ろくでなし子どころではない? 日本人は古代から「わいせつ」だった!
【不思議サイトトカナより】
アーティストのろくでなし子氏による、女性器をモチーフにした作品を巡って、「わいせつ」の定義を問う論議が巻き起こったのは記憶に新しい。だが、現代に伝わる過去の日本の創作物を見ると、考古学的には女性器を表現した器物は珍しいものではない。
代表的なところでは、縄文時代に作られた土偶だ。土をこねて焼いた人形で種類は豊富にあるが、原則的に土偶は女性をモチーフにしている。しかも、その造形から多くは妊婦を形作っていると考えられている。推測の域は出ないものの、出生率が低いうえに、出産の成功率も不安定だった縄文時代において、妊婦は特別な存在であったのだろう。