「14ウーマン」の記事一覧(5 / 161ページ)

福原愛&平愛梨だけじゃない? 結婚時に“幸せアピール”しすぎて、好感度大暴落のタレント

 昨年9月に結婚報告会見を開いた卓球女子の福原愛選手、同じく昨年のクリスマスイヴに婚約を発表した女優の平愛梨。この2人が、メディアやSNSで“幸せアピール”を過剰にしすぎたとして、現在ネット上でアンチが急増しているという。芸能界にはこのように、結婚に舞い上がってしまったがゆえに反感を買い、「脳内お花畑」などと批判された芸能人はほかにもいる。

「2013年12月21日、翌14年2月に結婚することを発表したあべこうじと元モーニング娘。・高橋愛夫妻にも、当時バッシングが巻き起こりました。というのも、結婚発表から4日後の同25日、高橋がブログに、クリスマスデートの様子をあべの写真付きで早速アップしたから。高橋は元アイドルとあって、『ずっと応援してくれたファンへの配慮がなさすぎる』『こういうアピールは入籍後にすべき』といった声が続出しました」(芸能ライター)

 現在も高橋は、結婚記念日にケーキを作ったり、あべの単独ライブに行ったことを報告するなどラブラブアピールが続いている。最近では、テレビ露出が激減していることもあり、「夫婦の私生活以外売るものがない」などとネット上で批判されているようだ。

「13年3月に結婚を発表した中尾明慶&仲里依紗も、ネットユーザーから嘲笑された夫婦です。各報道機関への結婚報告のFAXで『二人の合言葉はBIG LOVE。この言葉を大切に人生を歩んでいきます』とつづっていたのですが、ネット上ではこの『BIG LOVE』という言葉に対して、『なんかアホッぽい』『いい年してイタすぎる』との声が続出。その後、中尾が明かしたところによると、『BIG LOVE』は、2人が電話を切るときなどに言い合っている言葉だそうで、『結婚報告のFAXというかしこまった文書に載せるべき言葉だったのか』『イチャイチャを見せつけられた気分』といった苦言も出ていました」(同)

 また、15年に、元読者モデルと再婚した中村獅童も、ネット上で「はしゃぎすぎて見ていられない」といわれていた。

「再婚会見では、自身が本名の幹弘から“みー君”と呼ばれることを明かし、披露宴前の会見では、終始見つめ合ってラブラブな様子で、中村は『顔見た瞬間グッときちゃいました』、さらに妻も『初めて会った時から運命的なものを感じたかもしれない』と発言していました。中村は05年6月に竹内結子と結婚したのですが、06年7月に、酒気帯び運転と信号無視で警視庁に検挙され、その際、岡本綾が同乗していたとして不倫スキャンダルに発展。08年には離婚が成立しています。そういった過去があるにもかかわらず、再婚で大はしゃぎしている中村には、ネット上で『竹内と息子が可哀想』といった批判の声が多数上がりました」(同)

 結婚という“幸せの絶頂”に浮かれるのはよいが、芸能人としての好感度を考えると、ほどほどにしておく方がベターかもしれない。

二階堂ふみの綾野剛ドラマヒロイン決定に非難轟々 綾野ファンが怒る理由は?

 4月から放送される連続ドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)で、怪物役の綾野剛(35)のヒロイン役として二階堂ふみ(22)が出演することが発表された。綾野剛主演と報じられた時点では大いに期待が高まっていた同ドラマだが、今回のヒロイン発表で一気に期待が薄れている様子。「恋愛ドラマのヒロインなのに、二階堂ふみなんて……」と残念がる声がネット上に相次いでいるのが、なぜなのだろうか。

 二階堂と言えば、17歳の時に若くして園子温監督の映画『ヒミズ』で主演を務め、第68回ヴェネツィア国際映画祭では新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しており、演技派というイメージを持っている人も多いことだろう。だが、演技の善し悪しを素人が判断するものではないとはいえ、その演技力が同世代女優の中で突出しているかというと、そこには疑問符がつく。特に昨年放送された連続ドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)での演技は衝撃の大根役者と揶揄されてしまった。ミステリー作品だったため、「二階堂ふみのこの棒演技……きっと何か裏があるはずだ!」と勘ぐっていた視聴者が多かったようだが、ストーリー上の特別な意味など何もなかった。

 ただ、演技を評価されている若手女優のほうが稀少で、多くは可憐なルックスだったり、逆に親しみやすさで同性支持を得ているのが実状。二階堂がアンチを増やしたのは、2016年からレギュラー出演している『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の「ゴチになります!」コーナーが大きいかもしれない。

 このコーナーでの二階堂の言動に、「負けず嫌いな感じが嫌い」「杏ちゃんと違ってあざとい」「生意気で鼻につく」といった感想を持つ視聴者が多かったようで、ネット掲示板で上記のようなコメントが毎週盛り上がるようになってしまったのである。

 22歳と若い二階堂であれば、「負けず嫌い」も「生意気でカワイイ!」と受け止められていいはず。しかしここまで不評なのは、彼女の交際する男性たちがことごとくサブカルチャー好き女性に人気の高い面々であることも関係していると考えられる。二階堂といえば菅田将暉(23)ととても仲が良く(付き合ってはいないと明言)、ロックバンド「OKAMOTO’S」のオカモトレイジ(26)と熱愛が噂され、16歳年上の新井浩文(38)とのデート姿が撮られ、直近ではいまや飛ぶ鳥を落とす勢いの星野源(36)と半同棲中だと見られている。

 さらに本作で競演する綾野剛は、橋本愛、戸田恵梨香、成海璃子などの女優と熱愛が噂されてきた“年下キラー”とも呼ばれる男だ。二階堂は橋本愛や成海璃子と趣味の領域が近い“サブカル女”ゆえ、綾野とイイ関係になってしまう可能性もあるのではないか。これは綾野の主演ドラマに期待する綾野ファンにとっては、穏やかではない事態である。綾野は「共演者は仕事相手なので付き合わない」と明言しているが、果たして……。

 綾野にとって久々の恋愛ドラマとなる『フランケンシュタインの恋』。ファンの期待も高まるがゆえ、ヒロイン役が二階堂ではなくとも叩かれたかもしれない。最終的に、「相手役が二階堂ふみで良かった」と綾野ファンも納得するようなドラマ作品になってほしい。4月の放送開始が楽しみである。

(ボンゾ)

『夫のちんぽが入らない』は「試合」ではなく「壁打ち」である

 『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)。今最も注目を集めている「私小説」と言ってもいいでしょう。衝撃的なタイトルがつけられたこの小説は、主婦である作者・こだまさんが同人誌即売会「文学フリマ」に参加し、同人誌『なし水』に寄稿した短篇「夫のちんぽが入らない」(発行当時も大きな話題となりました)を元に扶桑社より出版されたもので、初版3万部から版を重ね、発売から一カ月を待たずに13万部を突破するという異例のヒットを飛ばしています。タイトルの強烈さが話題を呼び、この小説初版特設サイトには「お客様がタイトルを声に出して言わなくても書店さんに注文できる申込書」が用意されているほどです。

 「ちんぽ」という単語には、人を惹きつける魔力があります。ちんぽとは、おかしくて時に切実なものです。タイトルに引き寄せられてこの本を手に取る人も多いことでしょう。そして小説の中身もやはり、おかしくて切実です。小説の中には、20年もの間「ちんぽが入らない問題」にじわじわと追い詰められてきた夫婦の生活、周囲の「善良な人びと」からの「普通」の押し付け、心の病に身体の病といった事柄が描かれており、笑ってしまう、いや笑えない、の境界を読者に行き来させます。笑い涙と血が同時に流れるような本なのです。だから決して、タイトルだけで売れている作品ではないのですが、ネット上などに流れる感想を目にしていると、この小説が世間で受け入れられるにあたり、いい意味でも悪い意味でも「夫のちんぽが入らない女性が書いている」という面ばかりに注目が集まっているようにも感じられます。

 夫のちんぽが入らない。話題としては非常に吸引力があります。「実は私も入らないんです」「入らないまではいかないにしても、いつも痛くなってセックスするのがつらい」と切実な感想を述べる人もいる一方で、「ちんぽが入らないなんてことが本当にありえるのか」と驚きや疑問の声も、ネット上で多く聞かれました。実は筆者も「入らない」ことで長らく悩んできた身なのですが、そのことを男友達に話して「そんなことってあるんですか!?」と大変驚かれ、むしろちんぽがスルスル入る感覚のほうが信じられないよ!と衝撃を受けた経験があります。「ちんぽが入らない問題」は、非常に物珍しいものとして受け取られているようなのです。

 ですから、当事者以外の人びとからすれば「ちんぽが入らない(しかも夫だけ)」という状態は、やはり不思議でたまらないのでしょう。実際「夫のちんぽが入らない」とインターネットの検索窓に打ち込めば、「原因」「病気」「なぜ」といった言葉がサジェストに続きます。AV男優のしみけんさんがTwitterで「膣中隔」という先天性の膣の状態異常(膣の内部が襞でふたつに仕切られ、通常の穴とは別に途中で塞がったニセの穴があり、そちらに入れようとすると入らないのだそう)について解説していたように、あるいは複数の読者から「処女膜強靭症」(生まれつき処女膜が分厚く固い状態になっており、複数回性交を重ねても痛みが生じるというもの)では?という言葉が発せられたように、この「ちんぽが入らない問題」に医学的な原因とその「解決」を望む人の声というものが目立つように思われます。

〈夫のちんぽが入らない女性・「私」=こだま〉ではなく、〈夫のちんぽが入らない「私」を書いた作家・こだま〉

 ですが「夫のちんぽが入らない」問題は、小説の中で「解決」されません。何か具体的な対処法が示されるということもない。「私」も夫も相手以外の人間とならば「入る」のに、夫婦でセックスをしようとするとどうしても入らない、その理由さえも分からないままです。

 きっと、この問題に対する「まっとうな」答えは「病院に行けばいいのに」なのでしょう。小説のなかでも、「私」は母親から「結婚して何年も経つのに子どもができないのはおかしい。一度病院で診てもらいなさい」という言葉をかけられています。しかしそうした「まっとうさ」こそが「私」を追い詰めるものであるというのは、小説を読めば分かるはずです。さらに、作者のこだまさんと詩人・文月悠光さんとの対談で語られているように、ちんぽが「入らない」ことは〈大人の社会に「入れない」、世間で「これが幸せ」とされる家族の形に「入れない」〉〈級友の輪、生徒の心、妊娠や育児の話……とあらゆる場に「入れない」〉というところに繋がっていきます。つまり、「入らない」という言葉が、小説の中で事実を示す以上の豊かな広がりを持っているのです。小説には、言葉に事実を、そして現実を超える意味を持たせる力があります。もし原因が「膣中隔」や「処女膜強靭症」などと具体的な「現実の言葉」で示されていたら、この小説はまったく別のものになってしまうでしょう。

 もちろん、こうしたコメントを通して、自身の性器の異常に気がついたり、向き合おうとしたりする読者は少なからずいると思います。「何だか分からないけど頭がくらくらする」というときに、「風邪ですね」と他者から定義づけされることは人を安心させますし、「解決策」として有効です。しかし作者がブログ内で語っているように、また単行本の帯にも「私小説」と銘打たれているように、『夫のちんぽが入らない』は、「解決できない」ことを描いた「小説」なのです。

 おそらく、実話を元にしたこの小説を読むにあたり、「私」と作者のこだまさんを完全に切り離して考えるのは、なかなかに難しいことだと思います。どうしても「夫のちんぽが入らない女性」が書いた体験記、あるいは闘病記のように読めてしまう。その受け取り方を否定するつもりはありません。ですがこの文章が「小説」である以上、「どういう人が書いているのか」あるいは「何が描かれているのか」ということだけではなく、「どのように描かれているのか」ということにも、もっと注目してみてもいいのではないでしょうか。

 たとえばこの本が体験記や闘病記であれば、先に挙げた「膣中隔」や「処女膜強靭症」といった「現実の病」が大きな意味を持つでしょう。しかしそれと同時に、『夫のちんぽが入らない』は、こだまというひとりの女性の人生より外には、出ることができなくなります。「入らない」という問題も、具体的な病名以上の意味を持たなくなる。ですが、小説はそれが現実を元にして書かれたものであっても、現実ではありません。現実の枠から脱しうる広がりを持っているからこそ、「入らない」問題はあらゆる輪に「入れない」人びとの物語たりえるのですし、「私」は〈こだま〉個人ではない、あらゆる人間になることができる。だからこそ、この小説を読むときには、作者のことを〈夫のちんぽが入らない女性・「私」=こだま〉ではなく、〈夫のちんぽが入らないこと、そして入らない「私」を書いた作家・こだま〉として見てみるのも、大切なことなのだと思います。

この小説は「試合」ではなく「壁打ち」である

 この小説は、とくに劇的な終わり方をするわけではありません。細い糸がすうーっと伸びるようにして閉じられます。夫のちんぽは入らないままだし、「私」の内向きな性格が、すごく前向きなものになるということもない。前を向いて問題と戦うのではなく、誰を負かそうともせず、逃れたり、押し黙ったり、やりすごしたりすることで日々を暮らしている。

子を産み、育てることはきっと素晴らしいことなのでしょう。経験した人たちが口を揃えて言うのだから、たぶんそうに違いありません。でも、私たちは目の前の人がさんざん考え、悩み抜いた末に出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよなんて軽々しく言いたくはないのです。人に見せていない部分の、育ちや背景全部ひっくるめて、その人の現在があるのだから。それがわかっただけでも、私は生きてきた価値があったと思うのです。そういうことを面と向かって本当は言いたいんです。言いたかったんです。母にも、子育てをしきりに勧めてくるあなたのような人にも。(『夫のちんぽが入らない』)

 この小説は、試合ではありません。壁打ちです。作者は周囲の人びととも、読者とも戦わない。ただひとりで黙々と壁打ちをしている姿は、爽快感とは無縁です。傍から見ていると地味で孤独で、痛々しくておかしい。試合終了のホイッスルが高らかに鳴り響くこともありません。壁打ちの終わりは尻すぼみでどこか間抜けです。そんな練習方法を続けていたって上手くならない。人と対話しなきゃ。どうして仲間と一丸になって戦おうとしないんだ。相手に勝ちたくないのか。諦めたらそこで試合終了だよ。――そうした言葉にも、作者は立ち向かいません。ただひとり、血の滲む手足で壁にボールを打ち続けるのです。この小説を身近なものとして、そして救いとして感じる人は、きっと社会の中で、同じように孤独な壁打ちを続けてきた人でしょう。ふっと隣を向くと、なまなましい壁打ちの跡がある。ただそれだけだけど、その痕跡を美しいと思う人。ひとりで壁を打ち続けていたのは自分だけではなかったのだと思う人。そういう人びとのために、『夫のちんぽが入らない』は、「小説」としてこの世に送り出されたのだと思います。
(餅井アンナ)

川口春奈の病み具合と二面性に心配の声。事務所の早急なケア望まれる?

 2月14日放送の『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に女優の川口春奈(22)が出演し、プライベートな一面にネット上では「病んでいる」と心配の声が上がっている。

 彼女は長崎県の島育ちだ。九州・大分出身の指原莉乃が「東京に染まった人は豆乳でカスタマイズしたのを頼み、インスタに必ず豆乳のシールが写るように載せる。それでその横にハイブランドの財布を置く。なぜか」と、“スタバ女子ディスり”を始めると川口も乗ってきて、嫌いな女子について語り出した。川口は、カフェでテイクアウトした際の容器(カフェ店員の手書きの文字や絵が描いてある)を撮ってSNSに投稿し「今日も一日ハッピーでいられそう」とかいうオシャレ女子が嫌い、なのだという。

 指原が「すごいわかる! 特にタレントで、『声かけてもらいました、○○さん頑張って』っていうのが一番嫌い!」とヒートアップすると、川口も「そんなん誰が知りたいんやろ? 載せんでいいやん」と思わず地元長崎の訛りが出るほど興奮していた。そうした“オシャレ女子”にも支持されていそうな川口だが……万人ウケ狙いが基本の若手女優がここまで言うのはなかなか珍しいことだ。

 そして、川口の入浴方法を話すと、スタジオからは驚きの声が上がった。「上京して(7年めにもかかわらず)友達ができない」という彼女は入浴時に“結構しゃべる”ようで、独り言で「今日なんもしゃべれなかったな。クソっ!」と反省やムカつく感情を口に出しながら「パッ! と水をかける」という。また、共演したことのない阿部寛と鬼ごっこをする夢をよく見るそうで、黒いマントの阿部にタッチされた人は死ぬという設定らしい。

 一連の話を聞いた指原は「闇深い」、後藤輝基は「ちょっと病んでるねえ」と評したが、川口といえば以前にも不安定な様子を表すエピソードがあった。

 一つ目は千葉雄大の股間を触っている疑惑、という衝撃的なものである。2014年の『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、ドラマ宣伝のため出演していた玉木宏が「某女優に千葉君が『たまちん』を触られているのを目撃した」と話し、千葉も「『久しぶり、チン!』みたいに触ってくる」と暴露。ネット上では、「ベテラン女優ではなく若手、(千葉にとって)年下。何回か共演経験がある」という情報からすぐに「該当女優は川口春奈しかいない」と特定され、噂になった。玉木と千葉、川口が共演した映画『幕末高校生』の公開後というタイミングでもあり、同映画の舞台挨拶で玉木が「二面性があると思う」と川口を評していたからである。

 もうひとつは、2016年10月の『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)に出演した時のこと。川口は足を組んで座り、他のゲスト陣がVTRに盛り上がっている中、一人だけつまらなそうな無表情を貫いて放送中には2ちゃんねるで「アンビリバボーの川口春奈の態度がすごく悪い悪い問題!!」というスレッドまで立てられた。Twitterでも「テレビに出る人間の態度じゃない」「カメラ確認してから足組んでたの戻したし終始ほぼ真顔何こいつ?」と驚く投稿が相次いでいた。ちなみに2月9日に放送された生活情報バラエティー番組『あのニュースで得する人損する人』(日本テレビ系)に出演した際は、スタジオに出てきた鍋料理を「いただきます!」と豪快に口を開けて食べている様子が「すごい食べっぷり!」と話題になった。これが「二面性」なのだろうか? 静かにしていると「態度が悪い」、豪快にご飯を食べれば「ガツガツしすぎ」と批評されること自体、彼女にとってストレスになりそうだが。

 川口の所属事務所はレプロエンタテインメントではないが、清水の引退騒動で「若手の芸能人なら薄給・激務は当たり前」と多くの年輩タレントが苦言を呈したように、芸能人として働くことは心身ともに相当タフでなければ難しいのだろう。単純に川口の性格的な問題なら良いが、日頃の激務から鬱憤が溜まって、病んでいる行動をしたり、無愛想になっているのだとしたらなかなか心配な事態だ。余計なお世話とは思うが、地方から単身上京し、7年経ってもまだ東京に馴染めないという川口を、所属事務所は十分にケアしてあげてほしい。

(ボンゾ)

芦田愛菜、合格名門私立は「女子学院」と「慶應」! バーニングがマスコミに「称賛記事」を指示?

 天才子役として脚光を浴びた芦田愛菜が今春、名門私立中学校に進学する。2月11日付の「デイリースポーツ」が「都内の名門私立中学に合格」と伝えると、同16日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、芦田が合格した学校名を報じるなどして、“称賛ムード”を盛り上げた。

「芦田の“お受験成功”を取り上げたマスコミ各社とも、『偏差値70超えの難関校』『由緒ある名門校』と仰々しく報じており、『新潮』に至っては、実際に芦田が通っていた塾や、合格した中学の名前を掲載。同誌によると、芦田は早稲田アカデミーの難関中学受験対策をするNN(何がなんでも)志望校別コースに通い、『女子御三家』のひとつとして知られる女子学院や、慶應中等部に合格したそうです」(芸能プロ関係者)

 私生活では大金星を挙げた芦田だが、仕事は低迷中だ。2016年4月期に主演した『OUR HOUSE』(フジテレビ系)が全話平均視聴率4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケし、役者としては「落ち目」「過去の人」の印象が広まりつつあった。

「だからこそ、芦田サイドは、この機会に各マスコミを使って、彼女を持ち上げているんです。芦田は10年に出演した『Mother』(日本テレビ系)で大ブレークし、11年に主演した『マルモのおきて』(フジテレビ系)の頃から、大手芸能事務所・バーニングプロダクションの周防郁雄社長がバックに付いたといわれています。 “芸能界のドン”と呼ばれるほどの権力を持つ周防社長のバックアップによって、芦田はマネジメントやマスコミ対応などで恩恵を受けるようになったんです。昨年は『OUR HOUSE』で芦田の名に傷が付いてしまいましたが、周防社長も、この“難関中学受験突破”を猛アピールすることで、イメージを回復させようとしているのでしょう」(同)

 どの報道を見ても「さすが芦田愛菜!」という論調が展開されているのも、「周防社長の勅令が奏功しているため」(同)なんだとか。事実、芸能活動の傍らで難関校の受験を成功させた芦田は十分称賛に値するもので、ネット上には「天才子役なだけでなく、勉強もできるなんてすごいなぁ」といった声が多数寄せられている。

 一部報道では、「中高6年間は休業か」と伝えられているが、いつ芸能界に戻ってきても、“芸能界のドン”のバックアップがあると考えれば、安心といったところか。

元SPEED・島袋寛子の結婚に「SPEEDを解散に追い込んだ」元カレ・元ジャニーズの高橋直気が「おめでとさーん」

 2月13日、元SPEEDの島袋寛子(32)が12歳年下の舞台俳優・早乙女友貴(20)と結婚したことを報告し、Twitter上に幸せそうな笑顔の2ショット写真を投稿した。その後、10代の頃に以前島袋と付き合っていたと噂されていた元ジャニーズJr.の高橋直気(32)が思わせぶりなツイートをし「交際の噂は事実だったのか!」とネットがざわついている。

 島袋と早乙女が結婚報告をした同日の夜に、高橋は誰のこととは明記せず「おっ!結婚したんだね!おめでとさーん!」とツイート。これに対しファンからは「懐かしいですねwおめでとうって言えるの素敵」「あれはホントだったんですね…」「今更だけどガチだったってコトなんだ」「大人になったね。あの時はショック過ぎたよ」とリプライを寄せた。

 ファンのいう“あれ”“あの時”とはもちろん、高橋と島袋との交際報道のことだろう。高橋はジャニーズJr.在籍時に滝沢秀明、今井翼、櫻井翔らとともに活躍し、美しいルックスから人気を博した。しかし当時16歳だったにも関わらず喫煙写真が流出したり、島袋との熱愛が噂されたことが影響してか98年にジャニーズ事務所を脱退。高橋は現在、ミュージシャンとして活動している。

 高橋と島袋は、SPEEDが人気絶頂だった96年~99年頃に交際していたとされている。当時は、SPEEDと同じライジングプロダクションに所属するDA PUMPが大人気で、これを潰したいがためにジャニーズはメディアに圧力をかけた、とまことしやかに囁かれていた。そんな中で、ジャニーズは、ジュニア内でも人気上位だった高橋を解雇。敵事務所のタレントと付き合っているのが許せなかったからなのか、喫煙に熱愛とスキャンダルが続いたことで切り捨てることを決断したのか、など様々な憶測が飛び交った。

 だが騒動はこれだけでは収まらなかった。高橋がジャニーズを脱退することが決まった直後、今度は島袋がSPEED脱退を決意するのだ。島袋は高橋と結婚する気で、二人で島袋の地元である沖縄に帰り飲食店をやりたいという話も盛り上がっていたという。また、「彼氏が事務所を解雇されて私だけが芸能界に残るなんて……」と島袋が考えたためとも言われており、結果的にはSPEED自体が2000年で解散することになる。一連の騒動から、高橋は「SPEEDを解散に追い込んだ人物」とも言われる羽目になってしまった。

 若くして手に入れた芸能界での人気を手放してまで愛しあっていた2人だが、その後交際関係について音沙汰はなかった。島袋はソロ歌手として芸能界に残り、松本人志とのデート姿も週刊誌に撮られた。一方で、高橋は表舞台から姿を消す。

 しかし2009年に、高橋はブログを開設し、再び表舞台に戻ってきた。現在はミュージシャンとして活動中で、Twitterのフォロワー数は3,000ほどと少ないが、定期的にライブを行い、精力的に活動している様子が伺える。

 事務所の対立に巻き込まれた2人だが、20年近い月日を経て、一方は結婚をし、一方も逆恨みすることなく「おめでとう」と言えるような関係になっているのは幸いなことだろう。
(ゼップ)

清水富美加の次は……“洗脳騒動”を起こしそうな女性タレントを業界人が爆弾証言!

 芸能界は今、清水富美加の引退騒動で激震が走っている。清水は「幸福の科学」の信者であり、教団を通じて発表した直筆コメントの中で、「お仕事の内容に、心が追いつかない部分があり、しっかりとした生活を送れず、毎日がギリギリの状態でした。(中略)私、清水富美加は幸福の科学という宗教に出家しました」と明言。清水は自身が、洗脳状態であることを否定しているが、芸能関係者いわく「機会があれば洗脳されそうなタレントは、実は大勢いる」という。

「まだ20代の若手女優・Xは、純朴な雰囲気で人気を集め、近年は話題のドラマや映画にも多数出演しています。本人は真面目な優等生タイプで、世間の評価やゴシップなどをかなり気にする性格でもあるんです。時として彼女とは真逆のきらびやかなルックスを好む層から、バッシングされることもあるので、悪意のある誹謗中傷に遭って弱っている時などに、自分を支えるような知らない世界の価値観に触れる機会があれば、のめり込んでしまう恐れがある……と芸能関係者の間で心配されています。また、『こういうタイプがいきなりヌードになる』ともいわれており、もし急にそんな話が出てきたら、精神状態はかなり危うい状態でしょうね」(芸能プロ関係者)

 女優のヌード仕事を好意的に受け取るファンは多いだろうが、「本人のキャラクター的に不自然という場合は、要注意です」(同)という。

 さらに、清水やXのような女優以外にも、危うい状態の女性タレントがいるという。

「多数のバラエティ番組にレギュラー出演するYです。明るいキャラクターで番組を盛り上げたり、セルフプロデュース業を展開するなど、ファンも多いですが、彼女の置かれる環境は常に不安要素だらけ。Yは母子家庭育ちで、母親がお金に汚く、以前Yの稼ぎに手を付けて問題になったことも。プライベートがそんな感じだと、やはり精神的なダメージを負っていたのか、Yはある時、いきなり休業したこともありました。正直言って、洗脳されやすいタイプだと思いますよ」(テレビ局幹部)

 Yのメンタル面の不安定さには、日頃から事務所もヒヤヒヤしていると聞くが、ぜひ定期的にケアをしてあげてほしいものだ。

 最後に、有名女性アーティスト・Zの名前が挙がった。

「数年前、Z本人にAV関係者が接触してきたそう。しかも事務所に内緒のまま、出演をOKし、撮影まで済ませてしまったというのです。事務所が発売前に気付いて、世に出るのはストップさせたそうですが、こうした甘い言葉に乗ってしまうのは、心に隙間があるからなのではないでしょうか。“歌姫”としてチヤホヤされてきただけに、周囲が見えていないのかもしれませんね」(同)

 再び芸能界で、“洗脳”騒動が起こらないことを祈るばかりだが……。

舞台共演者と次々に恋しながら、過去の不倫相手へのオマージュ作で凄みを見せるー宮沢りえという女優の業

 劇場へ足を運んだ観客と出演者だけが共有することができる、その場限りのエンターテインメント、舞台。まったく同じものは二度とはないからこそ、時に舞台では、ドラマや映画などの映像では踏み込めない大胆できわどい表現が可能です。

  過激な性描写や社会風刺など、舞台でしかできない刺激的な表現の中に身を置くことは、演じ手にとっても大きな成長の糧となるもの。演劇という手段だからこそ可能なエロティックさの演出と、そこへ挑む俳優の輝きについて考えてみたいと思います。第2回は、野田秀樹作・、演出の舞台、NODA・MAP第21回公演「足跡姫 ~時代錯誤冬幽(ときあやまってふゆのゆうれい)~」でヒロインを演じる宮沢りえに焦点を当てます。

 全身に施したタトゥーが透けてみえる薄い衣装を身にまとい、股間に手を当てながら身をくねらせる――。まるでストリップのダンサーのように官能的に舞う宮沢の役は、女歌舞伎の創設者といわれる出雲阿国(いずものおくに)の後継者「三、四代目出雲阿国」。江戸を舞台に、女歌舞伎の衰退を憂いながらも「踊るときに私を突き動かしているものを見せたい」と、舞台を真摯に愛する一座の看板芸人を演じています。

 実際の衣装はタトゥー柄が施された肌色のボディーストッキングを着用しているのですが、上に羽織ったキモノを透かすことで本当に素肌に見え、体のラインも露わ。阿国の踊りは男の視線を意識したもので、薄いキモノがヒラヒラはだけるのですが、阿国の信条は「肌よりもはるかに男たちの目を喜ばせるものはないか」。その思いは、やがて同じ一座にいる弟で劇作家の「サルワカ」(妻夫木聡)が描いた物語に登場する幽玄の存在「足跡姫」の憑依を呼び込みます。

舞台で一人二役を演じ分ける力量

 下ネタスレスレで遊びのあるセリフも発するチャーミングな阿国と、目の据わった足跡姫の2役の演じ分けは、顔が大写しになる映像作品でならある程度容易にできるのかもしれません。大劇場での舞台では難しいはずの挑戦を、単に声色を変えるだけなくやってみせたのは、宮沢の存在感としか表現しようのないものでした。

 NODA・MAPは、演劇界の重鎮である野田秀樹の作、演出による公演で、緻密に練られた言葉遊びによるセリフと時空間を超越した重層的な作劇で毎公演、高い評価を得ています。宮沢は2004年の「透明人間の蒸気」で野田作品に初出演し、読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。宮沢は同作が本格的に演劇を志すきっかけとなったと明かしており、「足跡姫~」で7作目の出演になるほど、野田とは深い信頼関係を築いています。

 毎公演大きな人気を集めるNODA・MAPですが、「足跡姫~」ではもうひとつ、別の意味での注目が集まりました。

 同作は、2012年に亡くなった人気歌舞伎役者、十八代目中村勘三郎へのオマージュ作品。野田と生前の勘三郎は歌舞伎「野田版 研辰(とぎたつ)の討たれ」を共作するなど深い親交があり、その大切な作品に信頼を寄せる女優を起用することは納得ですが、宮沢と勘三郎は過去に不倫関係にあり、その結果宮沢が心身に深い傷を受けたことは、よく知られています。

 モチーフといっても、この役が勘三郎なのだろうと思わせるような、そのものズバリの取り上げ方はしないのが、野田の卓越したセンスです。「足跡姫~」は、モノとして残ることのない“肉体の芸術”である演劇そのものと、生と死がテーマ。阿国とサルワカの母である「二、三代目出雲阿国」は、病気で踊ることができなくなり「世界で一番遠いところ」の存在を姉弟に残して亡くなります。

 終盤、命が燃え尽きる寸前の阿国は、踊れなくなった踊り子にとって「世界で一番遠いところ」が「舞台」そのものだと気がつきます。母と違い、舞台で死ぬことができる自分は幸せだと弟の腕にすがる宮沢の、うるんだ瞳が照明でキラキラ輝く美しさは、生である舞台でしか目にすることのかなわないものでした。

愛憎の傷も糧とするのが、女優

 サルワカは、“舞台”なのだからここで幕が引かれれば阿国の死はただ作中の出来事である「偽物」になる、と叫びますが、役者にとって「舞台で生きることと物理的に生存することは不可分」とはよくいわれること。これはただ勘三郎に捧げるものではなく、宮沢本人への野田からのエールでもあるのではと感じられます。

 かつて勘三郎とのスキャンダルで大きな痛手を負ったはずの宮沢ですが、その後は俳優仲間として刺激を与えあうよい関係であったといわれています。そして宮沢は、「ドラクル」(2007年)の市川海老蔵、「盲導犬」(2013年)の小久保寿人と「足跡姫~」にも出演している古田新太、「三人姉妹」(2015年)の赤堀雅秋、そして昨年の「ビニールの城」の森田剛……と、いずれも舞台で共演した多くの俳優と熱愛の噂がささやかれています。

「足跡姫~」の劇中劇に「舞台にあるのは偽物ばかり」というセリフがありました。舞台はただの娯楽で物語も偽物だけれど、まるで本物の人生や出来事のように魅せてくれるのが、役者の努力と才能です。“偽物”から引き出した何かを、ひとりの人間、女性としては傷つく経験であったとしても飲み込み、糧(かて)として、“本物”の自分の魅力に変えて輝き、感動を生み出すーーその底知れぬ貪欲さを体現しているのが、宮沢りえという存在なのかもしれません。

▼NODA・MAP第21回公演「足跡姫 ~時代錯誤冬幽〜」特設ページhttp://www.nodamap.com/ashiatohime/

(フィナンシェ西沢)

清水富美加、能年玲奈……“洗脳疑惑”タレントを立て続けに輩出したレプロの闇

 清水富美加の幸福の科学への出家騒動で、所属事務所のレプロエンタテインメントは、2015年に“洗脳疑惑”が報じられたのん(能年玲奈)の名前が出ることに、最も敏感になっているという。各マスコミ、芸能関係者とも、清水の件に関しては「レプロが被害者」とする向きが強いが、一方で「この短期間に、立て続けに2人の所属タレントの洗脳疑惑が勃発したことで、管理責任を問われるのは仕方がない」(芸能プロ幹部)との声もある。

「スポーツ各紙の情報源は、主にレプロ関係者となっているため、レプロ側が不利になる情報は、知っていても書けない状況です。また、昨年夏に独立宣言し、現在は“のん”名義で活動している能年を引き合いに出して、『清水も能年と近い状況に追い込まれたのでは』といった論調の記事も、NGとなっています」(スポーツ紙記者)

 能年の後に清水が騒動を起こさなければ、「能年自身の問題」として片付いたかもしれないが、清水の一連の騒動によって「レプロこそが諸悪の根源」という見方が、ネット上で強まっている。

「レプロは元々、社長である本間憲氏が老舗芸能プロ・スカイコーポレーションから独立して立ち上げた芸能事務所。同プロからは、本間社長の右腕的存在の人物H氏も同調する形で独立しています。このH氏は長年レプロのナンバー2として活躍し、マスコミからの信頼も厚かったのですが、彼が系列会社に異動してからというもの、社内から不満の声が高まるように。『ワンマン社長である本間氏のイエスマン以外は、遅かれ早かれ退社せざるを得なくなる』とは、元レプロスタッフの弁です」(前出・芸能プロ幹部)

 多くの芸能プロは、「ワンマン社長」によって成り立っているというものの、H氏が去った後のレプロは、本間氏の方針に反対するどころか、疑問を感じることさえ許されない雰囲気になっていたという。

「レプロの従業員数は、72名(16年2月現在)と発表されていますが、ここ3年ほどの間に30人もの社員が退社しているそう。また、今月にはマスコミの窓口になっていたK氏という幹部が退社するとあって、現在若手の女性社員がマスコミ対応を担当しており、大混乱に陥っています」(同)

 すでにレプロ側は、清水を幸福の科学側から“奪還”することは諦めているというが、「せめて違約金の請求を最大限回収しようと、本腰を入れるようです。いずれにせよ、看板の若手女優が立て続けに似たような事態に陥ったことで、業界からの信頼は大きく失われました」(同)という。

 大勢のレプロタレントの仕事にまで、悪影響を及ぼしかねない清水の出家騒動。果たしてレプロは、この状況に歯止めをかけることができるのだろうか。

清水富美加だけじゃないレプロの「月給5万円」は「少ない」のか「妥当」か

 2月12日、人気若手女優の清水富美加(22)が宗教団体「幸福の科学」に出家するために、芸能界引退の意向を告げ大きな注目を集めた。「幸福の科学」の広報は記者会見を開き、清水の所属事務所・レプロエンタテインメントが清水を奴隷のように働かせていたとコメント。その中で睡眠時間3時間、1カ月に31日間働き、月給はたった5万円だったという点が世間をざわつかせているのだが、果たしてこれは本当なのだろうか。

 まず月給5万円と聞いて思い出すのが、能年玲奈(現・のん/23)。能年も独立してレプロ事務所と揉めたのだが、『あまちゃん』撮影中は多忙で自炊も洗濯もできない生活にもかかわらず「月給5万円」で、替えの下着がなかった……と主張していた。「衣食住」のサポートをする代わりに、駆け出しのタレントに関しては「月給5万円」ということなのだろうか。レプロは新人女性タレントに寮を用意して住まわせ、寮母さんが食事の世話をするシステムを整えているという。新垣結衣(28)も沖縄から上京して寮で石田未来(08年に退社/28)とルームシェアをしていた。ちなみに能年と同室だったのは元アイドリング!!!の大川藍(23)である。

 だが、地方ロケが続いたり連日の撮影となった場合には当然、不規則な生活となり、自由に使える現金が5万円では足りなくなるということなのだろうか。それこそ、タレント自ら財布を出さず、マネジャーに必要なものを頼めばいいとも考えられるが、マネジャーがつきっきりで見守ってくれているわけではなかったり、関係が浅く要求しづらいということもあったのかもしれない。

 この「月給5万円」問題について、13日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、坂上忍やラサール石井は特に驚く様子もなく、「駆け出しの頃はそんなもの」「珍しくもなんともない」と話した。芸能界ではよくあることなのだろうか。ただし坂上やラサールが「駆け出し」だったのは40年も前の時代だろう。物価がだいぶ違う。また、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)司会の宮根誠司は、「そんなにまだお金の価値もわからない子に、ガバッとあげても大変なことになる」と指摘したが、児童だからといって労働に見合わない薄給で十分、という価値観はいかがなものか。おまけにタレントは基本的に個人事業主の立場であるが、月給5万円では健康保険料や年金も払うに払えない。未成年のうちは親の扶養に入っているはずだから問題ない、ということになるのだろうか。

 レプロは「相応の額を支払っている」と説明し、清水には近年「月給20万円」を渡していたという。この中から清水自身が家賃・光熱費・食費・交通費などをすべて捻出しているとしたら確かに厳しい額であるが、家賃や交通費は事務所持ち(経費)でそれ以外の自由に使えるお金が「20万円」だったとしたら、見方も少々変わってくる。ただそれでも、<芸能人>としては些か淋しい懐具合で夢がない。特に女優となると、CM契約1本数千万、ドラマ出演1話400万円、といったドリーミーな番付がしばしば話題になるではないか。

 とりわけレプロの所属タレントが薄給なのだろうか? レプロ所属であるが女優ではなくバラエティタレントの菊地亜美(26)は、2015年の出演番組で「3カ月に1度のペースで海外のカジノに通っている」「自分の給料ではブランド品が買えないため、カジノで勝ってその資金を集める」と明かしていた。話を“盛って”いる可能性もなくはないが、当時の菊地はバラエティに引っ張りだこで働き通しだったはず。にもかかわらず、ハイブランドのバッグや靴を自腹で買える程度の収入も得られていなかったのだろうか。となると、やはり薄給の可能性は否定できない。

 また、同じくレプロ所属のアイドルユニット・バニラビーンズのレナは、2007年のデビュー時からずっと「月給5万円」のままだとTwitterで語ったことがある。晩御飯はベビースターラーメンを食べている、とも綴っており、彼女の場合は「衣食住」もサポートされていないようだった。

 簡単に比較はできないが、吉本興業のトレンディエンジェルやサンミュージックのメイプル超合金などは最近テレビで月給を語っており、斎藤さんは300万円(800万円の月もあったとか)、カズレーザーは180万円と明かしていた。ブレイクからわずかの期間でも一気に給与がUPするシステムのようだ。だが露出量・仕事量を鑑みれば相応の額のように思える。

 2016年1月には小島瑠璃子(23)、菊地亜美、JOY(31)の3人が『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演し給料が少ないという事情を語っていたのだが、JOYは大ブレイク時も月15万円だったとのこと。契約だったから仕方ない、と納得した様子で話してはいたが、これも芸人と比較すれば驚きの額。JOYが当時所属していた事務所(昨年4月、バーニング系列に移籍)にはGENKINGらが所属している。ホリプロ所属の小島に至ってはブレイクから大分経った16年にも「貯金するお金もない」と語っていた。タクシー代もボーナスもないため、どうしようもなくなって預金を崩して生活していたという。

 ホリプロといえば超大御所・和田アキ子も月給制で働いていることを明かしている。ホリプロは年功序列式に給料が上がっていくシステムのため、小島がいくらタレントとしてブレイクし、出演本数が多く労働時間も長いといっても、昇給に値する要件ではないのかもしれないが……。となると、綾瀬はるかや妻夫木聡も、数多くの作品に出演しCM契約も複数抱えていた20代の頃、決して多くはない月給で暮らしていたのだろうか?

 清水の引退騒動に際して、レプロ所属の先輩タレントであるユージ(29)が、13日放送の『ゴゴスマ~GO GO!Smile!~』(TBS系)に出演し「(給料が)安いのは認めます」と明かした。また「仕事の少ないデビュー当初は歩合制だったが、稼ぎ出したら月給制(5万円)に移行した」という清水側の主張については、「稼ぐようになったら変わるんじゃなくて、契約している部署による違い」と説明。レプロには女優、俳優、モデル、アイドル、歌手、アスリート、子役など様々な人物が所属するが、タレントごとに管轄部署が異なり「芸能部門は例外なく給料制。(清水が)芸能部門に入ったから固定給になっただけで、稼ぐようになったからではない。たまたま(芸能部門に)入ったタイミングで仕事が増えたからそう感じたのかもしれない」とユージなりの見解を示した。

 それぞれの事務所ごとにさまざまな契約の形があるようだが、「芸能人になればリッチな生活が出来る」という理想は夢物語なのかもしれない。多くのグラビアアイドルが、水着の写真集やDVDをリリースするだけでは満足な給料をもらえず、枕営業や愛人契約をもちかけられると暴露していることにも、それは表れている。それにしても、芸能事務所はマネージャーも薄給激務で離職率も高い重労働だ。一体誰の懐に大金が入っているのだろうか。

(ボンゾ)

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