スカトロAV撮影現場に、バイトしに行った話~放尿編~
年も明けて、新しい気持ちで生活を送りたいのに、あたしは金欠でひもじい毎日を送っていたキュウ。
あ~身も寒けりゃ財布も寒いキュウ。アァァ~~~死にたくなるキュウ~~~!!!
SALEで爆買いすることすらも許されない、この生活……ファッキュウ~~!
そんな最中、虫の知らせを感じとったかのように<ヌリ・ゲラー>からメールがあったキュウ。
みんな覚えてるキュウ? あたしが前にインタビューした天性のスカトロ男優。
40歳で上京してスカトロAV男優になる夢を叶えたドリームメーカー、ヌリ・ゲラー!
一体あたしに何の用キュウ?
メールを開封すると、バイトをしませんか? という内容だったキュウ。
ナイス! ヌリちゃん! あたし金欠で震えていたキュウ~~~なんでもするから金をくれキュウ~~!
「僕が男優として行くスカトロ撮影の現場で、監督と僕と女優さん、ヘアメイクさんだけの少人数体制で、監督もすごく優しい方です。そこで良かったら、しQさん、ADの様な感じでお手伝いしてもらえませんか? 現場の繋ぎを買ってきてもらったり、物の持ち運びだけで構いません。スカトロ撮影なので、ウンチの処理とかは僕と監督でやるので、しQさんには、もちろんさせません^ ^ 4時間程度の短い撮影で、取っ払いで1万円お渡しできます」
ヌリ・ゲラーからのメールということで察知はしていたが、まさかのスカトロ現場のお手伝いのバイトとは……! キュキュウ!
あたしウンチの話に抵抗はないものの、実際にウンチが便器以外のところに所在しているシチュエーションは皆無キュウ。
オイニーツーキーでゲロ吐いちゃったりしちゃわないキュウ?
心配事は山ほどあるけど、取っ払い1万円欲しいキュウ~~~!!!
4時間1万円って事は、時給2500円キュウ! これはおいしいキュウ!
和気藹々としたスカトロ撮影現場
OKの返信を出してから数日後、東京都心部のまさに中心地にあるビル内で撮影は決行されたキュウ。
一徹先生の潜入レポでシルクラボの撮影現場に行ったときも思ったけど、撮影スタジオって本当に「え?こんな所に!?」という場所にあるキュよなー。
今回も、ここキュウ? と探り探りビルの最高層に向かい扉を開くと、そこにはヌリ・ゲラーがいたキュウ。
ヌリの顔を見てホッとひと安心。
そして横には帽子を被った物腰柔らかそうなおじさんが立っていたキュウ。
「監督の○○さんです」とヌリが紹介してくれ、監督は「しQさんですね。ヌリさんのインタビュー読んで面白いと思っていたので、お会いできて嬉しいです」と言ってくれたキュウ。
あたしが書いたインタビューちゃんと読んでくれてる人がいるキュね……と、黙々とPCに向かって打っていた日々が報われた気がしたキュウ。さんキュウ~!
監督とヌリは撮影のための現場のセッティングがあるので、あたしが「繋ぎ」と呼ばれる飲み物や軽食を買いに行くことになったキュウ。
場違いなモノを買ってきちゃっても怖いから、ひとまず女優さんに要望聞くキュウ!
メイクルームをノックすると、ヘアメイクさんが女優さんにメイクをしている最中だったキュウ。
その横のベッドには衣装や小物が並べられていたキュウ。
女優さんは推定20代前半くらいの優しい雰囲気の可愛い素朴そうな女性で、メイクさんと和気藹々と話していたキュウ。
メイクさんもアラサーぐらいの普通の女性だったキュウ。
スカトロ現場って、もっと退廃的な雰囲気の中で撮影しているものと勝手に想像していたキュウ……。なんだか意外キュウ。
まず挨拶をして、買ってきてもらいたい物を聞くと、女優さんは「カフェオレ」と即答。
「カフェオレを飲むと出やすい(ウンチが)んですよー!」と明るく教えてくれたキュウ。
確かに今までカフェオレ飲んだ後に便のビッグウェーブが来た現象、あたしもあったキュな~なんて考えながらコンビニに向かったキュウ。
今後ウンチ出したいときはカフェオレ飲もうっと! 勉強になったキュウ。
4時間程度の撮影だから、買いすぎても良くないだろうし少なすぎてもあれだし、意外と難しい繋ぎ買い出しに頭を悩ませながら、ひとまず買って、またスタジオに戻ったキュウ。
カフェオレを女優さんに渡すべくメイクルームに入ると、女優さんは既に制服に着替えていて、髪の毛はボニーテール、結び目には赤い紐で結わいたリボン結びの飾りが。
キュキュウ……、この格好どこかで見たことある気がするキュウ……。ま、いっか。
「カフェオレありがとうございますー! スカトロ撮影の前日は、いつも食べるもの調整してるけど昨日は新年会で、なかなかそれができなくて~。でも、今のところいい感じなので、ちゃんと出そう~!」
明るく、こんな何処の馬の骨か分からないあたしにも話しかけてくれる女優さん。優しキュウ。
あたしが買ってきた繋ぎを大部屋のテーブルに並べていると、横から監督が甘栗を追加してきたキュウ。
あ、甘栗……???
キョトンとしていると、監督は甘栗食べると良いウンチが出るんですよ。と説明してくれたキュウ。
スカトロAV撮影のために、監督はお家からわざわざ甘栗を大量に持って来たり、女優さんは前日から食べ物調整をしたり……みんな努力をして良きウンチ出しに励んでいるキュね~~!
どんな業界でも仕事は甘くないもんだと実感したキュウ。
「しQさん、これが今日の台本です」
ヌリ・ゲラーが紙ペラ1枚を渡してきたキュウ。
そこには2016年に大ヒットしたアニメの名が。
女優さんの衣装を見た、あのとき感じた違和感は……これだったキュウ……!!
まさかスカトロ作品であの大ヒットアニメをパロディーにするとは……取り入れるのも早いキュウ……!
ニコニコしてる監督のおじさん、強者じゃねぇかキュウ……。
台本を読むと、こんなストーリーが書かれていたキュウ。
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ヌリ・ゲラー演じる男は、アニメを観に行った後に自宅で酒を飲みながら映画のことを思い出す。
僕が女の子と身体が入れ替わったら、胸を触るよりもウンチと触れ合いたいなぁ…と思いを馳せながら飲んでいる。
すると、女の子がベッドで寝ている画に変わり、目覚ましが鳴る。
目を覚ますと、自分の身体に驚いている。
身体が入れ替わって、なんと女の子になっているのだ。
せっかく女の子になったのだから、オシッコとウンチが見たい!と思った男は、ウンチ出しの為におにぎりを食べる。
そして、オシッコをし、ウンチをして喜ぶ。
制服姿の身体にウンチを塗り堪能していると、急に男に戻ってしまう。
だが、ウンチを塗りかけの状態は変わっていないので、ウンチはあの女の子のウンチのままだと喜び、そのままウンチを塗り続ける。
あの女の子は一体誰だったんだろう…と思い、手の平に乗っているウンチに「君の名は…?」と問う男。
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うん、ポップな内容の作品だったキュウ……!
なんかエロというよりも、むしろコントに近い気がしないでもないキュウ。
照明がセッティングされた場所にヌリ・ゲラーが立ち、まずはヌリの一人芝居から撮影スタート!
酒を飲む男のシーンをサクッと撮り終わると、ベッドルームに場所をチェンジして女優さんの撮影に入るというキュウ。
あたしは照明の移動などを手伝い、ベッドルームで場のセッティングをしたキュウ。
準備が整うと女優さんが入り、今から撮るシーンの確認を監督とする。
まずはベッドから起き上がるシーン、キュウ。
「目覚まし時計の音は、編集で入れるので鳴った合図出したら起きてくださいー」と監督。
そんな方法があるキュのね!
目覚ましで起きて、女になっているのをちゃんと確認すべく鏡の前へ。
心は男のままだから、荒い口調で喜ぶ女優さん。
さすが、演技が上手いキュウ~~!
あたしだったら、女に入れ替わった男の役なんて棒読みで表現しきれないキュウ。
すんなりOKが出て、次のシーンへ。
サクサクと撮影は進み、急加速でウンチシーンまで近づいているキュウ。
もう放尿シーンを撮れる段階まで来たので、尿意があるかの確認をする。
「大丈夫ですー!」と軽く返事をする女優さん、男前キュウ!
「では……」と、あたしはペットシーツを渡されたキュウ。
ペットシーツ?? キュキュウ???
オシッコを出した後の掃除が大変だからと、床にペットシーツを数枚広げ、ペットシーツにオシッコを含ませ、終わったら即そのまま捨てられるからだという。
キュウ~~~! そういうことキュウ!
これも知恵ってやつキュウ。
あたしは床にペットシーツを敷き、これからされる放尿に備えて少し遠ざかったキュウ(オシッコかかりたくない精神)
シーンがスタートすると、オシッコは即、円弧を描いて放たれたキュウ。
あたしは経験がないから分からないけど、オシッコをトイレ以外の場所でしようとしても、なかなか出ないものキュよね?
オシッコはトイレでするものって身体に染み付いてるから、溜まっていても出ないって聞くキュウ。
即放尿できるのも、これもロープーのなせる技キュね!
オシッコのシーンが終わり、監督とヌリがペットシーツを片し始めたんだけど、あたし気が引けて出遅れたキュウ……。
あたしも片付けなきゃいけないんだろうけど、オシッコでビチャビチャって想像しただけで、ちょっと引いてしまったキュウ……。
そんな様子を見てか、ヌリは「しQさん、いいですよ! 自分たちで、こういうのはやるんで^ ^」と優しい言葉をかけてくれたキュウ。
ウンチじゃなくてオシッコすらも片せないあたしの不甲斐なさに情けなくなったキュウ……。すまんキュウ~。
その後、新しいペットシーツを敷き、あとはウンチのシーンを撮るのみキュウ!
ウンチの様子を確認すると、女優さんが「もうすぐで出そうなんですけど、ん~ちょっと待ってください!」と言う。
じゃ、少し休憩しましょうか、と監督が提案し、大部屋で飲んだり甘栗食べたり、みんなで談笑したキュウ。
そうこうしているうちに、「あ、いけそうかもです…!」と女優さんがGOのサインを出したので、とりあえずチャレンジしてみよう!ということで撮影場所に戻り、カメラを回し撮影スタート。
あたしはオシッコのときよりも遠ざかった位置でドキドキしながら眺めていたキュウ。
<つづキュウ!>