“芸能人ハワイ組”集合写真の吉川ひなのインスタに「子供が小さいのに」批難またしても
モデルで現在はハワイを生活の拠点としている吉川ひなの(35)のInstagram(以下インスタ)に6月30日、芸能人ハワイ組の集合写真がアップされた。「POOL(水着マーク)ちゅう(はぁと)」というコメント通り、プールをバックにした梨花(42)、ハワイ在住ロケーションコーディネーターのマキ・コニクソン、ひなの、という水着3ショットである。梨花は6月から長男とともに拠点をハワイに移している。さらに同日、山田優(30)も加えた部屋内での集合写真もアップ。芸能人が揃った豪華な写真の連続投稿にインスタ内で「いいね!」が合計約13,700件も集まった。
突然の山田の登場には理由があった。6月30日(日本時間7月1日)にモデル、西山茉希(29)と大衆演劇俳優、早乙女太一(23)の結婚式がホノルルのワイキキビーチで行われ、夫妻と親交のある山田と夫の小栗旬(32)も駆けつけたと各スポーツ紙が報じている。親交があるどころか、山田と西山は互いを大親友と公言している。すでに西山&早乙女は2013年6月30日に日本で入籍し、同年10月30日に第一子となる長女が誕生したが、この長女が長時間のフライトに耐えられる程度の成長し、早乙女の地方興業も一段落ついたことから、入籍2年後のハワイ挙式がようやく実現したようだ。
めでたい話である。しかし、ひなののアップした写真に写っているマキさん以外のメンバーがママタレなのに子供の姿がないことから、インスタを離れて各ネット掲示板では批判的な意見が集中していた。
「このメンバーってみんな小さい子供がいるけど、ハワイにも子供連れてきてるのかな?ハワイ行きの飛行機って、小さい子供がギャン泣きしてて迷惑なんだよね。華やかな生活送ってても子供を振り回してる芸能人ママより、子供が小さい頃は子供中心で子育てしてる一般人ママの方がずっと素敵だと思うよ」
「小さい子ども連れてプールなんて目絶対に離せないよね。この人達のインスタ見てると自分たちがプカプカプールで浮いていたからシッターとかもいたんだろうか」
等々、まさにお祝いムードに水を差す、子供が小さいママタレに対してもはやお馴染みとなった“子供はどうした、子育てせよ”的書き込みがネット上に躍ったのである。
◎よそはよそ、うちはうち
山田が第一子となる長女を出産したのは昨年10月であり、まだ1歳にも満たない。普通に考えれば、シッターか家族に託してのハワイ行き決行だったのではないか。実際、山田の仕事中は彼女の母親が現場に同行し楽屋で娘を預かっていることが多い。梨花の息子とひなのの娘はともに3歳であるが、写真に見られるようなのんびりした大人たちの様子からは、シッターの線が濃厚であろう。数年前からハワイに拠点を移しているひなのはともかくとして、梨花や山田は日ごろ日本にいて、世間(日本)のママタレへの厳しい目を理解しているからこそ、批判を予想してかブログ等にこの時の写真をUPしていない。実際、梨花のインスタには、この時の写真は載せずに「朝からまきさんにまた新しい道を教えてもらった ひなのちゃんにごはんのこと色々聞けた。本当にありがたい(ニコニコ絵文字)」と記すのみ。添えられた写真はヤシの木を写した一枚だ。“遊んでいるママタレのイメージ”とならないよう配慮しているかにも見える。誰がどこで何をしようと本来個人の勝手なのに、いちいち叩かれないような配慮が必要な世の中なのだ。
子供を産んだ女性は、“四六時中”子供と向き合っていかなければならない、という圧力的主張をネット上でたびたび目にする。しかしmessyでも何度も言及されていると思うが、むしろ子供を産んだ女性は現代社会においては夫よりも多く(もちろん分担している夫婦もいるし、夫がより多く負担する家庭もあるのだが)、育児および家事という有償でない労働を負担しているのであるし、子供を一時的に他者に託せる環境や経済力があれば、アウトソーシングすることは悪でも罪でもない。何より、赤の他人である「ネット上に意見を書き込む人々」から、許す/許さないをジャッジされるいわれはどこにもない。
当然、タレントでない一般のママでも、例外ではない。近しい家族や周囲の協力を得て子育てを息抜きすることで、改めて子供に対して心身ともに健全に向き合えるようになるという方もいるはずだ。依然として“母となった女は母親業に24時間専念することが当然”であるかのような声が存在する事にも驚かされるが、むしろ彼女らのようなママタレ代表格がどんどんと仕事に遊びに子育てに精を出す様子を公にして、世のママが『私も少しは息抜きしようかな』と思える世の中になってもらいたいものである。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。