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HIROは日本のジェイ・Z! 尾野真千子は結婚で関係者ヅラ!? エンタメ集団LDHの事業拡大化計画

【サイゾーpremiumより】

――EXILE、三代目J Soul Brothers、E-girlsなど、次々と人気アーティストを生み出し、日に日に芸能界での存在感が増しているHIRO主宰の芸能プロダクション「LDH」。その裏側を知る関係者たちが集い、ここ最近のLDH事情を語ってもらった。

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『ビビリ』(幻冬舎)

A:芸能事務所マネージャー
B:レコード会社スタッフ
C:音楽系出版社スタッフ

A 今年、Crystal KayがLDHに所属することになり、国内の“ブラックミュージック本格志向アーティスト”をLDHが抱え込み始めている、などという噂が出始めましたね。

B Crystal Kayが以前所属していた事務所は、彼女の名前だけでもっているような小さな事務所で、どうやら金銭面で揉めていたようです。LDH入りするまでは海外デビューをするとか色々言っていたんですが上手くいかず……、結局国内でひっそり制作活動をしていたという話も聞きました。

A とはいえ実力のあるシンガーだし、HIROさんはほっとけなかったんでしょうね。そういうところにもきちんと目を向けているLDHは目が高い。

C Crystal KayのLDH入りが決まると、エイベックスと契約しているラッパー、ANARCHYも所属するんじゃないかという噂が出ました。

B 10月から始まるLDH勢が総出演のドラマ『HiGH & LOW STORY OF S.W.O.R.D.』(日本テレビ系)にもかかわってますしね。

C 現在開催中の三代目J Soul Brothersのライブ中に告知映像が流れるアレですね。

B 派手な演出で、EXILEや三代目、劇団EXILEに所属するメンバーが大きなスクリーンに映し出されるんですが、ANARCHYのところだけ妙に客が静かになるんですよね(笑)。

C それは仕方ないんじゃないですかね、エグザイラーの皆様からしたら……知名度的にもまだまだですし。でも、本当にLDH入りが決まったら、ヤンキー的なルックスも含め、人気は出るでしょうね。

A ヤンキー的なルックスといえば、DOBERMAN INC(現・DOBERMAN INFINITY)も、HIROさんが“ルックスがLDHに釣り合い、実力も伴っているラッパー”ということで所属させたとか言われてましたよね。本格的なラッパーやシンガーを所属させることで“ダンスミュージック/ブラックミュージックのことならLDH”という看板を作りあげたいのでは?

C でも、いつの間にかDOBERMAN INCのメンバーは、その名のごとくLDHの飼い犬みたいになっちゃって、最近じゃINFINITYになってからの加入メンバーであるSWAYとKAZUKIしか話題になりませんが……。

B 変わり種では、大衆演劇界の“流し目王子”こと早乙女太一もLDHに所属になりましたよね。『HiGH & LOW STORY OF S.W.O.R.D.』にも出演するようですが、妻である西山茉希とのDV問題があっての起用だったとしたら……。

A それはまた違う意味の“ブラック”でしょ(笑)。

B そんなCrystal Kayの所属に引き続き、MISIAやJASMINE、JUJUなど、いわゆる“ブラック”ミュージック系シンガーにも目を向けているっていう噂もチラホラ……。

A それが現実のものとなったら、相当な弾数がそろうね。

C ちなみに今年3月に行われたPKCZ(※HIRO、DJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAからなるプロデュース・ユニット)のイベントには、アメリカの人気ラッパー、エイサップ・ロッキーが出演したことが話題になりましたよね。数曲のみのライブだったようですが、ギャラは400万円近くだったとか。エイサップにオファーを出す際にはHIROさんのことを〈日本のジェイ・Z〉的存在だと説明して口説いたらしいです。ジェイ・Zの嫁はビヨンセで、HIROさんの嫁は上戸彩。確かに境遇は似ているとはいえ……まあ、そのほうが説明しやすかったのかもしれませんけど(笑)。

B 日本のジェイ・Zか……あながち間違いではないかもしれませんね。

A LDHにまつわる夫婦といえば、7月末に女優の尾野真千子がLDHの専務・森博貴さんと結婚を発表しました。尾野は、連続ドラマ『名前をなくした女神』や『最高の離婚』(共にフジテレビ系)でEXILEの黒木啓司と共演してLDHとのつながりができ、森さんと知り合ったとも言われています。

B もともと森さんは父親が勤務する建設会社に就職したんですが、25歳頃に転職をして、LDHの会社となるモデル・プロダクション、株式会社スリーポイントを設立した。LDHに所属している佐田真由美とは昔から仲が良かったみたいで、最初に所属したのは佐田。HIROさんとつながったのは、ZOOの弟分のグループのメンバーに森さんの親友がいたから、と過去にインタビューで話していました。森さんは面倒見がよくて、地位が上になっても話し方はやわらかく、聞き上手。誰もが羨むイケメンというわけmではないが、女性から非常に好かれるタイプの男性です。

C 結婚後、尾野さんは早速LDH絡みのいろいろなライブ会場で姉御肌っぷりを見せているらしいですよ。もはや関係者ヅラで楽屋を出入りしているとか。

A LDHの体育会系のノリは、実はアクティブな尾野さんにぴったりとも言われてますからね。LDH恒例のレモンサワーの乾杯の音頭を取る日も近いかもしれません(笑)。

C そんな結婚報道の1カ月前の6月には、松本利夫(元・MATSU)、USA、MAKIDAIの3人が年内でEXILEを卒業することが発表されました。これはファンの若返りを図ったもので、最古参メンバーは若手の育成やダンスレッスンに力を注ぐといわれています。MAKIDAIは俳優業に力を入れると言われていたけど……実際のところ本人は俳優業に興味はないようです。ネットを中心に“大根役者”などの誹謗中傷がたくさんあったから、とかではなく、純粋に興味がないと聞いています。評価もついてくれば本人もやる気になったんでしょうが、映画やドラマの脚本やタイミングに恵まれなかった結果でしょうね。

A USAはダンス面で後輩から絶大な信頼を得ていて、間もなく40歳を迎えますがダンスのキレに衰えはないし、優秀な振付師として期待されているようです。

B ただ、3人の卒業は意外と話題になりませんでしたよね。同時期にAKIRAの主演ドラマのゴリ押しと低視聴率が話題を持って行かれたからでしょう。

C マイナスの報道ではありますが、そこにもEXILEのメンバーを絡ませてくるのも、うまいですよね(笑)。

B AKIRA主演の『HEAT』(フジテレビ系)は、第6話の視聴率が2.8%まで落ち込み、ゴールデン帯の連続ドラマで今世紀最低視聴率を記録した『夫のカノジョ』(TBS系)の3.0%を下回りました。オリジナル・メンバーが一気に3人も卒業するのに、ネットではAKIRAのドラマについてのネガティブな記事ばかりが飛び交うという。

A 普通、あれだけネガティブな報道がされれば、「いったいどんな内容のドラマなんだろう?」って視聴率が飛躍的にアップすることもあるんだけど……。

B 最新の第7話は3.1%と、0.3%上昇しました(笑)。

C ネットでは「視聴率爆上げキター!wwwww」と話題になりましたが(笑)。

A でも、LDHにとって『HEAT』低視聴率のネガティブ報道より、それ以上のとばっちりは、7月にあった坂井俊浩(元ZOO・CAPの愛称で知られている)容疑者の逮捕だろうね。HIROさんはZOO時代から坂井容疑者と懇意にしていて、解散後はDREAMS COME TRUEのプロデュースで、LUV DELUXEなるユニットを組みメジャー・デビューもしている。

B 7月3日に放送された音楽特番『THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ。』(日本テレビ系)でZOOを再結成し、「Choo Choo TRAIN」を披露したけど、HIROさんが出演しなかったことは、結果的に賢明な判断だったと言える。

C 実は、坂井容疑者の覚醒剤疑惑は数年前からささやかれていて、業界関係者も『やっぱりそうだったのか……』とうなずく人ばかりです。

B 実際に特番でも、生放送なのに司会者のトークをさえぎり、坂井容疑者が「一番前のめりなヤツらが何人かいないんで、また次回、こういう機会がもらえるんだったら、ぜひ一緒に踊ろうよ」と異様なテンションで捲し立てましたが、この“前のめりなヤツら”のひとりは、確実にHIROさんですからね。

C ネットのニュースでも坂井容疑者とHIROさんの間の蜜月関係が取り沙汰されましたが、テレビ局はその部分に関しては完全スルーでしたよね。ドラマや歌番組にLDH勢がたくさん出演しているので、ダメージは最小限に抑えておきたかったんでしょう。

A HIROさんをはじめ、元ZOOのメンバーにも坂井容疑者の薬物疑惑はよく知られた話だったようですよ。ZOOのボーカルのSATSUKIは、坂井容疑者の逮捕後、「馬鹿だろお前。呆れるわ」とツイートしていましたし。

B 坂井容疑者は人脈もあるし、なにより人がいい。LUV DELUXE解散後は、ドリカムのレーベル〈DCTgarden〉でプロデューサーとしても活躍していた。しかし、破天荒な性格が災いしてか、もしくは薬物使用を疑ったレーベル側が坂井容疑者を解雇したのではないかと、もっぱらの噂です。

A 聞いた話ですが、ZOOのメンバー同士はほぼ連絡を取っていなかったのに対し、HIROさんだけは坂井容疑者と連絡を取っていたらしい。いずれにしても、HIROさんの顔に泥を塗る結果を招いた坂井容疑者は業界に戻ってこられたとしても誰も手は差し伸べないでしょうね。

B いや、そこは二子玉盗撮報道の数時間前に田代まさしのインタビュー記事をアップしたサイゾーの出番でしょう(笑)。

A ウルトラCで、HIROさんがLDHで囲う可能性もあるかも。

C そんな時こそ、企業理念に「Love, Dream, Happiness」を掲げているLDHの本領発揮ですね。

「GHQが1週間で作った」の意味するところとは……?安倍首相も真っ青!?「押し付け憲法論」再考

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――安倍政権が推し進める安保法制問題で、集団的自衛権に関する解釈変更について違憲か合憲かが問われ、「日本国憲法」が大きなトピックとなっている。これまでも議論の対象となってきた、この日本国憲法に関する論点のひとつに、「日本国憲法は押し付けなのかどうか」という問題があるだろう。そこで、「日本国憲法がアメリカの押し付けなのかどうか」という問題をあらためて整理し、昨今の日本国憲法をめぐる諸問題をどう考えるべきかについて検討する!

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『安保関連法総批判――憲法学からの「平和安全」法制分析』(日本評論社)

 去る7月16日、衆議院本会議にて集団的自衛権の行使容認を盛り込んだ安全保障関連法案が可決、27日より審議の場は参議院へと移された。これにより、同法案は9月27日の今国会会期末までに成立する公算が高くなった。

 この安保法制の審議に対しては、大多数の憲法学者から「集団的自衛権の行使容認は日本国憲法第9条に違反している」との見解が示され、6月4日の衆院憲法審査会でも長谷部恭男氏、笹田栄司氏、小林節氏という3人の憲法学者が揃って「違憲」を表明し注目を集めた。

 憲法9条と自衛権をめぐる問題は、これまでもPKO協力法(92年)やテロ対策特別措置法(01年)、イラク支援特別措置法(03年)による自衛隊海外派遣の是非が問われるなど、幾度となく議論されてきた。しかしいずれも「解釈改憲」により、異論はあれど認められている。

 こうした解釈問題とセットで持ち上がるのが、憲法改正論議だ。要するに、憲法解釈で揉めるくらいなら、9条を改正し、自衛隊を正式に軍隊と認めてしまえというわけである。そして、改憲派がその論拠のひとつとして提示するのが、「押し付け憲法論」だ。

 これは、「日本国憲法は、占領下にアメリカを中心とする連合国軍総司令部(GHQ)によって約1週間で起草され、当時の政府に強制されたものである。よって、日本人自らの手で新たに憲法を作り直さなければならない」という主張だが、しかし、曲がりなりにも戦後日本の規範となってきた日本国憲法を、簡単に「押し付け」と断じてよいのだろうか……?

 憲法論議が熱を帯び、また70回目の終戦記念日を迎えたいま、本企画ではそのことをあらためて検証していくが、その前提知識として、まずは日本国憲法の制定過程を概説してみよう。

 まず、「押し付け」問題の起点は、45年8月14日に日本がポツダム宣言を受諾し、連合国に対して無条件降伏した時点に遡る。ポツダム宣言といえば、今年5月の党首討論で安倍首相が「つまびらかに読んでいない」と発言したことで注目を浴びたが、その内容は主に日本の軍国主義の一掃と民主主義の徹底。要は、降伏文書に調印した時点で、日本政府はそれを早急に具現化する義務を課されたわけだ。

 ところが、当時の日本政府の最大の関心事は「国体護持」、すなわち天皇制支配をいかに維持するかであり、日本を民主化する意味をあまり理解していなかった。そのため、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは日本占領開始後の10月11日、幣原喜重郎内閣に対して憲法改正を示唆する。これを受け、幣原は松本烝治国務大臣を委員長とする「憲法問題調査委員会」を設置、政府主導で憲法改正案の作成が開始されたのである。

 ここで留意すべきは、GHQは当初、憲法改正は日本政府が自主的に行うべきとの方針を示していたことだ。またこの時期、政府案とは別に、いくつかの民間草案も生まれている。なかでも、社会運動家の高野岩三郎と在野の憲法史研究者・鈴木安蔵を中心に結成された「憲法研究会」が12月26日に発表した「憲法草案要綱」では、国民主権や形式的な天皇制の構想などが盛り込まれており、GHQからも「民主主義的で、賛成できるものである」と高く評価され、後述するGHQ草案にも影響を与えたという。

 また同要綱は「国民は健康にして文化的水準の生活を営む権利を有す」という、現行憲法25条の生存権条項に受け継がれるような規定も明記。これをのちの帝国議会で社会党が支持したことで、新憲法に生存条項が採用されたのだ。

 つまり、押し付け憲法論に対しては、この民間草案の存在をもって「日本国憲法は、一から十までGHQの指示通りに作られたわけではない」「少なくとも25条は日本人の手によるものだ」といった反論も可能なのである。

 一方、翌46年2月に政府が完成させた憲法改正案(松本試案)は、ほとんど帝国憲法の焼き直しで、ポツダム宣言の内容をまったく満たしていなかった。もはや日本政府に民主的な憲法草案は望めないと判断したマッカーサーは2月3日、憲法改正の必須条件である「マッカーサー三原則」(象徴天皇制、戦争の放棄、封建制度の廃止)を柱に、同月10日までに、秘密裏に新憲法の仮案を作成するようGHQ民政局に指示。これこそが、改憲派が訴える「GHQによって1週間で作られた憲法」の根拠に当たる。

 かくして2月12日に通称「マッカーサー草案」と呼ばれるGHQ草案が完成し、翌13日、松本試案を突っぱねるかたちで日本政府へ手渡された。このときGHQは、政府がGHQ草案を日本国民に提示しなければ、マッカーサー自身の手でこの草案を国民に公表する用意があることも通告した。これはマッカーサーが、新憲法の最終的な判断権は日本“政府”にではなく、日本“国民”にあると考えていたからだといわれる。

 とはいえ日本政府からすれば自前の憲法草案が全否定されただけでなく、返す刀でGHQ草案を切り出されたわけで、このあたりが「押し付け論」の最大の論点になっている。しかし政府は結局、2月22日にGHQ草案の受け入れを決定し、3月6日、GHQ草案に沿った政府の「憲法改正草案要綱」が国民に示された。そして、4月10日に行われた戦後初の総選挙を経て誕生した第1次吉田茂内閣のもと、6月20日より帝国議会でこの政府草案が審議される運びとなった。

 かくして新憲法は、形式上は大日本帝国憲法改正手続きに従い、つまり帝国憲法との連続性を保ったまま、帝国議会による採択と天皇の裁可を経て、46年11月3日、ついに日本国憲法として公布され、翌47年5月3日に施行されたのである。

 以上が、日本国憲法制定過程の概略である。確かに改憲派のいうように、マッカーサーが松本試案を無視し、密室で作成したGHQ草案を日本政府に突き付けたという事実だけを取り出せば、「押し付け」に相当するのかもしれない。しかし一方で、GHQは民間草案も参考にし、新憲法は手続き上は帝国議会で審議されているのもまた事実なのだ。

 さて、こうした事実を踏まえたうえで、次ページから3人の識者にご登場願い、この「押し付け論」をどう見るかという点を軸に、戦後70年を経た日本国憲法のありようを分析していただこうと思う。憲法学者の古関彰一氏、日本政治外交史が専門の井上寿一氏、ノンフィクション作家の猪瀬直樹氏が語る“憲法観”とは、どのようなものなのだろうか?

(文/須藤 輝)

【参考文献】 古関彰一著『新憲法の誕生』(中公叢書)、柴山敏雄編著『日本国憲法は「押しつけられた」のか?』(学習の友社)、樋口陽一著『五訂 憲法入門』(勁草書房)、常岡[乗本]せつ子、C・ダグラス・スミス、鶴見俊輔著『新版 日本国憲法を読む』(柏書房)

“真剣交際”にファン失笑!違うモデルと二股疑惑も!? EXILE熱愛報道の裏事情

【サイゾーpremiereより】

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『24karats GOLD SOUL』(CD+DVD)

 EXILEのパフォーマーで俳優としても活動する黒木啓司(35)と、モデルの里海(29)が真剣交際をしていると8月18日付のスポーツ報知が報じた。しかしこの報道に対しては懐疑的な声が聞こえる。芸能記者の話。

「正直、誰?という感じですよね(笑)。一部ワイドショーでは大きく取り上げられたりもしていましたが、19人もいるEXILEのひとり一人の顔と名前が一致している視聴者なんてどれくらいいるのか疑問です。TAKAHIROやAKIRAならピンとくる人も多いでしょうが…。相手の里海も過去には巨人の坂本選手と交際していたりと恋多き女のようですが、一般的には無名のモデル。そんな大袈裟に報道するようなネタでもないでしょう」

 スポーツ報知の報道を受け、黒木の所属事務所LDHは「仲のいい友人の1人だとは聞いていますが、プライベートなことは本人に任せています」とコメントを出した。これは実質二人の交際を認める形に見えるが、EXILEのファンはまた違った見方をしているようだ。

「”真剣交際”なんて報道には笑ってしまいました。それまでも女遊びの噂が絶えなかったし、交際2年なんて言ってますけどつい最近別のモデルとのインスタ流出騒動がありましたから、一体どこが真剣なの?って(笑)」(EXILEファン)

 今年の3月、20歳前半の無名モデルのインスタグラムから黒木らしき人物と食事をする写真がアップされ、また同時にバスローブ姿の3人のモデルが黒木と、同じEXILEメンバーのNAOTO(31)と共に軽井沢旅行をしているかのような投稿もされ、ファンの間で大炎上したのである。

「写真に写りこんでた男の箸の持ち方が独特で、それでその手が啓司のものだとバレたんです(笑)。NAOTOと啓司は普段から仲が良く、よく行動を共にしているのはファンの間でも有名でしたが、このインスタ騒動以降は『軽井沢コンビ』なんて揶揄されてますね」(前出のファン)

 このように、女の噂が絶えないEXILEメンバーに”真剣交際”の報道があった背景にはどんな事情があるのか。前述の芸能記者が続ける。

「今年はEXILEのツアーや、事務所のタレント総出の映画企画など大きい仕事が目白押し。さらにEXILEはサントリーモルツのCMが、三代目JSBはグリコ・ポッキーのCM起用が決定しています。これまでにない大きなクライアントが付き始めて、一層スキャンダルには気をつけなくてはならなくなりました。女遊びが激しいイメージよりは一人の女性と”真剣に交際”しているイメージのほうがいいとみて、事務所側が報道操作をしたんじゃないですかね。実際LDH内では国内で写真を撮られないように、『遊びたいなら海外で遊べ』なんてお達しが出ているとの噂も。ただEXILEのファンも彼らの男性っぽいワイルドな魅力に惹かれているわけですから、多少のスキャンダルは致し方ない部分もあると思いますけどね」(前出の芸能記者)

 女性関係の不祥事を未然に防ぎたい事務所側の思惑とは反して、30代中心のメンバーはモテる盛りだろう。次にスキャンダルが飛び出るのは果たしてどのメンバーか……。

(編集部)

ゲイ雑誌「Badi」を「週刊プレイボーイ」のようにしたかった…テレビタレントになる前のマツコ・デラックスはいかに生きてきたのか?

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――マツコ・デラックスが、一体どんな道のりを経て今のポジションにいたったのか、テレビを見ているだけではあまりわからない。女装家・コラムニストとして世にデビューした直後から現在までのインタビューや執筆原稿から、彼女の人物像を分析し、今後の展開を予想する。

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 ある人は「新世代のバラエティスター」と呼び、ある人は「毒舌オカマ」と呼ぶ。「再び芸能人批評をやってほしい」と願う人あれば、「テレビに魂を売った」と言う人あり――。

 マツコ・デラックス。42歳、千葉県生まれ。数年前のプロフィールによれば、B180・W180・H180の体重140キロの巨漢、そして女装家である。現在、テレビのレギュラー番組は9本、雑誌連載は2本、CMは9本。押しも押されもしない、人気タレントだ。

 しかし、彼女がどのような道のりを経て現在のポジションにたどりついたのかは、テレビだけではあまりわからない。本人の口から断片的に語られることはあるが、毎回すべて観ている人でもない限り、それをつなぎあわせるのは至難の業だ。そこで今回、マツコ・デラックスを解体する本特集冒頭の本稿では、これまでのインタビューや著書など、紙媒体における発言をくまなく見ていくことで、その経歴と内面を探ってみようと思う。

 彼女が自身のセクシャリティに気づいたのは、小学生の時だと語られている。母親の口紅をこっそり塗ったり、学芸会で女装してワンマンショーを披露したりする中で、当時は「女性歌手になりたい」と思っていたという。だがむろんなれるわけもなく、そうした存在に憧れながら、高校3年生で初めての完全女装を経験した。

 彼女がメディアに関する仕事についたのは22歳の時だ。エロだけでなくカルチャーや社会的側面にも重きを置いたゲイ雑誌「Badi」(テラ出版)の編集者として働き出したのがきっかけになっている。ここで本名と男の姿を脱ぎ捨てて、マツコ・デラックスとしての自分を形成し始めた。最初は1年間も続かずに退社したが、ブランクを経て再び編集部に舞い戻る。「Badi」を黄金期の「週刊プレイボーイ」(集英社)のようにしたいという理想のもと、しゃかりきに働く日々が続いた。だが29歳の頃、自身の仕事に行き詰まりを感じ始め、同時に職場の人間関係に疲弊し、編集部を去る。ひとり暮らし先で半年引きこもった後、千葉の実家に出戻り。3年間、実家暮らしを続けた。だがこの期間に、現在に至るきっかけが生まれている。それが、作家・中村うさぎとの出会いだ。

 中村うさぎといえば、買い物依存にホスト通い、整形にデリヘル体験と、自身の欲望をグロテスクなまでに見つめて実行し、そのさまをつづる女性作家だ。その彼女が、ゲイである夫が読んでいた「Badi」で「面白い文章を書く人がいる」と目に留めて、新宿二丁目でマツコと邂逅。数日後、自身の対談本に出演してくれるようにオファーを出す。そこから“マツコ・デラックス”としてのメディアでの活動はスタートした。その後「週刊女性」に、芸能人批評を行うコメンテーターとして露出を重ねるようになり、コラムニストとしての風格が備わってゆく。

 この時期、彼女の人生に再び転機が訪れる。実家を追い出されたのだ。

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【加藤ミリヤ×峯田和伸】映画『ピース オブ ケイク』の主題歌は、黒と白が溶け合った絶妙なハーモニー。

「サイゾーpremium」より

――デビュー10周年を迎えた加藤ミリヤと、銀杏BOYZのメンバーとしても活動する峯田和伸が初共演で見せた〈愛〉の形。

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(写真/cherry chill will)

 ジョージ朝倉の原作マンガ『ピース オブ ケイク』(祥伝社)の実写版映画が9月5日から封切りとなる。ヒロイン役を多部未華子が演じ、恋人役は綾野剛。友人役には松坂桃李と木村文乃が配役ときたら、ありがちな純愛ラブロマンス……かと思いきや、主人公が劇中でに泥酔し、迫られた男性とは気の趣くままに情事に及ぶ――。そんなリアルな描写も含まれる、決して一筋縄ではいかない愛の形をテーマにした映画の主題歌を担当した、加藤ミリヤと峯田和伸による制作秘話をお届けしよう。

加藤ミリヤ 「監督を務めた田口トモロヲさんからご指名をいただいて、峯田さんと共演するのはどうか? とオファーされたことがきっかけでした。私はGOING STEADY時代から峯田さんのファンだったので、運命すら感じちゃいました」

峯田和伸 「ミリヤさんとはまったく接点がなかったんですけど、音楽以外の分野でも活躍していて、若い子たちへの影響力もハンパないじゃないですか。なので、もう、一緒に歌ったら絶対面白いと確信したわけですよ」

加藤ミリヤ 「私みたいな歌手、峯田さんは嫌いなんだろうなと思ってましたよ(笑)」

峯田和伸「そんなことないですよ。漠然とうまくいくって信じてましたから、僕。実際、一緒にレコーディングして、アイスコーヒーとミルクが溶け合うような色気、いやらしさが曲に出せたんじゃないかなって。でも、よくよく考えてみると、僕、ミリヤさんのこと、いまだになんにも知らないや」

加藤ミリヤ 「曲を作ることへのエネルギーを互いに放ち合いすぎちゃって……ほとんど普通の会話って、してませんね(笑)」

峯田和伸 「最近観た映画がウディ・アレンの『ブルージャスミン』って言ってたのは覚えてるけど……それくらいだな。でもね、それで十分なんですよ。情報は不必要で、互いの声を聞きつつ、曲として素晴らしい作品が出来上がれば、それ以上のぜいたくはありませんよ」

 余計な情報は不要で、互いに惹かれ合うという感覚は、多部未華子と綾野剛が恋に落ちていく映画本編にも通じる。それぞれ映画に対してはどのような感想を持ったのだろうか。

峯田和伸 「僕は映画にも出演させてもらっているんですが、とにかく原作がすごく面白かったので、『ピース オブ ケイク』の世界観を生身の人間が演じたら、いったいどうなるんだろうと思いましたけど、原作とはまた違う良さが出せたのかな、と思っています」

加藤ミリヤ 「多部さんが居酒屋で酔っ払っているシーンがあって、『本当に酔っているのかな』と思って観ていたんですけど、実際に飲みながらの撮影だったようで、そういったありのままの姿が印象的に残る映画。ほかにも、多部さんが男風呂に殴り込むシーンとか、実際はできないけど、本当はやってやりたい! という女子の願望を叶えているシーンは、見ていて気持ちがよかったですね(笑)」

峯田和伸 「綾野くんと多部さんが仕事先から帰るシーンがあるんですけど、その後ろ姿が心に残ってるなあ。ささやかなんだけど、映画で久しぶりにああいう素朴で普遍的なシーンを観たなって」

加藤ミリヤ 「どんな状況でもフィットする面白さがある映画ですよね。『私は今、誰と一緒にいたいのかな』って思わせてくれる」

峯田和伸 「好きな人と一緒に観に行くと心が痛くなる部分もあると思うけど。ひとりで観に行っても楽しいと思うんで」

加藤ミリヤ 「映画の主題歌って、本編のおまけみたいな感じになることが多いんですけど、今回の主題歌に関しては“蚊帳の外”という感覚はまったくなくって、私も一緒に映画を作り上げられた一員として参加できたように感じています。ひとりでも多くの方に観ていただきたい映画ですね」

(文/編集部)

加藤ミリヤ(かとう・みりや)
1988年、愛知県生まれ。04年に「Never let go/夜空」でデビュー。BUDDHA BRANDやUAなどの名作をサンプリングした楽曲で注目を集める。音楽活動のほかにも、自身のアパレルブランド「KAWI JAMELE」のデザイナーとしても活躍。

峯田和伸(みねた・かずのぶ)
1977年、山形県生まれ。96年にGOING STEADYとして音楽活動をスタート。03年の解散後、銀杏BOYZを結成。ミュージシャンとして活躍しながら、俳優業も並行している。

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「ピース オブ ケイク─愛を叫ぼう─feat.峯田和伸」
発売/ソニー 価格/1300円(税込) 9月2日発売


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『ピース オブ ケイク』
男性に言い寄られたら簡単に付き合う梅宮志乃(多部未華子)が、引っ越し先で新しいバイト先の店長・菅原京志郎(綾野剛)に出会い、恋人がいると知りながらも京志郎に惹かれていく──。監督:田口トモロヲ 脚本:向井康介 配給:ショウゲート 公開:9月5日(土)公式サイト:http://pieceofcake-movie.jp

天使もえは常にTバック!「女子として意識を高く保つためには、パンツにも気を使わなきゃいけないんです!」

──ナイスバディなグラビアタレントさんの下着や水着へのこだわりを拝聴し、げに理解しがたきオンナゴコロに迫りませう!!

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(写真/三浦太輔・go relax E more)

 初めてオトナの下着を身に着けるようになったのは、周りの友達よりもちょっと遅くて高校生の頃。当時付き合っていた彼氏と初めてそういう関係になったので、その直前に空気を察して下着も用意したんです。いざという時に、スポーツブラだとさすがにヤバイぞ! って焦ってました(笑)。その時に選んだのはベーシックな白い下着。まだ高校生だったし、あんまり積極的なものを買うのが恥ずかしかったので、純白の生地にちょっと花柄がついた下着を買ったんです。周到に準備をしたおかげで、彼氏との初エッチも無事に成功して一安心しました。

 ただ、その時に気づいたのが、男の人ってエッチするときにあんまり女性の下着を見ていないっていうこと。その人以外でも、今まで出会った男性のほとんどはすぐに脱がせようとするから、一生懸命下着選びを頑張った女子としてはすごく悲しいんです(笑)。

 だからその後からは、男の子が喜びそうな真っ白なものだけじゃなくて、もっと自分が好きな下着を着けるようになりましたね。以前は、黒い下着ばっかり愛用していたけれど、最近は女の子らしい服装に目覚めて、かわいらしいパステルカラーを選ぶようにしています。

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(写真/三浦太輔・go relax E more)

 今プライベートで持っている下着は20着くらいかな? 2カ月くらい前からエステサロンに通っていて、カップ数が上がったので総入れ替えをしたばかりなんです。筋肉のこりをほぐすと、おっぱいを前に寄せやすくなって、CやDだったカップ数がサイズアップするんですよ! そのサロンの先生から「自分が思っているよりもワンサイズ大きい下着を身に着けなさい」っていわれて。ピッタリとしたサイズのブラジャーを着けていると、おっぱいがそれ以上大きくなろうとしないみたい。現在、「天使もえEカップ化計画」を進行中なので、意識的にちょっと大きめの下着を着けるようにしています。

 早くおっぱいを大きくしてDカップを卒業したい!! まだサイズが変わっている最中なので、あまり値段の高い下着は買えないんです……。

 購入する下着は、だいたい5000~6000円のものが多いですね。そもそも、私にとって下着は消耗品。いつどこで見られても大丈夫なように、ほつれたら取り替えるようにしています。お店に行くと1万円を超える値段の下着もありますが、20歳になったばかりのコドモには、まだまだ着こなせない……。年齢を重ねるにつれて下着の好みも変わってきてるので、高い下着も着こなせるようになるのかな?

 デビューしてから今月でちょうど一年なんですが、本当にキレイな女優さんばっかりですよね。身の回りにいる女性を見ながらカラダのことやメイクのことをいっぱい勉強しています。それに伴って、普段から身に着ける下着も変化してきて、今では基本的にTバックしか着けないようになりました。Tバックは、気持ちもおしりも引き締まります。私自身、どんなことにも全力投球をしたいので、女子としての意識を高く保つためには、パンツもTバックじゃないといけないんです!

(構成/萩原雄太・かもめマシーン)
(ヘア&メイク/ISINO)

天使もえ(あまつか・もえ)
1994年、東京都出身。エスワン専属のAV女優。 「スカパー!アダルト放送大賞2015」新人女優賞および、 「DMMアダルトアワード2015」最優秀新人女優賞を受賞。また、佐倉絆・松岡ちなと共に「AVOPEN2015」のサポートガールを務める。

AV OPEN
日本に数あるAVメーカーが出品して、ナンバー1作 品を決める最大規模のAVの祭典。今回登場してくれた天使もえが佐倉絆・松岡ちなとともにイメージガールを務めている。昨年は、総勢75メーカー78作品が エントリーした。今年は、6月8日にすでに開催が宣言され、7月1日から全エントリー作品が公開された。9月1日から 全作品が発売となり、WEB投票が開始される。結果発表は11月中旬というロングスパンでの開催となる。まずは、公式サイトで動向をチェックだ!<http://www.av-open.jp/

日本最大規模のアダルトの祭典「AV OPEN」の開催でエロの伝道師【ケンドーコバヤシ】が、苦悩を語る!

――ユーザー投票により日本一のアダルトビデオを決める「AV OPEN」。メインサポーターに就任したケンドーコバヤシに、その見どころを聞いたところ、人間ドラマがあふれる祭典が繰り広げられるようだ。

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(写真/若原瑞昌・D-CORD)

「正直、痛しかゆしではあるんですよ……」

 苦い第一声だった。AV界における最大規模の祭典「AV OPEN」。本年度メインサポーターに任命されたのが、エロをこよなく愛する芸人、ケンドーコバヤシだ。名誉ある就任かと思いきや、なぜ?

「オフィシャルな仕事に携わることで、個人的に肩入れできない立場になりますからね。しばらくはジャンルも女優もばらけさせてDVDを買わないといけない。最近、咽喉カラカラにして汗だく系の企画見るのが好きなんです。その楽しみも封印と思うと……」

 悩めるケンコバは、昨年の「DMMアダルトアワード2014」にもプレゼンターとして参加。面白おかしく場をかき回す気持ちで挑んだところ、ファンも受賞者も涙を流す真剣さに衝撃を受け、襟を正したという。
「そう言いながらも、なんとか女優さんと出会えないかとケータリングの場所をうろついたり、1%の望みをかけてガラケーの赤外線を送りながら廊下歩いたんです。でも出番終わった出演者をスタッフがタクシーまで案内するぐらい導線がしっかりしていて、チャンスは皆無でしたね。そこでまた悟りましたよ、運営は本気だって。

 今年の展開? AVって女優さんの見た目、キャラ、ファイト内容、レーベルの色、監督の味、かなり細分化されているじゃないですか。だから正直、まったく読めません……僕がひそかに好きな“心機一転とまではいかない程度のプロ感が漂う、レーベル移籍したての女優の1本目”系作品が健闘するとうれしいですけど」

 かつて、エロネタに特化する芸人は「汚れ」と呼ばれ、メディアの中心からはじかれた。しかしケンコバは下ネタや猥談を朗々と語り、ただただスケベなローカル番組に出演しているにもかかわらず、全国区のゴールデンでも引っ張りだこ。好感度が下がらないばかりか、CMに起用されることも少なくない。エロに対する自主規制がきびしくなり、無頼の存在が駆逐されやすい中で、特異なタレントといえよう。

「スタンスは変わりませんね。若手の頃から、普通にコンパして生まれるエピソードよりも破壊力があるんで、風俗行った話も平気でしてました。でも風俗行くことや煙草吸う姿が世の中でタブー視されても、別に悪いことはしてませんから。法律の中で暴れさせたら、俺は一番ですよ!」

 かように順法闘争を主張するケンコバ。「実家はノーパンうどん屋」「本名は小林卍丸」など滔々とウソをつく印象も強いが、エロという一点においてまなざしは清らかだ。それは「いかがわしい場所をちゃんと取材してるのは、成田アキラさんと俺だけ」と豪語するように、労力と愛情を注いできた誇りがあるのだろう。

「こないだ海外ロケ行った時、『アダルトなエリアには行くな』と注意されても、『自己責任じゃい!』とスタッフ振り切って、ひとりでぶらついてきました。もちろん誰も見てませんよ。ただ、ここで引き下がったら、数少ない僕の支持者が『なんじゃい!』と落胆するかなと。ちっぽけなプライドですけどね」

 視線があろうと、己の“法”を貫き続ける。この侠気が人々を魅了し、エロを超えた奇跡の好感度を実現しているのだ。しかしその代償は小さくないよう。

「どうしても私生活は終わりますよね。たまに彼女ができると、最初は仕事だと納得してくれるんです。でも僕がテレビでスケベな話したり、周囲から『ケンコバの彼女=変態』という目で見られるうち、『やっぱりムリ』と去っていく。まさにエロ版『男はつらいよ』。くだらない世間ですよ……誰ですかこんな国にしたのは!」

 ひとしきり叫んだ後、「すいません。俺は結局ヌキたいだけなんです」。そう言い残すと煙草をもみ消し、AV女優と対談する現場へ颯爽と向かっていった。

(文/鈴木 工)

ケンドーコバヤシ
1972年、大阪府生まれ。ピンで活動するお笑い芸人。明らかにネタとわかる話を真剣に話したり、普通の話から強引に下ネタオチに持っていくといったトークで人気を博す。数々のテレビ番組に出演し、DVD作品も多数。

『AV OPEN』
日本に数あるAVメーカーが出品して、ナンバー1作品を決める最大規模のAVの祭典。昨年は、総勢75メーカー78作品がエントリーした。今年は、6月8日にすでに開催が宣言され、7月1日から全エントリー作品が公開、9月1日から全作品が発売となり、ウェブ投票が開始される。結果発表は11月中旬というロングスパンでの開催となる。まずは、公式サイトで動向をチェックだ!〈http://www.av-open.jp/

ラーメンズ・片桐仁と妄想工作家・乙幡啓子がオトナ版『できるかな』で本気の工作あそび!

「サイゾーpremium」より

――粘土作家としても活躍するラーメンズ片桐仁が妄想工作家・乙幡啓子とタッグを組んで仕掛ける「今まで見たことない工作番組」とは?

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(写真/永峰拓也)

 片桐仁といえば、“ラーメンズのモジャモジャのほう”としてお馴染みだ。一方で粘土作家としても活躍していることは、ファンの間ではよく知られている。そんな片桐仁が、妄想工作家・乙幡啓子とタッグを組んで送る異色の工作番組『また、つまらぬ物を作ってしまった』がDVD化された。本人いわく、大人版の『できるかな』。いったいどんないきさつで、企画が持ち上がったのだろうか?

片桐「粘土作品を作る番組をやりたいという気持ちはずっとあって、知人の放送作家と話をしていました。ただ、ひとりじゃ動きがない……ってことになって、一緒にできる人を探してたら、乙幡さんの名前が挙がったんです」

 妄想工作家・乙幡啓子。ニュースサイト「デイリーポータルZ」などでライター業をしながら、独自に発表していたアート雑貨が話題となり、現在は雑貨企画・制作プロジェクト「妄想工作所」の活動にも力を入れている。

乙幡「片桐さんがそんなにしっかりした考えで、この番組の企画を立ち上げたことを今初めて知りました。私は行きつけの飲み屋の常連が番組のプロデューサーの知り合いだったので、“飲み”の縁で声がかかっただけだと思ってた」

 番組は、視聴者から募った共通の「お題」が毎回2人に出され、作品を持ち寄るという大喜利スタイルで進められる。ユニークなのが、定点観測カメラで制作工程がすべて包み隠さず見られるところ。膨大な数の工具や塗料、聞いたこともない素材が次々に登場し、結構マジで勉強になる。

片桐「昔から、(粘土作品を)どういうふうに作ってるんですか? とよく聞かれていたんで、どうせなら見せちゃおう! って。失敗して機嫌が悪くなったり、子どもが僕の部屋に邪魔しに来たりする様子も全部映ってます。こんな工作ドキュメント番組、今まで絶対ないと思いますね」

 お題は、「冷蔵庫のプリンを自分以外に食べられなくする機械」「食べるのも畏れ多い『おにぎりケース』」など、ひとクセあるものばかり。さらに、それを打ち返す2人の“怪作”が妄想の迷宮に視聴者を誘う。

乙幡「片桐さんの作品は、とにかく作り込みがスゴイ。そして、絶対片桐さんにしかできないモノに仕上がってしまう(笑)。『プリン食べちゃダメイデン』とか『おにぎり型土偶』とか……」

片桐「いやいや、乙幡さんの作品もよく考えられてますよ。『御握携す大名』なんて、商品化されて、店頭に並んでるのが目に浮かびますもん。これ使ったら楽しいだろうなって。そこは市販の雑貨を作っているプロですよね」

 会話に紛れ込む脱力系の作品タイトルも気になるところ。その正体は、ぜひDVDで確かめていただきたい。また、作品に心地よい“毒”を添える、2人の息の合ったかけ合いも見逃せない。

片桐「乙幡さんはスナックのママみたいな雰囲気ですけど、もとは会社勤めしてたんでしたっけ?」

乙幡「そうです。バブル直後にマーケティング会社に就職して、夢もなく地味に働いていたんですけど30歳で辞めて、いろいろ仕事を転々として、今に至ります」

片桐「初めて聞きましたよ! この前の打ち上げでも、そんな話まったくしませんでしたよね」

 互いの素性なんて知らなくても、作品でつながり合えるのがアーティスト。最後に、今回のDVDの見どころを教えてください!

片桐「やはり最後のお題ですよね。作品がカブるという!」

乙幡「それ言っちゃダメじゃないですか?」

片桐「いや、いいですよ。僕が作品を出した瞬間の、現場の不穏な空気をお楽しみください!」

乙幡「このDVD、ヴィレッジ・ヴァンガードの店頭で流したらウケると思うんですけど」

片桐「確かに。ヴィレヴァンで何枚売れるかが勝負です!」

(文/丸茂アンテナ)

片桐 仁(かたぎり・じん)
1973年11月27日、埼玉県生まれ。多摩美術大学在学中に小林賢太郎とお笑いコントユニット「ラーメンズ」を結成。以降、舞台を中心に活躍。俳優、芸術家としてもマルチな才能を発揮している。99年からスタートした粘土作家としての活動は特に有名で、数々の個展も開催した。

乙幡啓子(おつはた・けいこ)
1970年9月21日、群馬県生まれ。妄想工作家。ライター。ニュースサイト「デイリーポータルZ」などで発表していた雑貨作品が話題に。雑貨企画・製作プロジェクト「妄想工作所」の代表として、自ら手がけた雑貨の販売も行っている。ホッケの開きを模したペンケース『ホッケース』などが有名。

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DVD-BOX『また、つまらぬ物を作ってしまった』
昨年9月よりNOTTVで放送していた工作バラエティが、未公開映像も盛り込んだDVD-BOXとしてパッケージ化。「大喜利+工作」という難題に苦戦しながらも、次々と画期的かつ斬新な作品を生み出していく。
発売/ポニーキャニオン 価格/6480円(税込)/発売中

女は自分の商品価値を定量的に確認したい生き物で、男はそれがわからない。髪を失ったラプンツェルの存在価値とは?

【「月刊サイゾー」立ち読みサイト「サイゾーpremium」より】

――サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が、映画、小説、マンガ、アニメなどフィクションをテキストに、超絶難解な乙女心を分析。

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『塔の上のラプンツェル』(DVD)

 今回は、特殊な能力のために塔の中に囚われてしまったお姫さまの物語、ディズニー・アニメ『塔の上のラプンツェル』をピックアップ!

※本文中にはネタバレがあります。

「美しすぎるプリンセス」こと、秋篠宮家の次女・佳子さまフィーバーが止まらない。この4月に撮影されたICU(国際基督教大学)入学式の際の一枚は、橋本環奈の“奇跡の一枚”を軽く超えていた。橋本が「千年に一人の逸材」なら、佳子さまはさしずめ「(神武天皇から数えれば)二千年に一人の逸材」。写真には「代表撮影」としかクレジットされていなかった、このカメラマンこそ紫綬褒章候補になっていただきたい。

 佳子さまがなぜそこまで愛されるのか。その魅力について、各紙・各誌はこぞって記事を作っている。たとえば、目下別件で話題沸騰中の香山リカ先生は、沸騰前にこんな分析をされていた。

「(略)ちょっとセクシーでやんちゃ、でも『安全圏内』。これが親世代に好まれるだけでなく、若年層の共感を得ている。今の若者は個性的すぎたり、主張が強すぎる人を敬遠します。与えられた環境に反発せず、その範囲で『ありのままの自分』をエンジョイするのが彼らの価値観だから」(毎日新聞 2015年4月7日)
 
「ありのままが最高に美しいプリンセス」が佳子さまなら、「ありのままの自分になりたいと歌ったプリンセス」はディズニーアニメ『アナと雪の女王』(14年公開)のエルサ(声:松たか子)である。が、今回あえて取り上げたいプリンセスは、その3年前に公開された、同じくディズニーアニメ『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルだ。

『塔の上のラプンツェル』のあらすじはこんな感じだ。

育ての親である美魔女なゴーテルに騙されて塔の上に軟禁されている髪の長~い少女ラプンツェルは、実は王国のプリンセス。ある時、泥棒の青年フリンの手引きで塔の外に出て、自由を謳歌する。ラプンツェルの髪に宿る不思議な力で若さを保っていたゴーテルは激怒、ラプンツェルを追跡するが……。

綾野剛の股間はモザイク多め…山岸舞彩はあわやカーセックス!?【秘】張り込み現場舞台裏

【「月刊サイゾー」立ち読みサイト「サイゾーpremium」より】

――売り上げ落ち込む紙メディアだが、「週刊文春」「FRIDAY」をはじめとした写真を押さえたスクープはいまだ健在。日夜、張り込み班のたゆまぬ努力によって、それらは生み出されているのだ。ここでは、そんな各種週刊誌の張り込み班記者が集まり、スクープ写真の現場について語った。

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『張り込み日記』(ナナロク社)

[参加者]
A…元週刊誌編集者
B…大手女性誌記者
C…写真誌カメラマン

A タレントや有名人の張り込みをして、スクープ写真をものにする「張り込み写真業界」なんて、数十人しかいない狭い世界だから……バレないかな?

B 身元がバレないように、お互い言葉を濁しつつやりましょう(苦笑)。

A まずは、苦労話からかな。普通の人は張り込み班の実態なんて全然知らないよね。俺らはタレントが出てくるまで30時間車の中で待っているなんていうこともザラだし、飲み会の最中でも、夜中に寝ていても、ネタ元からの電話は絶対に逃せない。その電話を取れるか取れないかだけで、1週間の仕事が決まるからね。

C 最近は張り込み班の「高齢化問題」が深刻になってきている。記者でもカメラマンでも30代ならまだ若手扱い。読者の年齢層も上がっているし、みんな老体に鞭を打って頑張ってるね。

B 彼らはスクープ写真が花盛りだったころからの人も多いから、イケイケだよ。普通、張り込みしているときは記者とカメラマンが2人でずっと一緒に動いているから、男女のペアだと、現場でデキちゃうこともあるよね。僕は残念ながら、そういうのはないけど……。

C あるカメラマンは、張り込みの現場でカーセックスするって有名(笑)。素行はひどいんだけれども、腕がいいから仕事がくるんだ。

B でも、張り込み写真の世界でも、うまいカメラマンと下手なカメラマンには大きな差があるね。うまい人は、しっかりとポジションを取って、芸能人がここを歩くだろうという読みを働かせつつ、誌面に載せたときのイメージも考えて写真を撮れる。熱愛スクープだからといって、写真ならどんなものでもいいわけじゃないんだ。しっかり顔が撮れているか、カメラに顔が向いているかは重要だから、タレントの行動が捉えられないカメラマンは話にならない。

A 張り込みは体力勝負だからね。熱愛写真も撮るのが大変だよね。みんなネタがないネタがないって、ぼやいてるよ。

C 特に最近は芸能事務所の教育が行き届いているせいか、タレントもなかなか隙を見せなくなってしまい、写真を撮るのも大変な世の中になった。彼らが住んでいるのも、セキュリティがガッチガチのタワーマンションばかりだから、ますますやりにくいよね。駐車場が地下にあったりすると、車から降りるところをキャッチするのも至難の業だ。

B かつては、車のナンバーさえわかれば、陸運局で照会して持ち主の名前を割り出せたけど、プライバシー保護の関係で6年くらい前からできなくなったのも、張り込み班にとっては痛い。別の取材とかでテレビ局に入ったら、誰かいないかできるだけチェックするし、街中でも芸能人が乗っていそうな車があれば観察をしてるよ。スモークを張った上にカーテンを引いている車は、ほぼ間違いなく何かあると思って見ている。

C 熱愛スクープだったら、とにかくツー(ツーショット)を撮らないと話にならなかった。ツーだったらすぐに載せられるけど、ピン(1人)なら、もう一週間様子を見てから、ということもしばしば。大物だったらピンの写真を集めただけでも記事にできるけど、タレントのバリューがないとピンでは厳しい。カメラマンとしては、ツーの写真が撮れた時の爽快感はたまらないね。

B そういう意味では、最近だと、北川景子とDAIGOが六本木の書店でキスをしている写真【1】はよかったね。あの書店は芸能人御用達として有名で、過去にも浅野忠信をはじめいろいろな人が写真を押さえられているから、必ずどこかの媒体が張り込んでいるんだ。写真を見たけど、あんなところでイチャイチャしてるなんて「撮ってください」と言っているようなものだよ。

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