20代男性の「半分が交際経験なし」の調査結果…でも童貞の何が悪いのか? 歴史上の偉人にも童貞がいっぱい
生涯童貞を貫いたと言われる宮沢賢治(財団法人「宮沢賢治記念会」公式ホームページより) 【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 「20代男性の53.3%が異性との交際経験なし」。20…
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【リアルサウンドより】
7月16日に公開されるバッド・ブレインズのドキュメンタリー『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』より、予告編が公開された。
本作は、2012年に製作された、アメリカン・ハードコア・パンクバンド、バッド・ブレインズのバンド史上初のドキュメンタリー。2007年のツアーの模様を軸に、バンドの歴史を追っていく。『TOO TOUGH TO DIE』のマンディ・スタイン監督がメガホンを取り、『悪魔とダニエル・ジョンストン』のタイラー・ハビーが製作と編集を務めた。
『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』予告編
このたび公開された予告編には、バッド・ブレインズのメンバーをはじめ、本編に登場する様々なアーティストらの姿が捉えられている。「最高のバンドとは言わないが、クセになる」と話す『ブラック・フラッグ』のヘンリー・ロリンズ、「強烈だった」とコメントするビースティ・ボーイズのアダム・ヤウクなど、バッド・ブレインズと関係が深いアーティストたちがインタビューに応じる姿が映し出される。
「FUJI ROCK FESTIVAL ’16」公式サイトより 【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 「音楽に政治を持ち込むな」 現在、ネットではこんな言葉が盛んに連呼され、ツ…
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【リアルサウンドより】
アメリカのシンガー“ハンク・ウィリアムス”の伝記映画『アイ・ソー・ザ・ライト』が、10月1日より日本公開されることが決定した。
本作は、1950年代前後に“キング・オブ・カントリー”と称されたアメリカのシンガー“ハンク・ウィリアムス”の伝記映画。1953年に29歳で逝去したウィリアムスが、短い人生の中で築いた偉大な功績と、その裏で運命に翻弄された半生を描く。
メガホンを取ったのは、『アイアン・フィスト』『ロボコップ』で製作を務めたマーク・エイブラハム監督。主人公ウィリアムス役を『アベンジャーズ』『ハイ・ライズ』のトム・ヒドルストン、ウィリアムスの妻オードリー役を『GODZILLA ゴジラ』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のエリザベス・オルセンがそれぞれ演じる。ヒドルストンは本作で、劇中のハンクの曲をすべて自ら歌っている。
ウィリアムスは、1923年アラバマ州に生まれ、二分脊椎症を抱えながら貧困の中で育ち、1947年カントリー歌手としてメジャーデビューした。活動期間たった6年という短さにもかかわらず、ウィリアムスが生んだ音楽に影響されたミュージシャンは多く、“ルーツ・オブ・ロック=ロックの父”と呼ばれるほどのシンガーである。彼の偉業を称えるベスト盤やトリビュートアルバムは世界中で多く発売されており、2001年にリリースされたアルバム「タイムレス~ハンク・ウィリアムス トリビュート」には、ボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュ、キース・リチャーズ 、BECKらが参加している。
■公開情報
『アイ・ソー・ザ・ライト』
10月1日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:マーク・エイブラハム
音楽プロデューサー:ロドニー・クロウェル
出演:トム・ヒドルストン、エリザベス・オルセン
配給:ローソンHMVエンタテイメント、カルチャヴィル
原題:「I Saw The Light」/アメリカ/123分
(c)2016 I Saw The Light Movie, LLC and RatPac ISTL LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:isawthelight-movie.com
【リアルサウンドより】
ミシェル・ゴンドリー監督最新作『グッバイ、サマー』の公開日が9月10日に決定し、あわせて日本版ビジュアルが公開された。
本作は、『エターナル・サンシャイン』『ムード・インディゴ うたかたの日々』のゴンドリー監督が、「僕の思い出、僕が体験したことや僕が覚えていることをもとに冒険したかった」と語る自伝的青春映画。たくさんの悩みを抱えながら、画家を目指す14歳のダニエルが、ある日同じ中学に転向してきた変わり者のテオと意気投合し、息苦しくうんざりするような毎日から脱するため、スクラップを集めて自分たちで“夢の車”を作り、夏休みに旅に出る計画を立てる模様を描く。ダニエル役のアンジュ・ダルジャン、テオ役のテオフィル・バケのほか、『アメリ』のオドレイ・トトゥらが出演する。
このたび公開された日本版ビジュアルには、“14歳。僕らの夏休みは永遠の想い出”のコピーとともに、ダニエルとテオの姿と、彼らが自作した“動くログハウス”が捉えられている。水彩画のような淡い背景に散りばめられたイラストの中の数点は、イラストレーターの下平晃道によって描き下ろされた。
■公開情報
『グッバイ、サマー』
9月10日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか、全国ロードショー
出演:アンジュ・ダルジャン、テオフィル・バケ、オドレイ・トトゥ
監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー
製作:ジョルジュ・ベルマン
撮影:ロラン・ブリュネ
音楽:ジャン=クロード・ヴァニエ
提供:シネマライズ+トランスフォーマー
配給:トランスフォーマー
宣伝:ミラクルヴォイス
2015年/フランス/104分/DCP/原題:Microbe et Gasoil/日本語字幕:星加久実
(c)Partizan Films- Studiocanal 2015
公式サイト:www.transformer.co.jp/m/goodbyesummer
フジテレビ『ワイドナショー』番組ページより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
番組あげて“土地転がし”報道否定ショーをやろうということだったらしい。6月19日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)。いきなり松本人志のこんなツイートの紹介から始まった。
〈数年前に買った土地を最近売った。。。
週刊新潮の記者が来てフラッシュをバンバン焚かれ、いくらで売れたんですか!ひつこく聞かれた。そんな個人情報を?記事にするの?どうした?新潮。〉
そして、画面がスタジオに切り替わると、本人がこうまくしたて始めた。
「いやっ、だから僕ホント怒ってないんですよ? 全然怒ってるんじゃないんですけど。土地を売ったんですよ。それだけのことなんですよ。それだけのこと。大阪のNGK(なんばグランド花月)のイベントが終わって、後輩たちと打ち上げ行こうか言うて車乗って、打ち上げの店の前で車止まって、降りたら、もういきなりパシャパシャパシャパシャ! 『土地売ったんですか!?』『いくらで売れたんすか!?』『いくら儲かったんですか!?』……いやいやいや、こんなんネタになる? 記事になるの?ってことなんですよ」
「もっと面白くね、『文春』に負けへんぐらいのネタをね、持ってきてくれよ」
「金額全部ウソやからね!! このまま(土地を)持ってたら損するから売っただけなんですよ! それを金額をすごく上げて、土地転がし感を出す!」
なんのことかよくわからない読者のために、経緯を説明しよう。松本が必死で否定していたのは、「週刊新潮」(6月23日号)に掲載された「8億円の土地転売で『ダウンタウン松本』の譲渡損益」と題された記事。
記事によれば、松本は2010年8月10日、JR新橋駅から徒歩3分、烏森神社のさらに西にある都心の一等地を購入していた。広さは261.08平方メートル。当時、リーマンショックの後で、比較的地価が下がっており、購入価格は8億円、しかも抵当権なども設定されておらずキャッシュだったと推定される。松本はその土地を、今年になって購入額の倍である推定16億円で売却。8億円の売却益を得たというのだ。
おそらく、松本はこの記事に対して、「金額は真っ赤な嘘で、おれはそんな儲けていない」と否定したうえ、「ただ土地を売っただけなのに、どうして記事にするのか」と批判したかったのだろう。しかし、それをマジでやってしまうと、もっと格好悪いことになるので、番組を使って、ギャグ仕立てにした。
実際、そのあとも司会の東野幸治やコメンテーターの石原良純、前園真聖、古市憲寿らにわざといろいろつっこませ、「ないねん! ほんまにないねんて!」「なんかお前、悪意あるな!」「それっ! ほんま、個人情報やろっ!?」と返す、というお約束のやりとりを繰り広げた。
しかし、この取引は、松本の主張するようにたまたま土地を買って、売っただけ、というようなものではない。ももともとこの土地はいわく付きの“玄人向け”物件だった。烏森通り沿い、角にある古びたタバコ屋とその隣の韓国料理屋、2つの建物を取り囲むL字型の特殊な土地、この2つの建物を地上げして壊せば通りに面した長方形になり、価値が一気に高くなる。もっとも、タバコ屋の土地所有者である高齢の姉妹はなかなか売ろうとしない。
そのためバブル時代から一儲けを目論む数多くの不動産、地上げ業者が狙いをつけて、あの手この手で手を伸ばしてきた有名な土地だった。
「松本さんも、おばあちゃんが土地を売れば儲かるといわれて購入したのでしょうが、彼女らが手放すことはなく、取得した土地はコインパーキングにした。で、今後もおばあちゃんが土地を売る保証がないし、価格も上がっていないということで売却を決めたのでしょう」(新潮に掲載された都内不動産業界関係者のコメント)
つまり、地上げによる土地転がしを狙ってこの土地を買っていたのだ。物件の内容を考えれば、松本がどう否定しようとそれは明らかだろう。「新潮」は、8億円で買ったこの土地を16億円で売ったと書いていたが、実際の金額はともかく、もしタバコ店が土地を売っていれば、その倍以上の利益を得ていたかもしれない。
しかも、その売却のタイミングもかなり計算されたものだった。同じく新潮には、地元不動産屋のこんなコメントが載っている。
「コインパーキングにして固定資産税分を賄いつつ、5年が経過するのを待って転売する。これは完全にプロのやり方ですよ。(略)土地を取得して5年以内に売ると、短期譲渡所得という扱いになり、売買で得た利益の39%が税金として持っていかれる。ところが5年以上経ってから売った場合、長期譲渡所得として税率は20%で済むのです。知識と、資金的な余裕がなければ絶対にできない取引です」(新潮に掲載された地元不動産屋のコメント)
まさしくクロウトはだしのやり口だが、松本は「怒っていない」と言いつつ、こうした地上げ屋まがいの“土地転がし”の取引を暴かれたことに裏で相当怒っていたらしい。「週刊新潮」関係者が語る。
「ある筋から、なんとか記事を止められないかというアプローチもありました。それでも、ウチが記事を止めなかったんで、しようがなく番組でギャグっぽく否定したということでしょうね」
実際、松本はツイッターでも番組でもこの土地取引が「個人情報」だとやたら強調していた。そして、この記事にいかに価値がないかを強調し、部数を上げたいなら、僕に言ってきてくれれば、サイパンで水着グラビアをやったっていい、などという笑えないギャグまで口にしていた。
しかし、「新潮」の記事は個人情報でも、価値がないわけでもない。純粋ならお笑い芸人ならまだしも、松本は今や、『ワイドナショー』のキャスターとして、毎週、社会問題や政治について発言し、安倍首相とも対談する存在なのだ。その発言はたびたびYahoo!ニュースで取り上げられ、世論形成にも大きな影響力をもっている。
だとしたら、その主張やコメントにどんなバックボーンがあるのか、をチェックしようと考えるのは当然であり、その人物がどんな私生活をして、どれだけの資産をもっているか、といった報道もそのチェックのためには非常に大きな意味がある。
実際、今回の「週刊新潮」の松本人志“土地転がし”報道は、松本がこのところ、ネトウヨと見紛うほど保守化をエスカレートさせ、安倍首相が『ワイドナショー』に登場した際に、みっともないくらいにへりくだって媚びへつらった理由を明らかにしてくれた。
かつて、すべてをストイックにお笑いに捧げ、刃物のように尖っていた松本も、家庭をもち、子煩悩な一児のパパになった。そして、家族に金を遺すために、裏でコソコソとこんな土地転がしまでやるようになってしまった。
とにかく、自分が獲得した金と地位を守り、増やすことに汲々としている人間が、富裕層だけをひたすら守ろうとする安倍首相とその政策を熱烈に支持したくなるのも当然というべきだろう。
これから先、松本が『ワイドナショー』で庶民も税負担をすべきだ、とか、弱者ばかりが守られすぎているなどとしたり顔で主張したときは、視聴者はこの記事のことを思い出したほうがいい。その言葉はお笑い一本で世の中と対峙している男ではなく、億単位の“土地転がし”をやっている男の口から出ているのだ。
(野尻民夫)
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【リアルサウンドより】
8月13日に封切られる韓国映画『ミス・ワイフ』より、新たな場面写真が公開された。
本作は、『花嫁はギャングスター』のカン・ヒョジン監督が手がけたラブコメディ。不慮の交通事故に遭った勝訴率100%の独身敏腕弁護士ヨヌが、怪しげな男・イ所長の提案により、ひと月の間、2人の子持ち主婦の人生を生きる模様を描く。『悪魔は誰だ』のオム・ジョンファが逆転生活を送ることになる主人公ヨヌを演じるほか、『情愛中毒』のソン・スンホン、『海にかかる霧』のキム・サンホ、『私の愛、私の花嫁』のラ・ミランらが出演する。
このたび“父の日”にちなんで公開されたのは、裕福じゃなくても妻と家族に対する愛だけは溢れるほどある、地方公務員の夫役を演じたソン・スンホンの場面写真。幼稚園児の息子との2ショットシーンと、息子が書いた絵を背景にソファーに並んだ家族の姿が捉えられている。
■公開情報
『ミス・ワイフ』
8月13日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー
監督:カン・ヒョジン
出演:オム・ジョンファ(「魔女の恋愛」『悪魔は誰だ』) ソン・スンホン(『情愛中毒』「マイ・プリンセス」)キム・サンホ(『海にかかる霧』)
ラ・ミラン(『私の愛、私の花嫁』)
配給:クロックワークス
2015年/韓国/124分/カラー/シネスコ/5.1ch
(c)2015 Megabox Plus M All Rights Reserved
公式サイト:misswife-movie.com
【リアルサウンドより】
『インデペンデンス・デイ』の新章『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』より、20年前の撮影方法とVFX技術の進歩が明かされた。
本作は、1996年に公開され、第69回アカデミー視覚効果賞を受賞したSF映画『インデペンデンス・デイ』の続編。前作から20年の月日が流れた世界を舞台に、アメリカ合衆国全土を覆うサイズへと巨大化した宇宙船が、世界の主要都市を破壊し尽くしていく模様を描く。
スティーブン・スピルバーグ監督が「お金を払って観たい映画」とコメントした前作の『インデペンデンス・デイ』は、CG技術とミニチュア模型を融合させたスペクタクル・シーンが多数存在した。前作に引き続き今作でも製作・脚本を務めたディーン・デブリンは当時、「この映画は誰も観たことのない映画史上最大のスケールの模型撮影だと自負している」と明かした。
当時も最新のデジタル・コンピューター技術が多く使われたが、都市や飛行機、宇宙船の模型を作って撮影するという伝統的な方法も取り入れられ、ホワイトハウス、自由の女神像、エンパイア・ステートビル、F-18型戦闘機、ヒューイ型ヘリコプター、爆撃用と攻撃用から母艦まで数種類の宇宙船と、大統領専用機エアフォース・ワンまで、様々な模型が制作された。模型を担当したマイケル・ジョイスは当時、「この作品は、これまでのディザスター映画の3本分以上の模型を使っている。実際に模型を燃やした炎、爆破のナマの迫力にはコンピューターもかなわない」と話した。
エメリッヒ監督は、「正直言って、私は続編がそれほど好きではない。どうして“以前に観たものをまた観たいと思うのか?”」と公言するが、「『2012』を初めてデジタル・カメラで撮影して、“技術がどれほど進歩したかということに突然気づいた”」と当時を振り返り、初めて続編を手がけることになった経緯を語った。視覚効果スーパーバイザーとエメリッヒ監督は、「あの当時やれなかったことを今ならやれる」と語っている。
『インデペンデンス・デイ』(1996)場面写真
『インデペンデンス・デイ』(1996)場面写真
『インデペンデンス・デイ』(1996)場面写真
■リリース情報
『インデペンデンス・デイ』
ブルーレイ発売中 ¥1,905+税
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
■公開情報
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
7月8日(金)前夜祭上映(一部劇場を除く)
7月9日(土)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、リアム・ヘムズワース
配給:20世紀フォックス映画
(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/idr/
『PLANETS』HPより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
舛添要一東京都知事がついに辞職願を提出してから丸2日。ワイドショーはとたんに舛添の疑惑のことなどまったく触れなくなり、今度は「次の都知事は誰がいい?」なんていう企画を嬉々としてやり始めた。
しかし、本当にそれでいいのか。今、改めてマスコミや視聴者に突きつけたいのは、舛添は本当に辞職に値するようなことをやったのか、という質問だ。
本サイトが何度も指摘してきたように、舛添と同様の政治資金の私的流用は安倍晋三首相はじめほとんどの政治家がやっていることだ。贅沢な海外視察や公用車使用、都庁にいる時間の少なさ、そして公私混同は、石原慎太郎元都知事の方がもっとひどかったし、政治資金の問題も、甘利明元経済再生相の賄賂疑惑の方が何百倍も悪質だった。それでも、石原は辞職しなかったどころか、ほとんど追及を受けなかった。甘利は辞任会見で「武士だ」と称賛され、今、涼しい顔で復帰の準備をしている。
ところが、舛添はあんなごく少額の政治資金の私的流用で辞職まで追い詰められたのだ。ワイドショーは連日、政治資金でシルクの服を買っただの、美術館視察をしただの、ヤフオクで骨董品を落札しただの、子どもと一緒に野球を観に行っただのという話題に延々1時間以上も費やし、舛添を袋叩きにし続けた。そして、それに呼応して、都民がカメラの前で「すぐに辞めてほしい」「あんな知事は恥ずかしい」と叫ぶ。その様相はほとんどマスコミと大衆が一体になった「イジメ」だったといってもいい。
もっとも、こんなことはマスコミは口が裂けても言わないだろう、書くのは結局、リテラだけか……と思っていたら、当のワイドショーでこの舛添叩きの異常性を真っ向から批判するコメンテーターが現れた。
ゼロ年代以降のカルチャー批評で高い評価を得ている評論家の宇野常寛。宇野は6月16日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ)のなかで、舛添氏辞任の報を受けてこう語ったのだ。
「バカバカしいにもほどがありますよね。だって、どんなに多く見積もっても1000万も不正使用してないですよ、これ。それで46億円かけてこの後選挙するんですよ。都議会とか麻痺させといて、アホかって話ですよね。明らかに、背景にはもっと都議会が首長に言うことを聞かせたいっていうね、ある種の権力争いがあったことは自明ですよ。そのためにこれだけの都政の混乱を招いて税金も無駄遣いし、しかもマスコミもそれに乗っかってガンガン報道し、それを大衆も喜んで聞いていたわけですよね。ようは、都議会の連中の党利党略、そして、僕ら大衆の、あと、マスコミのイジメエンターテインメント、これでスッキリするために46億円が無駄に使われていて、そして、都政もある程度麻痺するわけですよ。こんなことやってたら滅びますよこの国は」
都議会の党利党略が原因、というのは読みが違うと思うが、「マスコミのイジメエンターテインメント」というのは、まさしくそのとおりと言っていいだろう。しかも、それをイジメの一番の発信源であるワイドショーで指摘したというのは、見事である。正直、宇野のことをちょっと見直した。
実際、この発言の後の『スッキリ!!』は見ものだった。スタジオは完全に凍りつき、すべての出演者が困惑の表情を浮かべる。司会の加藤浩次は大慌てで「金額的にはそうかもしれませんけれども、舛添知事がやったことに関してはどうですか?」と反論し、舛添叩きの方向に話を戻そうとするのだが、宇野は意に介さず、さらにこう畳み掛けたのだ。
「やったことに関しては、僕は、いいか悪いかでいったらよくなかったと思いますよ。ただ、本人はお金返すって言ってるし、この先任期終わるまでタダ働きするって言ってるんだから、十分制裁受けてると思うんですよね。これね、都知事の首をすげ替えるまでのことじゃないと思うんですよ。なんか、この程度のことで大騒ぎしてみんなで楽しむみたいな文化をどうにかしない限り、絶対にこの国よくならないですよ」
さらに焦る加藤。スタジオは気まずい空気が支配し、これからどうなるか、とわくわくしながら、見守っていたら、とんだ邪魔が入ってきた。”安倍の腹話術人形”の異名を持つ青山和弘日本テレビ報道局解説委員・政治部副部長が、加藤のかわりに反論を始めたのだ。青山は冷静な体を装いながら、宇野をさとすようにこう語った。
「今回、そもそもは小さい話から始まっているというのは事実だと思うんですね。ただやはり舛添さんがそれに対して初期対応を誤って、どんどん話が拡大していき、次々と疑惑が出ていった。(略)今回の話を見て行くと、舛添さんがそうした世論や、周囲との認識の間にどうしてもズレがあった。そのズレの中に驕りというものが見えたので、ここまで来てしまった。(略)これはやはり、舛添さん本人の問題というのが大きかったということは言わざるを得ない」
安倍政権の悪質な不正は一切追及せず、ひたすらヨイショを続けている人間がよくいうわ、という感じだが、それはともかく、ワイドショーの司会者やコメンテーターたちが口をそろえるのが、この「舛添は初期対応を誤った」「舛添には驕りがあった」というセリフだ。
しかし、はっきりいうが、こんなものは建前にすぎない。実は、一連の舛添叩きについては、当のワイドショー関係者からも裏で批判の声が上がっていた。民放の午後のワイドショーのスタッフが語る。
「途中から、コメンテーター、スタッフの間でも『さすがにやりすぎだよね』『これはイジメだよ』という声があがるようになっていたんです。それで、舛添問題の扱いを小さくしたこともあったんですが、すると、視聴率がガクンと下がる。逆に、舛添問題を放映すると、視聴率はぐんぐん伸びる。それで、『とにかくどんな小さいネタでもいいから、やれーっ』と号令がかかって、どんどんセコイ話の放映時間が伸びていった」
ようするに、マスコミはたんに視聴率が取れるから大騒ぎしていただけなのだ。そして、普段なら絶対無視するような小さなネタを大々的に報道し、それに視聴者が反応してさらに舛添批判の声が高まる。すると、マスコミがその視聴者の声に押されてさらに新しいネタをやる……そうやって、この”血祭り”は膨れあがっていったのだ。
もちろん、そういう意味では、この舛添叩きは、大きな悪よりも身近なわかりやすい小さな悪に反応する現代日本の大衆の心性の問題だともいえるだろう。息子のプロジェクトに税金数億円をつぎ込み、政治資金でクルーザー遊びをする石原には世界が違いすぎて何も言わないが、ホテル三日月や野球観戦の金を政治資金で落とした舛添には怒りの声が沸騰する。これは、巨万の富を得ている大企業やIT企業のトップには憧れと尊敬の眼差しを向ける一方で、たいした給与をもらっていない公務員には「もらいすぎ」と憎悪を露わにする、2000年代くらいから発現した大衆の心性と共通するものだ(ちなみに、これはクオリティが高く手の届かないアーティストよりもAKBのような素人っぽいアイドルに魅かれるというような心性とも地続きだと思われるが、AKB応援団の宇野はそのへんをどう考えているのだろう)。
しかし、そうだとしても、騒動をつくりだした責任の多くは、まぎれもなくメディアの側にある。なぜなら、ネタを提供し、この心性を増幅させているのが、他でもないマスコミだからだ。
今のマスコミは、本当の悪、大きな悪については、タブーに阻まれ、ほとんど報道することができない。そのぶん、いったん、タブーでない、つまり批判が許される小さな悪を見つけると、報道をそこに集中させる。たとえば、ジャニーズには何も言えないから、そのぶんベッキーを叩くというような。
つまり、タブーによって、批判できる対象が狭くなっていることの反作用として、小さな悪に対するバッシング、報道のスペクタクル化が起きているのだ。
実際、テレビや新聞が舛添批判をここまで大々的にしつこくやれたのは、舛添が安倍首相や石原慎太郎と違って、タブーではなかったからだ。前出のワイドショースタッフが自戒気味にこう語る。
「舛添は自民党の支持で都知事になったとはいえ、安倍政権の中枢とは、非常に距離がある。むしろ安倍首相には嫌われている。その空気を察知したというのはありました。これは叩いてもどこからも文句はこないな、と。しかも、普段、権力に弱くてなかなか政治家の批判をできない自分たちに忸怩たる思いもあるので、そのぶん、かさにかかって舛添を責め立てたというのはあるでしょう。舛添を叩くことで、ちゃんと権力批判をやっていると錯覚したいというような感じですかね」
実は、宇野はこの日、『スッキリ!!』でもうひとつ、刺激的な発言をして、加藤はじめスタジオを凍りつかせていた。次の都知事はどんな人がいいか、と聞かれたときのことだ。
「僕は、単にメディアが叩きづらいほうがいいと思うんですよ。たとえば、皇族の方とか。大手芸能事務所のタレントとかですね。そういった方がなると、メディアが叩きづらくて、都政が長続きするからいいんじゃないかなぁと思います」
もちろん、これは、タブーになるととたんに何も言わなくなるマスコミの体質を皮肉ったものだ。
タブーの大きな悪には目をつむり、小さな悪をバッシングして血祭りに上げる。このマスコミの異常な報道の傾向を変えない限り、この国はどんどんとんでもないことになっていくだろう。
(野尻民夫)
【リアルサウンドより】
ソン・ガンホ主演作『弁護人』より、韓国3大監督と称されるポン・ジュノ、パク・チャヌク、キム・ジウンのコメントが公開された。
本作は、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の青年弁護士時代、1981年9月に実際に起きた「釜林(プリム)事件」をモチーフにしたヒューマンドラマ。学歴はないが、様々な案件を抱える人気税務弁護士が、裁判を控える知人の息子を救うために、誰も引き受けようとしない難事件の弁護に挑んでいく姿を描く。
韓国では、2014年に公開されるや平日の3日間で100万人、1ヶ月間で1000万人を動員し、2014年の興行収入第4位という大ヒットを記録した本作。主演のソン・ガンホは、本作が韓国で公開された2014年に、韓国トップスター賞や第35回青龍映画賞の主演男優賞を受賞している。
本作に対して、『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』を手掛けたパク・チャヌク監督は、「映画を観ながら泣きすぎてしまった。この映画は、人間、良心、正義を描いています。今後、ソン・ガンホは『弁護人』の俳優として記憶されると信じています」と語り、キム・ジウン監督は「とても感動的で面白かったです。頑張っている人々に少なからずの勇気と笑い、そして感動を与えてくれる、そんな豊富な物語が詰まった映画だと思います」と絶賛のコメントを寄せている。また、『グエムル-漢江の怪物- 』『スノーピアサー』などのヒット作を生み出したポン・ジュノ監督は「新しいソン・ガンホの演技に衝撃と感動を覚えました。軽快に始まるが、いつの間にかどっしりとした深い感動で終わるという、最頂点にある映画ではないでしょうか。笑いと温かい人間愛、深い感動の全てが混ざっている!」と語っている。
11月の日本公開に先駆け、東京・新宿シネマカリテで行われる映画イベント“カリテ・ファンタスティック! シネマコレクション2016”(通称:カリコレ)でのプレミア上映が8月6日に予定されている。
■公開情報
『弁護人』
カリコレ2016 8月6日(土)13時〜プレミアム上映
11月、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督:ヤン・ウソク
脚本:ヤン・ウソク、ユン・ヒョノ
出演:ソン・ガンホ、イム・シワン(ZE:A)、キム・ヨンエ、クァク・ドウォン、オ・ダルス
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