「テレビ裏ガイド」の記事一覧(2 / 9ページ)

地獄のような空気が漂う『水曜日のダウソタウソ』に見る、藤井健太郎「地獄の軍団」の真髄

<p>「若林は、歌ヘタくそやもんね」<br />
「そうなんですよ、すごい透明感あるなと思って。隣に“奇跡の歌声”いますからね」</p>

<p> そうオードリー若林正恭が振ると、すかさずハリセンボン近藤春菜がお決まりのフレーズを言う。</p>

<p>「いや、スーザン・ボイルじゃねーわ!」</p>

<p> さらに、宮川大輔が「あれ、ギターは?」と追随。<br />
</p>

千原ジュニア、ロバートが自らのネタを種明かし! 過酷な芸人サバイバル『笑けずり』が“けずる”もの

<p> マッチョな美容師が、客にポイントカードを渡す。が、そのカードがめちゃくちゃ重い。そんなボケを駆使した若手コンビ「あがすけ」のコントを見た時、千原ジュニアはこう評した。</p>

<p>「最後にポイントカードを彼(美容師役のタツキ)がまあまあ重そうに出したとき、そこでネタ作ってるのはこっち(客役の吉村)なんやってわかりました。あそこは、普通に出したほうがいい」</p>

<p> 確かによく見ると、タツキは若干だが、重そうにポイントカードを差し出した。重いはずのないものがめちゃくちゃ重いというボケなのだから、そこは一瞬でもそんなそぶりを見せると、ボケが台無しになってしまう。</p>

感動は障害者を救えない? NHK『バリバラ』の挑戦

<p> 画面に大きく「24」という文字。黄色い背景に地球が描かれたロゴが大写しになって、番組が始まった。</p>

<p> 日本テレビの『24時間テレビ』ではない。NHK・Eテレの『バリバラ』である。「笑いは地球を救う」と書かれた、黄色いTシャツを着た出演者たちが今回テーマにしたのは「検証!<障害者×感動>の方程式」。障害者を感動的に扱うことの多い『24時間テレビ』の真裏でこのテーマを生放送でやるという、かなり挑発的な企画だ。</p>

<p>『バリバラ』は、出演者のほとんどが、なんらかの障害を持った人たち。これまでも『バリバラ』は挑戦的ともいえる放送を行ってきた。たとえば、7月26日未明に起きた相模原障害者殺傷事件を受け、いち早く「緊急企画 障害者殺傷事件を考える」を放送。当事者である彼らが意見をぶつけ合った。こうした社会的な問題を扱う一方、同じ熱量で「SHOW-1グランプリ」といった企画も行う。「マイノリティーのお笑い日本一を決める」というコンセプトを掲げ、障害者たちがお笑いのネタで競うのだ(これは、6年前の2010年から続いている人気企画だ)。ちなみに今回の放送で、なんの説明もなくカッパ姿で後方に見切れていたのは、「SHOW-1グランプリ」出場者でもある「あそどっぐ」だ。<br />
</p>

「面白い」が正義! 狂ったTBSに『芸人キャノンボール』再び

<p>「TBSってクレイジーな局になってきたよね」</p>

<p> これは『クレイジージャーニー』(TBS系)の中で、最近のTBSのバラエティ番組について、松本人志が言った言葉である。<br />
</p>

いよいよ一挙再放送!『大アマゾン 最後の秘境』の「わからない」という恐怖

<p> 年齢を重ねるにつれ、見たこともない未知の映像をテレビで見ることはほとんどなくなった。</p>

<p> そして、その中から、心の底から「恐怖」を感じることもあまりない。</p>

<p> けれど、そのふたつをまざまざと見せてくれたのが『NHKスペシャル』で放送されたシリーズ『大アマゾン 最後の秘境』(NHK総合)だ。<br />
</p>

元ジャニーズアイドルに仕掛けられた『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』のドッキリ最高峰

<p><br />
「高知(東生)さんのせいだよぉ~、なんで覚せい剤なんかやるんだよー」</p>

<p> ロンドンブーツ1号2号の田村淳はそんなふうに嘆きながら、衆人環視の中、ズボンを下ろし、オマルにおしっこをし始めた。</p>

<p> これは『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』(BSスカパー!)で行われた、淳への抜き打ち尿検査である。</p>

<p> すでに淳は、週刊誌やネット上などで覚せい剤疑惑があったことからスタッフが企画し、抜き打ちで尿検査を実施していた。それも3回。「勘の鋭い」淳が察知し、覚せい剤を“抜いて”いる可能性があるからだ。</p>

<p> 専門家立ち会いのもと、実際におしっこをする場面も目視。その一部始終がノーカットで放送された。</p>

「失敗のない青春に価値はない!」日テレ版『時をかける少女』が描く、青春のトキメキ

<p> 筒井康隆の青春SF小説の金字塔『時をかける少女』は、これまで何度も映像化されてきた。代表的なものでいえば、1983年に公開された大林宣彦監督による原田知世主演の実写映画版と、2006年に公開された細田守監督によるアニメ映画版だろう。</p>

<p> そして16年7月より、全5話の連続ドラマとして黒島結菜主演で始まったのが、日本テレビ版の『時をかける少女』だ。</p>

<p> このドラマ版の製作が発表されると、一部でアニメ版が原作だと思っている人がいると話題になったりするほど、各世代によってイメージする“原作”が異なる稀有な作品である。それは、本当の原作である小説版はもちろん、その後に製作された実写映画もアニメ映画も、見る者の心に強く残る傑作だったことの証左だろう。</p>

“壊し屋”ホリケンも白旗! 『全力!脱力タイムズ』がぶっ壊す、バラエティ番組のルール

<p>「わかんないよなぁ……わかんないんだよ」</p>

<p> スタッフから「OKでーす!」という本番終了を告げる声がかかると、ネプチューン堀内健は疲れ果てた様子でつぶやいた。</p>

<p> その言葉に、それまで笑いをこらえていた、くりいむしちゅー有田哲平をはじめとする出演者たちが、ドッと笑った。</p>

<p> これは『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の本編終了後、数秒流れるシーンだ。この番組は、有田が「アリタ哲平」としてキャスターを務める“報道”番組である。報道番組らしく、経済学者の岸博幸、アルピニスト・野口健、犯罪心理学者の出口保行といった3人の「解説員」が並び、ゲストと対峙する。<br />
</p>

ラップは賢くないとできない――『マツコ会議』でマツコが壊す先入観

<p>「お前、うますぎるわ!」</p>

<p> マツコ・デラックスは、黒人ラッパーの流暢すぎる進行に驚愕しながらツッコんだ。</p>

<p> その男の名はACE。彼は、ヒップホップ界隈ではすでに有名な存在だ。『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)では「ラスボス」般若の“通訳”役を務めているのをはじめ、多くのバラエティ番組に出演。CSでは『ラッパー“ACE”の世界をねらえ』(MONDO TV)という冠番組まで持っている。ちなみに『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)にも“終電を逃したラッパー”として密着されたことがある。</p>

人類の後輩でいたい――カズレーザーが「カズレーザークリニック」で示す、自然体の知性

<p> メイプル超合金の快進撃が止まらない。</p>

<p> 昨年末、「M-1グランプリ」の決勝に出場すると一気に知名度が上昇した彼らは、一度見たら忘れられない強烈なキャラクターを2人ともが持っているという、稀有なコンビだ。</p>

<p> 安藤なつは、体重130キロ近い体形で、「性の化け物」を公言し、セフレの存在も認める女芸人。一方、金髪で常に全身赤い服を身にまとうカズレーザーは、及川光博、京本政樹、天海祐希といった「美しい人」がタイプだという、バイセクシャルだ。その恰好は、寺沢武一の漫画『コブラ』の主人公を模したものだ。「ヒーロー」になりたいのだという。<br />
</p>

サブコンテンツ

このページの先頭へ