嵐、『スマスマ』枠で新番組スタート!? SMAP冠番組終了でテレビ界大激変
分裂・解散報道に揺れるSMAPだが、13日付の「日刊スポーツ」は、冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)が打ち切り危機にあると報じた。メンバーの分裂が決定的と報じられる中、確かに番組継続は難しいだろうが、その後釜には、嵐をはじめとするジャニーズ事務所タレントが納まる可能性が高いという。
かねてからジャニーズ事務所では、派閥問題が表面化していた。今回の騒動の中心人物であるSMAPチーフマネジャー・飯島三智氏は、ほかにもKis‐My‐Ft2、山下智久らのマネジメントを手掛け、一方、メリー副社長の長女である藤島ジュリー景子氏は嵐やTOKIO、V6らを担当。各グループは「飯島派」「ジュリー派」に分けられ、双方の共演はおろか、同時間帯に別の番組に出ることさえもタブーとされていた。
「テレビ界では常識ですが、ジャニーズ事務所の所属タレントが出演する番組のプロデューサーは、それぞれ必ず飯島派かジュリー派かに分けられていました。ジュリー派は『J1』、飯島派は『J2』と呼ばれ、例えば同じプロデューサーがSMAPと嵐の番組を手掛けることは不可能なんです。これは民放に限ったことではなく、NHKも同様のルールが存在していました」(テレビ局編成スタッフ)
同じ事務所にもかかわらず、このようなルールがあるのは“異例”のことだが、飯島氏が来月退社となれば、この制度は全て崩壊するという。
「現在、飯島派のタレントが出演する番組枠は、終了後、必然的にジャニーズのものになる。つまり、『スマスマ』をはじめとした10本以上のSMAP名義の番組は、今後、残留予定の木村拓哉だけでなく、嵐やTOKIO、V6ほか、ジュリー派に吸収されたキスマイ、山下の番組になる可能性さえあります。『スマスマ』終了後、同じ枠で嵐のバラエティがスタートということも大いにあるわけです」(同)
さらにこの派閥分けは、CM業界にも浸透していたようだ。
「電通など大手広告代理店でも、やはり社員は飯島派とジュリー派に分けられているんです。これはジャニーズ事務所への単なる配慮ですが、スポンサーもこういった事情は熟知しており、CMにSMAPを起用している企業は、絶対に嵐にはオファーしません」(広告代理店関係者)
飯島氏退社に伴う“ジュリー派一強”の流れは、ジャニーズサイドにとって悪影響はほとんどないようだ。
「唯一言えるのは、『週刊新潮』(新潮社)が年間250億と報じたSMAPの売り上げが消滅すること。しかし、メリー喜多川副社長は、感情以上にコストパフォーマンスを優先できる人なので、SMAPが抜けても、他メンバーによる補填があれば、採算上問題なしと判断したのでしょう」(同)
4月の改編期、そしてSMAPの契約終了時期とみられる9月末以降、テレビ業界も様変わりするかもしれない。