ヴィジュアル系バンドが“局部露出チェキ”販売!? アイドルより酷い特典商法に驚愕!
Twitterよりヴィジュアル系バンドのボーカル・SHOWがファンに販売したインスタント写真“チェキ”が、局部を露出しているのではないかと波紋を呼んでいる。
SHOWは9日、バンド・39STUのボーカルとして都内のライブハウス「池袋CYBER」に出演。会場で自身のチェキを販売したほか、20枚購入したファンにはツーショット写真を撮る特典も付けていた。
ライブ前、SHOWは自身のTwitterで「チェキが撮り終わりました。 限界まで攻めたので宜しく」と告知。さらに、「当たりはこの辺」と、股間にモザイクがかかった全裸写真を投稿した。
モザイクの下がどの程度の露出であるかは定かではないものの、ネット上では「衝撃的」「V系って、今こんなことになってるのか!」「V系が誤解されるからやめてほしい」「購入者の年齢確認してるのか?」といった声が上がっている。
「V系インディーズバンドはここ数年、地下アイドル化が進み、チェキ商法が定番化。価格は1枚300円から1,000円ほどで、複数購入者にハグやツーショット撮影などを行うバンドも。中には、ファンが喜ぶからと、キスをしたり、胸を触るようなバンドマンもいます。チェキを大量購入するバンギャは“チェキ廃”などと呼ばれ、メンバーから“太客”として重宝されます」(音楽ライター)
V系といえば、2004年頃にエンターテインメント性の強いバンドが注目を浴び、“ネオ・ヴィジュアル系ブーム”が起きるも、商業的に成功したバンドはほとんどいないとも言われている。
次第にブームは衰え、11年以降には「Neo genesis」(ソフトバンククリエイティブ)、「Zy [zi:]」(Zy Connection)、「FOOL’S MATE」(フールズメイト)といった専門誌が軒並み廃刊に。昨年9月には、「SHOXX」や「ARENA37℃」を刊行していた音楽専科社が倒産した。
「政府はクールジャパンの一つとしてV系を挙げているものの、多くのバンドが過剰なファンサービスで食いつないでいるのが現状。ただ、そんな現状に嫌気が差して解散するバンドも多く、バンド自体の数が激減している。V系業界は、悪い方向に進む一方です」(同)
もはや、ただの“チェキ屋”と化しているV系インディーズバンド。衰退する日本の音楽業界の中でも、ここは末期のようだ。