なぜ?20代女子に蔓延する“専業主婦幻想”その実態はリスクだらけ!
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
『専業主婦になりたい女たち』(白河桃子/ポプラ社)
「女性の活用」と言いながら、衆議院の解散で「女性活躍推進法案」をあっさり廃案にした安倍晋三首相。もともと本気でやる気などないことは、第二次安倍内閣の側近や閣僚の発言(詳しくは過去記事参照)を紐解けば必然だったが、その一方で女性の貧困の深刻化など、問題は何ひとつ解決されないままだ。
経済成長のためには女性の雇用の拡大が必要と言われるなか、しかし20代女性たちは逆をいく。「夢は専業主婦」、そう答える20代女性が増えているのだ。たとえば、2012年の博報堂生活総合研究所の調査によれば、20代女性の3人に1人が専業主婦になりたいと回答。だが、なぜこの時代に彼女たちは専業主婦を望むのだろうか。
先日発売された『専業主婦になりたい女たち』(白河桃子/ポプラ社)によれば、専業主婦願望の強さの前提としてあるのは、「働くことは当たり前」と感じている女性の少なさだ。