不正アクセス被害は補償されない場合も!? パスワード流用が招く、こわ~いネットトラブル
4月中旬、ネットバンキングの不正送金事件に絡み警視庁が押収した中継サーバーから、IDとパスワードなどのアカウント情報が506万件発見された。犯人は、どこからかアカウントリストを入手し、ネットバンクに不正アタックしたのだ。
今回の流出リストにはIDとパスワードに加え、名前や生年月日、電話番号、クレジットカード情報も記載されていた。さらに、この手の巨大流出は海外というケースが多かったのだが、今回はほとんどが日本人のアカウントだった。そのため、日本のショッピングサイトやネットバンキングに、効率的に不正アクセスできたのだ。不正アクセスには、アカウントリストから自動的に次々とログインにチャレンジするハッキングツールが利用される。押収された中継サーバーにも、このツールが入っていたとのこと。