐車案内が気に入らなかった母娘が、彼にビンタを食らわせ、2時間近くひざまずかせた事件があった。また今年7月には、無理な要求でアルバイトを困らせた50代の女性が、挙げ句、花瓶を投げつけたことも。
こうしたストレスを日常的に受けるためか、若者の間では「最低賃金=最低労働」という認識も広がっている。アルバイトで最低賃金をしかもらえない以上、最低限の労働力・サービスを提供すればそれでいい、ということだ。ちなみに、韓国の最低賃金は自給6,030ウォン(約540円)。2017年には、なんとか7.3%上乗せされた6,470ウォン(約580円)になる予定だ。
「客は王様」「客はいつも正しい」という認識から、「店員も客もお互い尊重し合おう」という雰囲気に変わりつつある韓国。そうなれば、サービスの質も向上するだろうか?
「悪質な客からアルバイト店員を守れ! 店主が斬新なアイデアで対抗「目には目を……」」の続きを読む
2016年9月24日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 河鐘基, 社会, 韓国]
中国人観光客の被害に遭う、済州島の飲食店(世界日報より)
韓国随一のリゾート地として知られる済州島。済州島は、「泥棒とホームレス」がおらず、「大門」がなくても暮らせる平和な島という意味で、「三無の島」との愛称でも親しまれていた。ただ、そのような島に、変化が訪れようとしている。近年、中国人ら外国人による犯罪が急増。治安が悪化し始めているのだ。住民たちは「済州島が恐ろしいところになってしまった」と、不安を訴えている。
9月17日、済州市内のカトリック教会では、祈祷中の女性(61)が、中国人の男(51)に刃物で襲われ、死亡するという事件が発生した。この男は現場から逃走したが、約7時間後、警察に逮捕された。
なぜ、男は女性を襲ったのか? その理由は、思わず耳を疑いたくなるような、意味不明なものだった。
「教会に行くと、女性がひとりで祈りを捧げていた。昔、自分から逃げて行った前妻2人の姿がその女性と重なり、カッとなって犯行に及んだ」
同9日には、飲食店で、女性店主及び韓国人客が、中国人観光客8人に集団暴行を受ける事件も発生していた(参照記事)。中国人観光客たちは、飲食店によそで買った酒を持ち込み、酒盛りを始めようとしたのだが、それを制止した店主と居合わせた客に暴行を振るったというのだ。済州市内では現在、似たような事件が後を絶たない。
済州地方警察庁によると、済州地域の外国人犯罪者数は、2011年には121人だったが、15年には393人と、3倍以上に増えているという。今年は、7月の段階ですでにその数が347人となっており、増加傾向は著しい。
済州地域で外国人による犯罪が急増した背景としては、無査証(ビザなし)入国制度の施行がある。無査証で入国した外国人は、11年の15万3,662人から、15年には62万9,724人と、4倍以上に増加した。なお、今年事件を起こした外国人犯罪者347人のうち、約69%に当たる240人が中国人となっている。済州島を訪問する外国人観光客の大半、85%が中国人という統計もある。
済州島の住民からは「教会で殺人が起こるなんて……」「済州島が安心して暮らせない場所になりつつある」「外国人の入国制度を見直すべき」などと、困惑や怒りが噴出している。
(文=河鐘基)
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2016年9月23日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, エロ, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 韓国]
イメージ画像(Thinkstockより)
最近、韓国では、公務員やそれに準じる職業に就く者による下半身のトラブルが相次いでいる。
9月7日、元・通学バス運転手に、懲役6カ月執行猶予2年、社会奉仕活動120時間の判決が下された。
事件は昨年5月に起きた。小学校の通学バス運転手だった男は、当時11歳だった女子児童に対しわいせつな発言を繰り返し、挙げ句の果てには自身の携帯電話に保存されているエロ動画を見せた疑いで、児童福祉法違反で逮捕されたのだ。
年端もいかない少女へのセクハラに、ネット民は「純真な子どもの心を汚すなんて、信じられない」「もっとエスカレートしていたら、強姦事件が起きていたかもしれない」と、怒りをあらわにしている。さらに「動画を1人で楽しんでいたところ、女子児童が後部座席から勝手にのぞいただけ」という元運転手の言い訳には、「ゲスすぎる」といった侮蔑の意見も相次いだ。
また同21日には、全羅南道霊光(チョルラナムド・ヨングァン)郡庁に所属する公務員によるトホホな事件が起きた。この公務員男性がプライベートで楽しんでいた海外エロ動画が、業務上で担当した住民によって、公にされてしまったのだ。
その発覚方法も情けない。男性はカカオトークの自身のプロフィール画面に海外のエロ動画を貼り付けていたのだが、男性の名刺を受け取って連絡先に登録していた住民の友だちに自動追加されてしまった。それだけならよかったのだが、この住民は偶然にも動画をクリック。すると、大音量で男女の性行為が再生されてしまったのだ。
住民は「周辺に人がいなかったからよかったが、危うく大恥をかくところだった」と、男性の失態を非難。男性は事実関係を認めて動画を削除しているが、郡庁では男性の懲戒手続きの審議にまで発展しているという。また、仮にクビを免れたとしても、“エロ動画公務員”の汚名は、簡単には消えないだろう。
立場ある人間による性の不祥事は、まだまだある。女子児童の体を触りながら、わいせつな発言を行ったとして逮捕された小学校の野球コーチ、女性職員に対してスリーサイズを問い詰めたり、お尻や太ももを触るセクハラを行ったソウル地下鉄工事属幹部など、今月だけでも枚挙にいとまがない。
もう少し、モラルを持った行動をしてほしいものだ……。
「チャットアプリ「自動友だち登録」のワナ……プライベートで楽しんだエロ動画発覚で、韓国公務員がピンチ!」の続きを読む
2016年9月22日 [06連載, 21インタビュー, 43お騒がせ!東アジアニュース, インタビュー, 在日コリアン, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 河鐘基, 社会, 韓国]
<p> 先頃、「在日特権を許さない市民の会」(以下、在特会)の桜井誠元会長が、都知事選に出馬。11万4,171票を獲得しました。その得票数については、社会的にさまざまな反応があります。「恐ろしいヘイトスピーチを繰り返す人々に、そんなに票が集まったのか」、また「都民全体で見た時、やはりほんの一部の支持にとどまった」など、意見・分析も多種多様です。</p>
<p>「在日コリアンの若者は、現在の日本社会をどう見ているのか」<br />
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「「差別を言い訳にしたら“負け”」在日コリアン3世・ベンチャー企業代表(男性・34)の場合」の続きを読む
2016年9月21日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 河鐘基, 社会, 韓国]
<p> 韓国・全羅南道(チョルラナムド)にある島・小鹿島(ソロット)。小鹿のような形をしていることから、そう名付けられた島には、1990年代中盤まで、思わず目を覆いたくなるような残酷な歴史の痕跡が残っていたという。韓国のテレビ局・SBSは、島民などに聞き込み取材を敢行。その惨劇の全貌が明らかになった。</p>
<p> 現在、小鹿島の中央には車では近づくことができない「制限区域」があるのだが、その区域内に、木々に囲まれた、赤いレンガ造りの施設がひっそりと佇んでいる。施設内部には、手術台といくつかの棚、またボロボロになった担架が残っている。一見、廃病院のようにも見えるが、島民によれば、この施設は実際に「人間を解剖するために使われていた」という。同施設をめぐっては、島に古くから住む島民たちから、次のような証言も飛び出している。</p>
「ホルマリン漬けの死体が忽然と消えた? 韓国“ハンセン病の島”の残酷な歴史」の続きを読む
2016年9月20日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
<p> 今年1月、障害や病気を患って居場所を失った10人の労働者をタコ部屋に監禁し、昼夜を問わない過酷な労働を強いた事業者が韓国警察に摘発された。この事件は、「障害者の奴隷化」として大きな注目を集めたが、最近になって、より悪質な事件が明らかになった。</p>
<p> 9月12日、忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)の警察署は、3級知的障害者であるキムさん(42)を虐待したとして、60代の夫婦を逮捕した。</p>
<p> 2006年、夫婦は近所に暮らすキムさんの父親(後に、</p>
「約10年にわたり、賃金未払い&障害者手当てを着服! 韓国社会にはびこる「障害者の奴隷化」」の続きを読む
2016年9月19日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 中国, 事件, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
<p> 韓国内での中国人トラブルに、韓国人が頭を悩ませている。</p>
<p> 9月9日、中国人観光客が多く集まる済州島(チェジュド)で、8人の中国人が逮捕された。事の発端は、繁華街の飲食店に立ち寄った中国人たちが、よそで購入した酒を持ち込んで飲み始めたことだった。当然、営業妨害行為だと店主(53)が注意したのだが、くだんの中国人たちは逆上、暴れ始めたのだ。彼らの狼狽ぶりはすさまじく、店内には割れた酒瓶が散乱。店主は脳挫傷などの重傷を負い、止めに入った2人の韓国人客も打撲や切り傷を負って病院に運ばれる大騒動に。駆けつけた韓国警察は中国人8人のうち、5人を現行犯逮捕、残りの3人に対しては出国停止を命じた。<br />
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「逆ギレ乱闘、不衛生すぎるレストラン……韓国人を悩ませる「中国人トラブル」」の続きを読む
2016年9月15日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 慰安婦, 政治, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 韓国]
韓国の三大紙「東亜日報」のコラムが、韓国で物議を醸している。タイトルは「慰安婦被害者団体が“少女像”を撤去するなら」。昨年12月末に日韓で交わされた慰安婦合意について書かれたもので、チョン・ヨンウ客員論説委員が「少女像を撤去する“道徳的優越性”を見せなければならない」と論じたのだ。
同氏は、日韓慰安婦合意の争点について、「予想できたことだが、核心となる争点は、日本大使館前に建てられた少女像の撤去問題だ」と展開。続けて「今回の合意に満足している国民はいない」としながらも、「合意内容に不満があったとしても、それが去る4年間、韓日関係を破綻寸前にまで追い込んで、より大きな国益を犠牲にしてまで得た最善の結果だ」と論じた。
そして、「被害者関連団体がこれまでで日本に抗議の意思が十分に伝わったと宣言して、自発的に撤去することが、むしろ道徳的優越性を見せる、おおらかで感動的な行動になりえる」と主張した。
チョン氏の主張に、韓国の世論は敏感に反応。市民参加型ニュースサイト「OhmyNews」などは「慰安婦被害団体が少女像を撤去? 東亜は一体どこの国の新聞なのか」という露骨な見出しで、「私たちが少女像を進んで撤去したとして、はたして日本が歴史の負の遺産を永遠に背負うだろうか? 日本が心から謝罪して責任を負うとするのなら、被害対象国の領土にある慰霊碑の撤去を要求し、自国の教科書だけでなく海外の教科書に登場する慰安婦の痕跡を消そうと努力するだろうか?」と批判している。
またネット上でも、「日本との関係改善を望む人たちは経済的な理由なのだろうが、だからといって私たちの“霊魂”まで売ることはできないだろう」「理性的にはわかるが、感情的には受け入れられない記事だ」などといった声が上がっている。一方で、「少女像の意思は、すでに全世界に十分に伝達された」とチョン氏のコラムに同意する者もいた。意外に反対意見ばかりではないという印象だ。
韓国の大手メディアからも少女像撤去の話題が上がり、ますます議論が活発化しているわけだが、そんな中、ヨーロッパ初となる少女像がドイツに建てられることがわかった。ドイツのフライブルク市が「世界人権宣言記念日」の12月10日に合わせて、少女像を設置するという。この方針は、韓国・水原市のヨム・テヨン市長が提案したもので、フライブルク市が受け入れたものだ。韓国メディアによると、フライブルク市の国際交流部門の幹部は、少女像の建立に対して「日本を侮辱する意図はない。女性への暴力に反対する姿勢を明らかにするためのもの」と強調しているとか。
日本大使館前の少女像撤去の可能性がゼロではない様相になってきた矢先、また新たな少女像が建てられるとなれば、慰安婦問題解決はまだまだ先となりそうだ。
「韓国紙「少女像を撤去すべき」発言も、ヨーロッパで初の少女像建立 慰安婦問題は振り出しに……?」の続きを読む