百田尚樹だけじゃない! 2014お騒がせ小説家No.1は誰だ!?●文芸編集者匿名座談会
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
左から『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社)『失楽園』(角川書店)『三匹のおっさん』(文藝春秋)『白ゆき姫殺人事件』(集英社)
■渡辺淳一にもたかじんと同様のトラブルが勃発?■
X 今年の文壇をふりかえるってことなんだけど、これまで以上に今年はとにかく本が売れなくて、さみしい状況だったね。とくに、小説は……。
Y 1位が「半沢直樹」シリーズの最新作『銀翼のイカロス』(池井戸潤)。同じく『ロスジェネの逆襲』も5位にランクインしているね。去年の半沢直樹ブームの余波が1位で、9位の『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹)も去年の作品。いかに今年が不作だったか。村上春樹の『女のいない男たち』もミリオンに届かなかった。
Z いちばんの話題はやっぱり、百田尚樹の『殉愛』騒動だよね。ただ、百田先生の『殉愛』騒動については、リテラでもう十分詳しくやっているからそちらに譲るとして、文壇ではもうひとつ遺族のからむ争いが話題になった。