狩野英孝と紗里の二股騒動でひとりだけ大損した川本真琴の不憫
SMAPの解散騒動やベッキー活動自粛など、暗めの話題ばかりだった今年はじめの芸能界に「笑い」の要素を投じたかのような、狩野英孝の二股騒動。あの川本真琴が、この狩野英孝と……という意外すぎる組み合わせだけでも驚きなのに、狩野の“現彼女”だという無名モデル・加藤紗里の登場で世間は一気に湧いた。よく狩野にドッキリを仕掛ける『ロンドハーツ』(テレビ朝日系)の仕組んだ周到なネタかとさえ思えるほどの展開だったが、同番組は関与していなかったようで、2月9日放送用に7日、急遽、狩野と加藤にロンドンブーツ1号2号の二人と有吉弘行、舟山久美子が事情をきくシーンが収録された。
そして9日放送の同番組。通常企画を早めに切り上げ、終盤7分で狩野と加藤が登場。狩野は、「彼女です。昨年末からお付き合いしている」と明言し、加藤はこの数日間にわたっていくつかのワイドショーにコメントを出したことを「(二股をかけた狩野への)復讐劇でした」とにこやかに話した。最後は狩野が即興でつくった歌を「ガリガリな紗里もアリアリ~♪」と歌って終わった。タレントとして売れたかった加藤にとっては願ったり叶ったりの大チャンスで、もともと浮気者ヘタレキャラの狩野にとってもダメージのない今回の騒動。唯一、大打撃をくらってしまったのは、川本ただひとりだろう。
そもそも発端は、1月25日、川本がTwitterアカウントで「半年前から付き合っている大好きな彼氏がいます」「わたしの彼氏を取らないでください」等と発信したことだった。川本は「とっても大切にしている人です」「一生一緒にいようって話してるし、思ってます」とまで綴っており、狩野の愛情を本気で信じていたようだった。しかし結局、狩野は「彼女は加藤」と宣言し、加藤は川本をストーカー呼ばわりまでした。これではあまりに川本が気の毒である。
10日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、川本の実妹が「姉がストーカー呼ばわりされるのはおかしい。きちんと釈明しない狩野さんが許せない」と怒りを表明している。実妹および川本の関係者によれば狩野は、昨年末に加藤と付き合いはじめてから川本に疑いの目を向けられると、「自分が本当に好きなのも、彼女も君(=川本)だ」と言ったという。また、川本に告白したのは狩野のほうで、川本も彼氏がいない時期だったため交際を開始したが、「姉は狩野さんがどんな芸人かも知らなかった」というから、川本が『ロンハー』を毎週視聴していればこんな悲劇は起きなかったかもしれない。
それにしても、狩野の二股(実際には三股、四股という話も出ているが)は古典的だ。加藤という新しい彼女ができたのなら川本とは別れればいいのに、言い訳をして関係を維持しようとしている。1月25日の川本のツイートからは、その前日に、狩野と川本が二人の交際を継続させようという方向で話し合いを持っていたこともわかる。川本は「昨日話していて、私がわるかったんだなってところがわかった。あまり連絡しなかったりして、相手も不安にさせてしまっていた」と綴っていた。あまりに不憫である。人間不信に陥りかねない。
狩野としては、仕事で悪影響を被ることもなく、笑い話にしてこの件は終わらせるつもりかもしれないが、川本がどれだけ傷ついたかということ、そして川本真琴の名前そのものも傷つけたということを理解しているのだろうか。