『ドラゴンボールZ』新作映画は流血シーンを抑えてる!? NHKが取り上げた日本アニメの海外戦略
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
2月23日に放送された『クローズアップ現代』(NHK)では、「逆襲なるか 日本アニメ ~海外輸出・新戦略の行方~」として、日本アニメの海外進出とその戦略について特集していた。その戦略とは、表現においては「アニメの標準化と現地化」、ビジネスにおいては「海外へのネット配信の強化」。番組を下地に、改めてこれらのテーマを振り返ってみよう。海外輸出を視野に入れた“標準化”の例として挙げられた『ドラゴンボールZ 復活の「F」』公式サイトより。
まず、海外戦略が注目を集める背景には、“日本のアニメが海外で人気”と言われてから久しいものの、アニメ製作企業の海外売上が右肩下がりとなっている現状がある。この海外売上(推定)は2005年の313億円をピークに、2013年には169億円まで減少(日本動画協会調べ)。その理由について、番組に登場した電通コンサルティング・シニアディレクターの森祐治氏は、日本の映像作品全体での売上低迷を指摘する。