「03カルチャー」の記事一覧(31 / 84ページ)

一瞬で人生が変わる!? 往年の名作のオマージュが光る、大人のおとぎ話『マイ・ファニー・レディ』

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(C)STTN Captial,LLC 2015

 今週取り上げる最新映画は、一風変わった愛が巻き起こす騒動を描く「大人のおとぎ話」ともいうべき2作品。片や往年のハリウッド恋愛喜劇を想起させるウェルメイドの娯楽作、片や幸福と不幸のはざまを独特のユーモアで描く新感覚の邦画と、対照的な2本でもある(いずれも、12月19日公開)。

『マイ・ファニー・レディ』は、『ペーパームーン』(1974年)の名匠ピーター・ボグダノビッチ監督による群像コメディ。演出家のアーノルド(オーウェン・ウィルソン)は舞台公演を控えたある夜、初対面のコールガール・イジー(イモージェン・プーツ)をデートに連れ出し、今の仕事を辞めることを条件に3万ドルをプレゼントする。女優になる夢を取り戻したイジーが新作舞台のオーディションに行くと、そこにはアーノルドと、彼の妻で主演女優のデルタ(キャスリン・ハーン)がいた。アーノルドの困惑に反し、イジーが役を得たことで、思わぬ騒動が繰り広げられる。

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人気連載「パンドラ映画館」が電子書籍化! 12月18日2冊同時リリース!

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カバーイラスト/川崎タカオ

 2009年2月の「日刊サイゾー」での連載開始以来、記録的なPV(ページビュー)を叩き出し、映画ファンだけでなく監督や俳優ら映画の現場からも好評を集めている長野辰次氏の映画レビュー「深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』」が、待望の電子書籍化!

 メジャー系の話題作を『パンドラ映画館 美女と楽園 ベストセレクション』、インディペンデント寄りの個性的な作品を『パンドラ映画館 コドクによく効く薬 裏ベストセレクション』とし、各54本ずつ、計108本のコラムを収録しました。

【収録作品】
■パンドラ映画館 美女と楽園 ベストセレクション
『モテキ』『ヤッターマン』『さよなら渓谷』『空気人形』『息もできない』『そこのみにて光輝く』『約束』『トガニ 幼き瞳の告発』『僕達急行』『それでも恋するバルセロナ』『インスタント沼』『川の底からこんにちは』ほか

■パンドラ映画館 コドクによく効く薬 裏ベストセレクション
『ホドロフスキーのDUNE』『暗闇から手をのばせ』『地球防衛未亡人』『キャタピラー』『名前のない女たち』『チェイサー』『平成ジレンマ』『ギララの逆襲』『愛しきソナ』『あの頃、君を追いかけた』『カリーナの林檎』『ポエトリー』ほか

【著者略歴】長野辰次
ザテレビジョン編集部在籍後、1995年からフリーランスライターに。現在、「DVD&ブルーレイビジョン」「映画秘宝」「キネマ旬報」などで執筆中。『激アツ!男の友情映画100』『新世紀SF映画100』(ともに洋泉社)、『俺たちの007』(日乃出出版)などにも寄稿。単独での著書は2001年に上梓した『バックステージヒーローズ 映像産業の裏方たち』以来となる。

●商品情報

タイトル/『パンドラ映画館 美女と楽園 ベストセレクション』・『パンドラ映画館 コドクによく効く薬 裏ベストセレクション』
著 者/長野辰次
表 紙/川崎タカオ
発売元/サイゾー
発売日/2015年12月18日
価 格/各680円+税

ご購入はこちらから!
Amazon Kindleストア
『パンドラ映画館 美女と楽園 ベストセレクション』
http://www.amazon.co.jp/dp/B019EXXUKK/
『パンドラ映画館 コドクによく効く薬 裏ベストセレクション』
http://www.amazon.co.jp/dp/B019EXXUM8

楽天Kobo電子書籍ストア
『パンドラ映画館 美女と楽園 ベストセレクション』
http://books.rakuten.co.jp/rk/0353f50cd0323340a8ff08b2bd3f4a12/
『パンドラ映画館 コドクによく効く薬 裏ベストセレクション』
http://books.rakuten.co.jp/rk/85bfbc8dd1f3330693faac1874d6af64/

ほか、各電子書籍取扱い書店にて順次発売開始!

大人気セクシー女優・小島みなみちゃんが歌舞伎町のエンターテイメントバーに降臨! お目当ては新しいソフレ探し!?

 小柄なボディにアイドルフェイス、アニメ声もとってもキュートなセクシー女優・小島みなみちゃんが新宿・歌舞伎町に降臨! オープンしたばかりの『JAPON』に潜入し、なにやら極秘のミッションを遂行しようとしている模様。お酒はそんなに強いほうでもなく、普段は恵比寿や中目黒のお洒落な…

世界を変えるか!? 史上最年少ノーベル賞授賞者マララの半生に迫った『わたしはマララ』

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(C) Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

 今週取り上げる最新映画は、山田洋次監督が吉永小百合と二宮和也を主演に迎えて描くファンタジックなドラマと、ノーベル平和賞を最年少で受賞したパキスタンの少女を追ったドキュメンタリー。静かな語り口に込めた反戦の願いや、言葉の力で暴力に立ち向かう少女の勇気が、師走の心に温かな感動をもたらす力作たちだ。

 『母と暮せば』(12月12日公開)は、劇作家の井上ひさしが広島を舞台にした戯曲『父と暮せば』と対になる物語として温めていたアイデアを、山田洋次監督が自ら脚本も手がけて映画化。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子(吉永小百合)の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二(二宮和也)が現れる。2人は思い出話に花を咲かせながらも、一番の関心は浩二の恋人だった町子(黒木華)のこと。町子の幸せを願いながらも、諦めきれない浩二と、そんな息子を優しくなだめる伸子。2人が心を通わせる大切な時間は永遠に続くようにみえたが……。

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『おそ松さん』よりブラック! 六つ子の厳しい現実を描く、学習マンガ『ニャロメのおもしろ性教室』

<p> 赤塚不二夫先生の生誕80周年記念作として、大人になった現代版『おそ松くん』のアニメ、『おそ松さん』(テレビ東京系)が10月から放送されていますが、皆さんはご覧になりましたか? 六つ子が全員ニートでハローワーク通いをしていたり、声優がことごとくイケメンだったり、あまりのブラックさに、1話目がお蔵入りになったりと、何かと話題に事欠かないアニメ作品で、すでに、2016年からの第2クールの放送も決まっているとか。とにかく、すごい勢いです。</p>

吉本ばななをはじめ、作家、漫画家、ミュージシャンら著名人が“酒場愛”をディープに語る新雑誌「酒場人」創刊!

<p> 吉本ばななとユザーンが、ゆる~く酒場対談!? 『東京都北区赤羽』の清野とおるが“赤くない街”ではしご酒!? 作家、漫画家、ミュージシャンなどの著名人たちが、独断と偏見たっぷりに酒場愛を語る新雑誌「酒場人」(オークラ出版)が、12月8日に新創刊される。</p>

<p> 酒好きならば、並んだ名前を見ただけでピンとくるであろう通好みのラインナップは、対談企画に、吉本ばなな(作家)×ユザーン(タブラ奏者)、押切蓮介(漫画家)×山本さほ(漫画家)。インタビューに、ラズウェル細木(漫画家)、吉田戦車(漫画家)、かせきさいだぁ(ミュージシャン)、坂崎重盛(作家)。飲み歩き企画に、清野とおる(漫画家)。実際に居酒屋で酒を飲みながら、ほろ酔い状態で語られる、お気に入りの酒場、些細なこだわり、酒にまつわる失敗談など、この本でしか読めないエピソードが満載だ。</p>

ダニエル・クレイグ版ボンド、最後となるか!? シリーズ最高傑作『007 スペクター』

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SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights 

 今週取り上げる新作映画は、イギリスが誇るスパイアクションの先駆けで世界最長の映画シリーズでもある『007』の最新作と、日本・トルコ合作で両国友好のいしずえとなった2つの史実をドラマチックに描く感動作。年末年始の観賞にふさわしい、見応え十分の2作品だ。

 『007 スペクター』(公開中)は、英諜報機関MI6のエリートスパイ、ジェームズ・ボンドが活躍する『007』シリーズの第24作。ボンド(ダニエル・クレイグ)は生家スカイフォールでの攻防で絶命した前任の上司Mの遺言に従い、単身でメキシコ、ローマに渡って危険なミッションを遂行する。MI6の廃止と主要9カ国の情報統合をもくろむ陰謀が進むなか、ボンドは余命わずかの旧敵ホワイトに託された娘マドレーヌ(レア・セドゥー)を伴い、強大な犯罪組織スペクターとその首領オーベルハウザー(クリストフ・ワルツ)を突き止める。

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中島知子、今は男の裸に夢中? エロメン男優陣らとセクシー劇団立ち上げ

<p> 元オセロの中島知子が発案し、総合プロデュースを担当した劇団Rexyの旗揚げ公演「ロミオとジュリエットですが…」が20日から23日まで新宿シアターモリエールで上演された。公演前日の20日には報道陣に向けた公開ゲネプロが行われ、ゲネ後に中島自身も登壇。“男の裸を舞台で見せる”ことをコンセプトとした本舞台に「感動しております。素敵でした」と感想を述べた。<br />
 劇団Rexyは女性向けセクシーコンテンツを代表する「SILK LABO」、「GIRL’S CH」で活躍するイケメン若手男優をメンバーに立ち上げられた劇団。本公演には一徹、月野帯人、有馬芳彦、北野翔太、渡部拓哉、小田涼、北澤剛ら人気俳優が多数出演し、シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の上演に携わる男たちのドタバタ劇を文字通り“体を張って”熱演した。</p>

手塚治虫が嫉妬――妖怪漫画家・水木しげるさんの「壮絶人生」と「ポジティブ精神」に最敬礼

<p>『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などの人気漫画家で、文化功労者の水木しげる(本名・武良茂)さんが30日、心不全のため東京都内の病院で死去した。93歳という年齢は「大往生」と呼ぶに相応しい。ネット上では「ショック」「ただただ残念」と悲しみに暮れる声や、「不死身だと思っていた」など、90歳を超えても時折元気な姿をメディアに見せていた水木さんの死に、実感が湧かないといった声も非常に多い。</p>

<p>「妖怪」という用語を『ゲゲゲの鬼太郎』などを通して一般化し、妖怪研究の第一人者でもある水木さんの功績は計り知れず。彼の存在がなければ、ここ数年大ブームの「妖怪ウォッチ」が生み出されることもあり得なかっただろう。</p>

<p> 大阪生まれの鳥取育ちである水木さんは、少年時代からその超がつくほどのマイペースぶりで周囲では有名だったようだ。大人になってからもインタビューや対談がつまらない時は、突然散歩に出かけてしまうというハプニングもあったようで、その性格は生涯変わらなかったらしい。</p>

行きたくても行けない!? “本邦初”日本の秘島ガイドブック『秘島図鑑』

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『秘島図鑑』(河出書房新社)

 島はいい。なんといっても、空気がゆるい。伊豆大島(東京都)や初島(静岡県)のように、首都圏から2時間かからずに行ける島であっても、足を踏み入れた途端、不思議なほどのんびりとした空気や時間が流れる。

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