「老害の接待番組」再び! 『クラブW杯』中継、明石家さんまの無意味な大暴れに非難の嵐
日テレの接待なの?
20日、『FIFA クラブワールドカップジャパン2015決勝』(日本テレビ系)が行われた。試合はスペインのFCバルセロナのメッシ・スアレス・ネイマールの“MSN”トリオが、アルゼンチンのリバープレートを圧倒。3-0で史上最多となる3度目の優勝を果たした。
平均視聴率は14.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、それなりの成功といえる結果だったのかもしれないが、多くのサッカーファンがこの番組に“またしても”激怒してしまったようだ。
番組には、コメンテーターとして川崎フロンターレの中村憲剛選手、FC東京の森重真人選手、INAC神戸レオネッサの澤穂希選手、そして“なぜか”芸人の明石家さんまが出演し、MCを務めるNEWSの手越祐也とともにトークしたのだが……。
「試合終了後、さんまは『予想通り過ぎて退屈な試合』とバッサリ。スター軍団が実力どおりの強さを見せた試合で、迫力十分だったんですがね。手越としても困ったのでしょうか、他の選手たちに話を振ったんです。ところがさんまは『俺の時間は?』としゃべり足りない様子。他にも、先日引退発表した澤選手は過去、メッシがFIFAバロンドールを受賞した同年に女子MVPを受賞した経歴があるということで、『メッシの結石もらってきて』とキツめのジョークも飛ばしました。純粋にサッカーを楽しみたいファンは、あ然としたでしょうね」(芸能記者)
4年前、同じく優勝したバルセロナのメッシに「老後はどうするのか」などと試合とまったく関係ない質問をしたことでメッシ本人が激怒し、世界中からバッシングを浴びたさんまだが、特に気にはしていなかった模様。ネット上では「引っ込め」「知ったかぶり多い」「バラエティだけにしてくれ」とブーイングが殺到。「老害の接待番組」という辛らつなコメントまであった。
「さんまに対する批判も多いですが、同様にキャスティングした日本テレビへの非難も多かった印象です。スポーツに芸人を絡めるのは野球のオールスターなどでも時折目にしますが、称賛されるパターンはほとんどありません。スポーツを楽しみたい視聴者にとっては、ウケを狙って試合とは関係のない話題をバンバン話す芸人など微塵も求めていないんです。今回は選手たちを不快にさせるようなことはなかったですが、テレビを見ていた人にとっては『悪夢再び』でしたね」(同)
さんまが出たから視聴率が取れた、ということでは決してないだろう。純粋なスポーツだけの番組にすれば、こんな批判もないと思うのだが……。