米雑誌プレイボーイ、ヌード写真掲載中止へ
米雑誌プレイボーイの創刊者ヒュー・ヘフナー(89)が今後同誌にフルヌードグラビアを掲載しない方針を固めた。62年前に創刊して以来マリリン・モンローやパメラ・アンダーソンらのセクシー写真で話題を提供してきた同誌は来年3月に大幅リニューアルに踏み切る予定で、最も大きな変化としては女性の写真をPG13指定まで下げ、より幅広い読者の獲得を狙っているようだ。
同誌の幹部陣はインターネット上でヌード写真に手軽にアクセスできるようになった状況を考慮して今回の決断に至ったようで、スコット・フランダースCEOはニューヨーク・タイムズ紙に「バトルが繰り広げられ、勝ちました」「もはやワンクリックで無料のセックス画像にアクセスできる時代です。それに、今となっては(ヌード写真が)ただの時代遅れです」とコメントする。
社会人の若い男性層をターゲットとしている同誌は8月に公式ウェブサイトを「勤務先でもアクセス」できるような内容に改めており、さらなる若い世代の読者の獲得とウェブへのアクセス数の増加に成功している。同誌チーフ・コンテント・オフィサーのコリー・ジョーンズ氏は誌面のリニューアルによりさらに雑誌を手に取りやすくなり、さらに親しみやすくなると見込んでいるようだ。
同誌は1971年に株式を公開したが、2011年にはヘフナー氏がリズヴィ・トラヴァース・マネージメント社に出資したことで株を買い戻していた。現在同社が株を6割、ヘフナー氏が3割保持し、残り1割はプレイボーイが保持している。