「サッカー」の記事一覧(10 / 37ページ)

ポジティブキャラの松木安太郎にも見放され、失態続くハリルホジッチに「ダメな監督の時のほうが日本は強い」の声

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 劇的すぎる逆転0勝利だった。

「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」を目指すサッカー日本代表は、前半25分にラッキーな誤審で先制点を奪ったが、警戒していたセットプレーでイラクに得点を奪われ、同点に追いつかれる。その後、ビッグチャンスも作れずに引き分け濃厚の空気が漂っていたアディッショナルタイム。交代出場した山口蛍が、こぼれ球を見事なボレーシュート。采配ずばりのハリルホジッチ監督は、ここ1週間の記者会見で見せていた陰うつな表情がウソのように高揚していた。

 この試合と、11日火曜日に行われるオーストラリア戦のメンバー発表の会見では、「監督は言い訳でないとおっしゃるが、私には言い訳にしか聞こえない」と、監督就任以降、初めて厳しい質問を記者から浴びせられ、「あなたに理解する能力はあるのか?」と、いら立ちを隠さなかったハリルホジッチ監督。さらに、イラク戦前日会見では、イラクの記者からも「最近の日本代表のサッカーはそれほどレベルが高くないように見えるが、なぜだと思うか?」と言われる始末。そういった質問への対応を見ていたサッカーライターたちは「ハリルホジッチ監督は打たれ弱いから、よくしゃべるのではないか」とあきれ顔だった。

 そんなハリルホジッチ監督は、交代で入った選手の逆転ゴールにご満悦だったが、そもそも失点は、ハリルホジッチ監督が招いたものでもある。というのも、UAE戦に続き(参考記事)、ベンチの混乱が原因だった。

 失点する前、日本ベンチは、選手交代をどうするかでバタバタしていた。セットプレー前に、テレビ中継の解説を務めた松木安太郎氏も、その点を指摘していたが、不安が的中してしまい、失点を喫する。これには、ポジティブキャラの松木氏も「選手交代しようとしていたから、選手はベンチを見るんですよ」といら立った様子を見せる。その後も「ベンチがバタバタしすぎ」と、いつものキャラがウソのように、ハリルホジッチ監督への不信感を表していた。サッカー関係者は「松木さんが地上波の場で、ああいった発言をするのは珍しい」と驚いていた。

「松木さんは、監督として結果を出してから解説者になったまれなタイプ。本来は戦術家です。ただ、『サッカー番長 0号』(飛鳥新社)でミーハー的応援解説者の本音を語っているように、テレビ局に求められている“熱血おじさん”を演じている。その松木さんが、マニアックなことに言及するということは、よほどハリルホジッチ監督の手腕に疑問を持っているんでしょう」(同)

 では、ハリルホジッチを解任すべきなのか? サッカーライターたちに問うと、「ダメな監督の時のほうが日本は強い。W杯日韓大会2002年のトルシェ監督、南アフリカ大会2010年の岡田武史監督の時のように。そういった意味では、アジア予選を突破できるのならば、ハリルホジッチ監督でいいのかも」とのこと。いずれにしろ、解任運動は11日までは起こらなそうである。
(文=TV Journal編集部)

ミランでもベンチなのに……本田圭佑“バルサに売り込み”怪行動の裏事情

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 先頃、サッカーW杯アジア最終予選のイラク戦とオーストラリア戦を戦う26名が発表された日本代表だが、これまで主軸を担ってきた欧州組の大半が所属先でベンチ要員であるにもかかわらず、選出されたことに批判が集まっている。

 そんな欧州組の1人である本田圭佑(ACミラン=イタリア)だが、今夏FCバルセロナ(スペイン)に自らを売り込んでいたことが、スペイン紙の報道で明らかになった。

 バルセロナといえば、リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)やネイマール(ブラジル代表)といったワールドクラスのスター選手が所属する世界でも1、2を争うメガクラブ。全盛期ならともかく今は、はるか格下のミランですら、出場機会を得られない本田に居場所があるとは思えないのだが。

「バルサのスポーツディレクターを務めるアリエド・ブライダがミランの元スタッフだったことから、本田サイドが打診したそうですが、テクニックとスピードが不足していることを理由に、あっさりと断られたそうです。そりゃそうですよね(苦笑)」(サッカーライター)

 2014年のブラジルW杯では、自身を過信して優勝の二文字を口にしたあげく、惨敗を喫して批判を浴びた本田だが、いまだに自信過剰の悪癖が抜け切れていないということか。バルサでメッシやネイマールと一緒にプレーできると考えるとは、正気の沙汰とは思えない。

「本人もミランでのプレーについては、いつクビになってもおかしくないと話しているだけに、はるか格上のバルサで活躍できるとはさすがに思っていないでしょう。ただ、日本やアジアでのマーケティングにおいて自分が多大な影響力を持っていることは自覚しているので、商業目的でもバルサが獲得してくれるかもしれないと、甘い期待を抱いたのかもしれません。バルサに入団できれば、ミランと同様にベンチ要員だとしても、本人としては自身のステータスが上がって、それはそれでいいと考えているのでしょう。試合に出られなくても、日本代表には選ばれるわけですから。現役引退後はビジネスの世界に進出することを公言している本田にとって、ミランの10番を背負い、バルサにも在籍したとなれば、大きな勲章となってビジネス上のメリットをもたらすはずです」(同)

 残り少なくなった現役生活の花道を飾るべく、汲々としているのが現在の本田なのかもしれない。しかも、スポーツ的な観点ではなく、自身のステータスを上げることばかりに心を砕いているようにしか映らず、見苦しいことこの上ない。こんなことがまかり通ってしまうのは、日本代表に正しい競争原理が働いていないからだろう。

ハリルホジッチは完全にウザイ上司! 日本が弱くなったのは、選手が話を聞いてないからか?

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 29日、サッカーロシアW杯アジア最終予選メンバー発表会見が行われた。選ばれた26名の顔ぶれは、いつもとほぼ変わりはなく、唯一のサプライズと言えるのは、今年3月に代表合宿に追加召集されていた永木亮太(鹿島アントラーズ)の初選出くらいだろうか。

 ハリルホジッチ監督は兼ねてから「クラブでの出場機会がない選手は召集しない」と明言していたが、今回も召集された香川真司(ドルトムント=ドイツ)、本田圭佑(ミラン=イタリア)、清武弘嗣(セビージャ=スペイン)、岡崎慎司(レスター・シティ=イングランド)、宇佐美貴史(アウクスブルグ=ドイツ)、川島永嗣(メス=フランス)は、今季のほとんどをベンチで過ごしている。このことに関してハリルホジッチは、それぞれのクラブでのライバルの強力さや、試合に出れなくても精神的な支柱になれるといった、自身の発言の矛盾について言い訳とも取れる趣旨の説明を行った。

 さらにハリルホジッチは“言い訳ではないが”という言葉を随所に散りばめ、レギュラー組の試合勘不足や長距離移動、アジアでの環境の苛酷さを訴え、ここまで芳しくない成績の説明に終始した。

 そのことに関して「言い訳にしか聞こえない」と記者から質問が飛ぶと、就任してからどれだけ勝つために努力してきたかを事細かに説明することで内容をはぐらかし、挙句の果てに、その記者に対して「サッカーを知らない人間に言う権利があるのか?」と、逆ギレとも取れる内容の発言をしてしまった。

「Jリーグのいい所をひとつお願いします」という質問には、「スピードが少しある」と答えるも、聞かれてもいない海外とのレベル差を一から説明し、いかに自分が置かれている状況が厳しいかを訴えた。さらに、話が長すぎるハリルホジッチに対して「イラク戦とオーストラリア戦の勝ち点についての目標を“シンプル”にお願いします」との質問が別の記者から飛ぶが、2カ国の強さを説明し、明確に勝ちが目標なのか、引き分けが目標なのかを“シンプル”に答えることはなかった。

「日本代表が弱くなった理由のひとつに、ハリルの話が長いからというのは間違いなくあります。ハリルは1の質問に対して、10返してしまう癖があるんです。そのせいで選手、協会、ファンがハリルの伝えたいことを受け止め切れないんですよ。話が長すぎて、ミーティング中に若手の選手が寝てしまったこともあるくらいですから。それも日本代表の合宿でなんて、ありえないですよね。さらに、興奮すると通訳の発言が終わる前に次の話を始めてしまって、言葉がバッティングするんです。記者会見でそれですから、もっと興奮しているハーフタイムの指示なんて選手はまるで聞こえてないんじゃないですかね。聞き返したら聞き返したで、必要以上に情報を飛ばしてくるので、選手は大変だと思います。まるでウザイ上司ですよ」(スポーツライター)

 ハリルホジッチが日本サッカーを強くするために必死になっていることは間違いない。しかし、その情熱からか伝えたいことが多すぎて、選手やファンは混乱してしまう。もう少し余裕が持てればハリルホジッチも変わってくるのかも知れないが、今の代表を考えると、その前に退任させられる可能性も少なくなさそうだ。
(文=沢野奈津夫)

“呪い”の名古屋か、“負のサイクル”の新潟か――福岡&湘南に続く「J2降格確定」はどのチーム?

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Jリーグ公式サイトより

 2016年のJ1リーグも残り4試合となり、すでに鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレが、チャンピオンシップ出場権を獲得している。一部メディアは、来季から1ステージ制に戻す案がJリーグ内で議論されていると報じているが、チャンピオンシップ導入を強引に推進してきたJリーグ幹部からすると、最後の大会はなんとしても盛り上げたいところ。残りの2枠は、観客動員数で浦和レッズに次ぐ、横浜F・マリノスとガンバ大阪が獲得してくれることを願っているのではないか。

 そんな優勝争いの裏で行われているJ1残留争いだが、2つの人気クラブのどちらかが降格する可能性が高い。Jリーグ屈指の金満クラブである名古屋グランパスと、地方クラブで優勝争いに加わっていないにもかかわらず、観客動員数で7番目につけているアルビレックス新潟である。

 J1からJ2に降格するチームは3チーム。今年のデッドラインは勝ち点35で、試合数を考えると、アビスパ福岡の降格は7月の予想通り(参照記事1)ほぼ確定。また、湘南ベルマーレも厳しい。となると、残りは1枠。勝ち点26の名古屋、同27の新潟、同28のヴァンフォーレ甲府のうち、1チームが落ちることになる。7月の予想からいくと、降格するのは戦力で劣る甲府だが、なにしろ名古屋には「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)がある。となると、新潟が有利かと思いきや、「負のサイクルにハマっている」とサッカーライターは言う。

「新潟の吉田達磨監督ですが、敗戦後の会見は、とにかく審判批判ばかりなんです。もちろん、審判のミスもあるのですが、それで負けている試合なんて2試合もない。どのチームも、審判のミスで負けることはある。にもかかわらず、批判ばかりするから、選手にも伝染し、ナーバスになっている。試合が始まると、ちょっとしたことで選手たちが審判に食ってかかる。本来、チームのリズムがいい時は、リスタートも早くし、リズムを逃がさないようにすべき。ですが、新潟は、勝手に不信感を募らせ、ファウルアピールで試合を止め、リズムを悪くしてしまっているんです」(同)

「疑う気持ちから自滅する」というのはよくある“負のサイクル”だが、まさに新潟は、その状況に陥っている。一方の名古屋は、強靭なメンタルを持つ田中マルクス闘莉王の復帰後は3戦2勝と、“呪い”を払しょくしつつある。呪われている名古屋か、負のサイクルの新潟か、資金力と戦力で劣る甲府か、はたまた別チームが4連敗で落ちてくるか――。人気クラブが絡んでいるだけに、今年の残留争いは、例年以上に盛り上がりそうだ。
(文=TV Journal編集部)

サッカー界“エアインタビュー”騒動は私怨のこじれ? 過去には暴力沙汰も……

<p> サッカーマスコミの“エアインタビュー問題”で、告発者の作家による暴行疑惑が持ち上がっている。</p>

<p> 数カ月前から、雑誌名を具体的に挙げてサッカー専門誌による捏造インタビューが存在することをノンフィクションライターの田崎健太氏が告発していたが、名指しされた雑誌の「ワールドサッカーキング」(フロムワン)の岩本義弘編集長は、これこそ「捏造記事」と反論。「田崎氏の指摘は全くの事実無根であり、単なる“妄想記事”」として、当該記事の取材経緯を明かしている。</p>

サウジアラビアの審判買収はUAEよりもヤバイ? W杯アジア予選は、もはや札束でのしばき合い!

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イメージ画像(足成)より

 ロシアW杯アジア最終予選グループB初戦、日本代表は1日にUAEをホームに迎えるも、レフェリーの疑惑の判定で、1-2とまさかの敗北を喫してしまった。その日レフェリーを務めたアブドゥルラハマン・イブラヒム・アル・ジャシム氏は、ゴールラインを越えた浅野拓磨のシュートを見逃したり、不可解な判定でPKをUAEに与えるなど、他にも多くの謎を残し、世界中から非難を集めている。

 中東諸国のオイルマネーによる審判買収問題などもウワサされており、いわゆる“中東の笛”に日本は屈してしまった形になる。日本サッカー協会は、試合直後にアジア・サッカー連盟(AFC)に抗議文を提出し迅速な対応を取ったが、おそらく判定が覆ることはないだろう。これは二度と同じことが起こらないように釘を刺すのが目的だ。

 しかし、日本が注意しなければいけないのは、何もUAEに限ったことではない。

「中東の笛を使ってくるのは、UAEだけではありません。先日、日本と戦ったタイもアウェイでのサウジアラビア戦で中東の笛に泣かされました。何度もPKになるようなファウルを見逃され、試合終了直前には疑惑の判定でPKを取られ敗北してしまっているんです。さらにサウジアラビアは、イラクとの一戦でも終盤にPKを2つ獲得して大逆転を収めました。1本目はともかく、2本目は完全に誤審です。なんらかのお金のやりとりがあったと勘ぐられてしまっても仕方のない内容でした。世界中のファンから『アジアのサッカーは狂ってる』『スポーツではなく、札束でのしばき合いだ』と非難の声が上がっています」(スポーツライター)

 日本がこのグループBに振り分けられたとき、ファンからは安堵の声が上がっていた。それはグループAには、カタール、韓国、中国といった審判買収疑惑をかけらてきた国が多く入っていたからだ。しかし、蓋を開けてみればグループBも疑惑の判定だらけ。日本がW杯をかけて戦い続けなければアジアは、サッカー界から厄介払いされてしまうのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

【W杯最終予選】キャプテン長谷部もブチ切れ! 2-0でタイに勝利も、チーム内に広がる監督不信

<p> 試合後、記者会見場に現れた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は上機嫌だった。「ここから日本代表は、より強くなってくれると思う」と笑顔で語り、「われわれは、相手にかなりプレッシャーをかけた」と胸を張った。</p>

<p> まるで強豪国に勝利したかのような発言が並んだが、相手は格下のタイで、FIFAワールドカップ2018ロシア大会を争うアジア最終予選Bグループの泡沫候補でもある。そんなタイに対し、アウェイで日本は苦戦した。2-0での勝利だったが、決して楽な試合ではなかった。その証拠に、2点を奪い、残り時間20分を切ったところで、キャプテンの長谷部誠がベンチに向かって叫んでいた。放送を担当したテレビ朝日のアナウンサーも、「長谷部がベンチに何か言っています」と指摘する事態で、解説者の松木安太郎は「『前線で疲れて足が止まっている選手がいるから、(選手を)替えるなら早く替えろ』と言っている」と説明した。この長谷部の声を受けてか、「ベンチも武藤(嘉紀)を呼びましたね」とアナウンスされたが、1人目の交代にもかかわらず、迷いに迷ってのものとなった。そのベンチの迷いはピッチにも伝わり、直後にはGK西川周作がボーンヘッドをし、警告を受けてしまう。</p>

SMAP解散で、サッカー日本代表弱体化? “不敗神話”香取慎吾待望論も!

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 先日始まったサッカーロシアW杯最終予選。日本代表は格下であるUAEにホームで1-2と、まさかの敗戦を喫してしまった。今月6日に戦うのはさらに格下であるタイだが、国内リーグの急速な成長が実を結び、昨年あたりから劇的に実力をつけているのは周知の通り。このままだとUAE戦の二の舞になってしまう可能性も低くない。今の日本代表はアジアの中でも強豪とは言い切れない位置に成り下がってしまっている。その原因の一つに、なんとあの国民的アイドルグループSMAPの解散が関係しているという。

「ご存じSMAPのメンバーである香取慎吾は、2005年から約10年間にわたって務めてきたテレビ朝日の“日本代表応援団長”を、この騒動をきっかけに降りてしまったんです。香取慎吾は、その類いまれなるスター性からか、香取慎吾不敗神話というものを持っています。なんとスタジアム観戦した場合の日本代表の戦績が、10勝5分けと無敗なんですよ。もちろんこんなのはただのジンクスなので、日本代表が強かったら気にならないことなんですが、今みたいな状況だとどうしてもすがりたくなってしまうのが人間ですよね。ファンからは『なんとかして香取くんを応援団長に!』『プライベートでもなんでもいいから観に来て!』と香取慎吾待望論が上がっていますよ」(スポーツライター)

 現段階で、いろいろとゴタついているSMAP。香取慎吾は、他にもいくつかのオファーを断っているといわれている。では、解散騒動が整理され、改めて香取慎吾が応援団長を引き受けてくれる可能性はあるのだろうか?

「まずないでしょうね。なぜなら応援しているときの無表情具合、知識の少なさ、どこからどう見ても香取くんはサッカーが好きじゃないからです。一部熱狂的なファンからは、『好きじゃないなら降りてくれ!』という声も少なくありませんでした。もちろんプライベートで観戦する可能性も低いでしょう。ですが、全く好きじゃなく嫌々応援しながら日本代表を勝たせてしまうんですから、やっぱり香取慎吾ってすごいって話ですよね」(同)

 過去5年で、初戦を落とした国はW杯に出場できないというデータがある。そんなデータを打ち破るには、もはや今となってはそれよりも強烈なジンクスしかないのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

「W杯予選突破の可能性0%」言い訳ばかりのハリルホジッチ、このまま続投で大丈夫か

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 FIFAワールドカップ2018ロシア大会出場を目指すサッカー日本代表のアジア最終予選が、ホームの埼玉スタジアムからスタートした。しかし、格下と思われていたアラブ首長国連邦(UAE)相手に、1-2でまさかの逆転負け。この結末は、放送を担当したテレビ朝日も予想していなかったようで、しきりに「現在の予選方式となったFIFAワールドカップ1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっています。つまり、今日負けると、ワールドカップ出場確率0%になってしまうのです」と煽っていた。

 番組を盛り上げるために算出した統計が、日本を追い込むことになるとは、なんとも皮肉なものである。そんな不穏なジンクスを背負ったハリルホジッチ監督だが、サッカーメディアから解任を訴える声は聞こえてこない。ということは、このままハリルホジッチ監督に任せていて大丈夫ということなのか? サッカーライターに訊いた。

「危ないと思いますよ。二次予選から昨日まで、チームに上積みがまったく見られない。前からボールを奪いに行って、それをかわされた時の守備がボロボロで、すぐに裏を取られてしまう。何より、ハリルホジッチ監督は選手交代がヘタすぎる。昨日の試合も、3つの交代が全部裏目に出ている。ザッケローニ前監督よりもチームをオーガナイズできず、かつ采配も拙い。ただし、選手たちのレベルは前回大会より上がってきているので、予選突破に赤信号とまではいかないと思います」

 また、サッカーメディアの中でも“タカ派”なメディアがハリルホジッチ監督に好意的なのも、批判記事の少なさにつながっているらしい。彼らはオシム元監督に傾倒しているようで、ハリルホジッチ監督にも同じ匂いを感じ、今のところは静観を貫いているのかもしれない。

 とはいえ、敗戦後の記者会見では「私のチョイスが悪かった」と言いつつも、「何人かの選手は、(良い)プレーを実行するだけのフィジカルコンディションではなく、ほとんどプレーができなかった。なぜこの選手を選んでしまったのかと、自分自身への疑問もある。ただ、その選手以外にいい選手がいなかった」と日本人選手をこきおろし、責任を選手たちになすりつける“言い訳”が止まらなかった。さらには、日本サッカー協会にも「審判の情報がない」と怒りをぶつけた。そういった内情を聞くと、ワールドカップ出場に楽観的な世論とのギャップを感じる。
 
 SMAPの香取慎吾がスタジアムで生観戦した代表戦は10勝5分けの不敗神話を継続しているが、この日、スタジアムに香取の姿はなかった。言い訳の多いハリルホジッチ監督が「香取がいないから負けた」なんて言い出しそうなほど、日本代表の状況は芳しくない。
(文=TV Journal編集部)

ガンバ・藤春廣輝が五輪時よりも強烈なシュートを自陣へ! その後の行動がメンタル強すぎると話題に

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ガンバ大阪公式サイトより

 リオデジャネイロ五輪コロンビア戦で、藤春廣輝(ガンバ大阪)が“どフリー”で自陣のゴールへボールを蹴り込んだ衝撃的なシーンは、サッカーファンのみならず全国民の記憶にも新しいところ。その後、攻撃陣の奮起で2点差を追いつくも、結局勝利は奪えず、日本が決勝トーナメント進出を逃してしまった最大の原因ともいえるプレーだった。本人にとっても一生忘れることができない瞬間になったことだろう。

 しかし、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝、対サンフレッチェ戦、1点をリードされた後半6分に藤春は再び自陣ゴールへボールを蹴り込んでしまった。

「オウンゴールと聞くと最悪のミスって感じがしますが、“アグレッシブにボールにいった結果”と解釈される傾向があって、仕方ないって雰囲気になることが多いんですよ。試合に負けても戦犯扱いされることも意外に少なかったりします。しかし、藤春のコロンビア戦のは違いますよね。どフリーの状態で自陣ゴールへ流し込んでますから。なかなか見れるものじゃなかったです。そして今回のもやばかったです。相手のグラウンダーのクロスを受けた藤春は、フリーの状態でキーパーの上を通すオシャレなノートラップループシュートを放ちました。ギリギリバーに当たり失点は免れましたが、入ってたら五輪の時よりも衝撃的なオウンゴールになっていたでしょうね。ガンバファンからは『マジで勘弁してくれ』『藤春やばすぎる』と不安の声が上がっています。さらに相手のサンフレッチェファンには『うちの選手かと思った』『思わず上手いって言っちゃった』と、混乱を与えていました」(スポーツライター)

 しかし、今回の藤春はそれだけではなかった。自陣へのシュート直後、驚愕の強メンタルを見せ付けたという。

「藤春のシュートがバーに当たり、相手選手がそのこぼれ球をダイレクトでシュート。味方DFがゴールライン上でシュートブロックというスーパープレーが飛び出しました。しかしその後、ボールは再び藤春の方へ。ここで藤春は驚愕の行動に出ます。なんと、自陣ゴールに向かってヘディングでキーパーへバックパスをするんです。キーパーは事なきを得ましたが、普通二度もあんなことがあったら、絶対に脳裏に焼きついていて遠くへクリアしてしまいますよ。それを自分のゴールの枠内にバックパスですからね。メンタルやばすぎますよ。今回のW杯予選では落選してしまっていますが、これぐらいのメンタルの強さがないと代表にはなれないのかもしれませんね」(同ライター)

 ちなみにキーパーが難なくキャッチしたので普通のプレーに見えるが、万が一を考えてバックパスは枠内を外した上、受け手に優しいパスを心掛けなければならない。今回のバックパスが良いプレーだったのか悪いプレーだったのかの判断は難しいが、これだけの強靭なメンタルを持つ藤春ならば、もう一度日本代表に返り咲く日は近いのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

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