指原莉乃も“整形モンスター”? 「すぐやれそうなユルい女」を意識的に演じる図太さ
SHELLY(31)の産休に伴い、今年2月からHKT48の指原莉乃(23)が新レギュラーに加わった『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)。その5日放送回で、指原の容姿が著しく変化を遂げている……と、一部ネット上で話題になっている。
AKBグループのメンバーたちは、デビュー後に大幅な変貌を見せる者が少なくない。板野友美(24)はその筆頭だが、最近では宮脇咲良(18)、兒玉遥(19)などもローティーン時代と比較して別人のようになっている。いずれも「整形してないわけがない」レベルの激変ぶりで、渡辺麻友の裏アカウントとみられるTwitterでの罵倒語、“整形モンスター”はファンのあいだにも広く浸透した。美容整形自体は悪いことではないが、日本では「生まれつき可愛い、みたいに装ってファンを欺いている」と認識され、嫌悪される傾向が根強い。
そんなグループのトップに立つ指原は、自らの容姿を「ブスで地味で元ひきこもり」と自虐しながらのし上がってきた。昨年放送されたHKT48の番組では、デビュー時と比べて自らがずいぶん垢抜けたと評し、「私は整形なしで、よくここまで来られたな。ノー整形でここまで来られたのは奇跡」だと話していた。
しかしそんな彼女が「ガチのノー整形なのか?」は疑問が残る。冒頭の『今夜くらべてみました』や、準レギュラーで出演する音楽トーク番組『Momm!!』(TBS系)で見る最近の指原は、かつての重かった上まぶたがスッキリし、妙に目を見開いた表情が激増。鼻筋もやけに高くなった様子だが……。
「顔が痩せたことで、目や鼻がくっきりして見えるようになった可能性はあります。『Momm!!』で共演するKis-My-Ft2の二階堂高嗣(25)に、『痩せたら?』と言われたことにショックを受けて、多忙ながら隙間時間に小顔マッサージやエステサロンに通いはじめて3~4キロ痩せたと話していました。でもついでに注入系のプチ整形ぐらいならしていてもおかしくないですし、してても別にいいんじゃないですかね」(芸能記者)
そのほか、黒目を大きく見せるコンタクトレンズの効果も高いようだ。
AKBグループの中では、頭ひとつぶんどころか5つも6つも他メンバーを引き離し、単独でのバラエティ活躍が目立つ指原。総選挙に投票しないような一般層からの人気があるのかどうかは測りようもないが、タレントとして引っ張りだこであることだけは間違いない。そんな彼女の持論は「バラエティタレントをやっていくなら色気って大事」だと、これまた前出の『今夜くらべてみました』で発言している。
「もっとバラエティで輝きたい」と切望しているゲスト出演者の春香クリスティーン(24)が、「汚部屋」で有名な自宅VTRを公開し、チュートリアルの徳井義実に「色っぽさがなさ過ぎる」と嫌な顔をされたときのことだ。指原は「バラエティにも男性のファンがあった方が出やすいじゃないですか。色気って大事だと思うんですよ」と乗っかり、「私も色気はないタイプなんですけど、どっかエロいと自負してるんですよ。すぐやれそう、みたいな」。
どうやら彼女自身は、「股がゆるそう」と思わせることが「色気」や「エロス」とイコールで、すなわち男性ファン獲得に直結すると考えているようだ。男性が「すぐやれそう」という理由で女性タレントのファンとなるかどうかはわからないが、とりあえず彼女が「色っぽい女=すぐやれそう」という図式を思い描いているとしたら、それは単純すぎる。もちろん、簡単に寝ることができそうな女性を「エロい」と見る人もいるだろうが、すぐにやれなそうな女性や硬質に見える女性を「だからこそエロい」と捉える人もいるし、露出度は低いが体のラインが際立つ衣装の女性を「エロい」と見る人もいるし、ボーイズライクな女性をもっとも「エロい」と受け止める人も。
とはいえ、「すぐやれそう」と誤解され、いやらしいとか不潔だとかのイメージを持たれているとしても、客観的にそんな自分を見てあっけらかんと笑えるのが、指原最大の成り上がりポイントかもしれない。素の自分がどういう女であるか、「本当の私」を理解してもらうことにこだわらず、あくまでもタレント・指原莉乃を提供する立場に徹している。これは壇蜜にも共通する要素だろう。整形しようが太ろうが痩せようが、うまく生き残っていきそうなタレントの一人である。
(犬咲マコト)