「俺には手届かねえから」ファンの夢全否定も許されてしまう別格アイドル・中居正広
同番組MCの中居は、ゲストである伊勢谷友介(39)とともに「結婚できない」ことについてトークを繰り広げた。ともに独身で、結婚に向いていないと自覚しているという2人。伊勢谷は「(いつか結婚したら)夫婦で一緒に住む家を作るって考えてたのに、それを一人で作ってしまった」そうだ。他のゲストにも結婚願望の有無などが聞かれる中、柳原可奈子(29)が「(中居のような独身芸能人が)『結婚したくない』みたいなことをテレビで言わないでほしいんですよ」「(ファンは)もしかしたら中居さんと(結婚)できるかもしれないと思って見ているわけですから」と言い出した。
すると中居は、ジョークなのか本音を吐露したのか、“ファンとの結婚の可能性”を完全否定した。
「(俺は)雲の上の人間じゃん?」
「お前らにとって、マジの話、どんなに地球がひっくり返っても俺には手届かねえから」
「夢でもねえから。夢にも出ねえから!」
放送終了後、Twitterでは中居の発言に対して「天狗じゃん」との否定的な声もあったが、一方では「はっきり言うことも大事」「ここまで言ってくれるのは逆に優しい」とポジティブな意見も意外に多い。
アイドルという存在は男女の別なくファンに夢を与えてナンボというところがある。私生活では毎晩のように女をはべらせていたとしても、メディアではそんな素振りは一切見せずに、ファンに笑顔を向け仕事に一途な振る舞いをするのがプロ・アイドルだという共通認識があるだろう。
そんなアイドルの第一線を20年以上走り続けてきた中居だが、いわゆる王子様キャラをウリにしているわけではない。喋れる、仕切れる、踊れる、抑揚のある演技もできる(そして音痴)マルチタレントであり、40歳を過ぎた最近は“結婚できない男”キャラを全面に出している。タダでさえ「結婚なんてありえない」と公言している中居だから、「ましてファンとの結婚なんて絶対ない!」と言い放ってもギャップがなく、すんなり受け入れられるのだろう。キャラ設定の強化である。そして長く応援している根強いファンであればあるほど、今回の発言にも「中居くんはそういうキャラだからね~」と納得するのであろう。これが若手ジャニーズタレントの発言だとしたら大バッシングが起こっていただろうが、中居の場合は許される。アイドルとして違うステージに立っているという証だ。
(ルイコスタ松岡)