「14ウーマン」の記事一覧(9 / 161ページ)

日本のテレビと決別した窪塚洋介がハリウッド映画界で引っ張りだこになっている

 1月17日に映画『沈黙-サイレンス-』のジャパンプレミアが都内で行われ、監督のマーティン・スコセッシや共演者と共に登壇した俳優の窪塚洋介が、圧巻のスピーチを披露した。

 窪塚は念願だったスコセッシ作品に出演できた感激を表し、ジャパンプレミア当日を「役者人生の最良の日」と表現。さらに周囲に向けて、スコセッシが同作の制作のために長年にわたり何度も日本に足を運んだことや、原作者の遠藤周作を含め多くの日本人に敬意を払っていることを熱弁。さらに窪塚に対するスコセッシの態度についても「どこの馬の骨とも知れない俺に、毎日どれほど敬意を払ってくれたか」と力強く感謝を述べた。撮影中は厳しい環境で演技をしなければならないことも多かったようだが、それを窪塚は「幸せな時間だった」と語っている。

 この窪塚のスピーチにはスコセッシも感謝の言葉を述べたそうで、ネット上でも「やっぱり窪塚兄さん熱い男だわ」「どこまでカッコいいんだよこの人は!」「窪塚のスピーチに映画見る前から感動」「一言一言が胸に響く! すげぇわこの人」と絶賛の声が続出している。中には「テレビに出ないのがもったいない」とい残念がる声もあるが、窪塚は確かにテレビ出演をしないと明言している。

 テレビドラマは2003年放送の『池袋ウエストゲートパーク スペシャル話「スープ」』(TBS系)を最後に出演しておらず、テレビ自体2004年の『告白、窪塚洋介〜そして旅は続く〜』(同)以降、一切登場しない。そのことについて、映画『沈黙-サイレンス-』公開に先駆けたシネマトゥデイのインタビューで窪塚はテレビ自体への不信感を募らせた時期に「ある現場でよりその不信感が強くなる出来事があって、俺の居場所はここじゃないなって思ったんです」「20代前半のどこかのタイミングで、もういいかなって思ったんです。今後もやるつもりはないですね」と明かしている。また、プロインタビュアーの吉田豪が1月5日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)に出演し、窪塚洋介にインタビューした際の裏話を語ったのだが、それはより具体的だった。

 いわく、あるドラマの有名ディレクターが撮影中にモニターをろくに見ず、競馬新聞を読んでいた現場を見ていたのがきっかけだという。助監督に「OKですか?」と聞かれ、ろくに把握していないものにOKを出すという姿にショックを受け、そこにいたらダメになると感じてテレビから遠ざかったようだ。窪塚の演技力はテレビドラマの世界でも評価が高くファンは多かったが、ずるずる栄光にしがみつかず、キッパリと決別。もちろん2004年といえば、自宅マンションの9階から飛び降りるという大事件の年でもあった。これによりテレビ側も彼と距離を置いた、という側面はあっただろう。奇跡的な回復を遂げた後、環境イベント「アースデイ東京」で大麻は有益だと訴え、ワイドショーで取り上げられたことも、問題視された。

 そんなタブーとも思える話題について、窪塚は自らジョークにしていたと吉田は語っている。例えば、ハリウッドに進出してもニューヨークに移住などをしない窪塚に「浮かれないタイプ」かと吉田が質問した際には、窪塚が「以前浮かれてて高いところから落っこちたから」と鋭い落下ギャグを披露したとか。

 さらに窪塚は自身が忘れっぽいことを語ったのちに、「べつにクスリをやってるとかじゃないです」とドラッグジョークを飛ばしたという。こういったギャグを自分から入れてくるおおらかさを吉田は「シャレっ気が凄い」「とにかく超カッコいい」「(インタビューが)終わった後に『かっけー!』って言いたくなる」と褒めた。大勢の芸能人、そして奇人変人をインタビューしてきた吉田豪にここまで感激させるのは、やはり窪塚の魅力がなせるわざだろう。

 テレビから離れレゲエ歌手卍-LINEとしてのライブ活動を中心に据えている窪塚だが、『沈黙-サイレンス-』での好演が主要スタッフたちから認められ、すでにハリウッド作品第二弾スローン・ウーレン監督『Rita Hayworth with a Hand Grenade(仮訳邦題:リタ・ヘイワースと手榴弾)』の出演も決定。さらに第三弾としてハリウッド作品での主演も決定しているという。本格的に海外での役者人生がリスタートしそうだ。

(ボンゾ)

袴田吉彦のアパ不倫と塩谷瞬の鬼畜セックスを暴露したグラドル、セミヌード披露で売り出し加速

 先日、俳優の袴田吉彦とかつて不倫関係にあったことを「週刊新潮」(新潮社)に暴露した30歳のグラビアアイドルが、翌週の同誌では塩谷瞬とも性的関係を持っていたと告白した。いわく、「彼には噛み癖があって、腕やふくらはぎに歯型が残ったことも」「でも私は瞬と恋愛しているつもり」だったが、結局「私の誕生日は聞くことさえしなかった」「いつも家に呼ぶだけで」都合の良い女扱いされていたことに不満を持ち関係を断ったという。

 袴田と彼女が関係を持ったのは2015年のことだが、塩谷といたしたのはもっと以前、2010年のことだという。塩谷が富永愛・園山真希絵との“二股交際”で糾弾されるよりも前の話である。そんな昔のことを今さら……何のために? それは、彼女自身の売名のためだった。

 20日発売の「フライデー」(講談社)に、<袴田吉彦の「アパ不倫」美女がセミヌードに挑戦>なる3ページのグラビアが載っている。「新潮」では伏せられていたこのグラドルの名前は青山真麻。聞いたことのない名だが、主に“撮影会”などの仕事を多くやっているようである。乳首の透けて見えるキャミソールをまとい、何もつけていない下半身(毛もない)をさらす彼女。インタビューでは「都内の会社で事務員をしているOLの青山真麻さん(31)」「(グラドルとしての)活動はこれから」と書かれているが、彼女のTwitterアカウントでははっきり芸能事務所所属のアイドルであると明示しているのになぜ……? 「フライデー」読者はTwitterを使わないだろう、という判断なのだろうか。

 おそらく何年も前から計算してハニートラップを仕掛けたわけではないだろうが、たまたま有名人と性的関係を持ったことがあるため、それを生かして売り出そうという計画だろう。これで彼女はいわゆる加藤紗里コースに乗れるのだろうか。だが、すでに視聴者どころか制作側さえ食傷気味の枠であり、仮にコースに乗れたとして未来は明るくないように思える。どちらかといえば、AVデビューのための伏線を張っていると見るほうが自然であるが、その世界も見目麗しい人気者がひしめいており甘くはない。袴田吉彦と塩谷瞬のネームバリューだけで何カ月食いつなげるだろうか。

狩野英孝、17歳地下アイドルと“淫行報道”で引退危機! 事務所も「見限ってる」

 昨年、“六股疑惑”で大炎上した狩野英孝が、芸能界引退の危機にさらされているという。1月20日発売の「フライデー」(講談社)が、狩野の“淫行疑惑”を報じたためだ。元々下半身スキャンダルが絶えなかった狩野だが、「今回ばかりは次元が違う話」(スポーツ紙記者)のようだ。

 狩野は昨年、川本真琴との交際が報じられた直後に、“二股相手”とされる加藤紗里がSNS上で交際宣言を行い、ネット上やテレビで、狩野と加藤が交際の真偽について主張を繰り広げるという泥沼の展開に。その後も、さらなる交際女性が次々と登場し、最終的には“六股騒動”にまで発展してしまった。

「狩野は一般女性と入籍したわずか6日後に不倫が報じられたこともあり、結局2年後の2014年に離婚。その後は独身を貫いていますが、女癖の悪さを直す気配は一切ありませんでした」(同)

 そして今回の「フライデー」では、地下アイドルとして活動していた17歳の少女と関係を持っていたことが、知人の証言、また少女がTwitterの鍵アカウントでアップしていたという、狩野の自宅写真などとともに報じられた。

「日頃からマスコミを異常に警戒している狩野ですが、今回ばかりは淫行疑惑が持ち上がっているだけに、約40分も同誌の取材に応じています。体の関係を持ったことは認めていないものの、少女が17歳ということは知っていたそう。ただ、知り合ってしばらくたってからそのことを告げられたといい、その後は2人きりで会うことはなかったと、言い訳に徹しています」(同)

 今回の一件は、一歩間違えばれっきとした犯罪にあたるだけに、狩野に対するバッシングは昨年のそれとは比較にならないだろう。さらに所属事務所のマセキ芸能社は、「六股騒動の時点で、狩野に愛想を尽かしていたようだ」(情報番組デスク)という。

「六股報道後、事務所は狩野に記者会見など釈明の機会を設けることはなく、マスコミ取材に対しても『好きにやっていい』と、投げやりな対応を取っていました。そして今回、舌の根も乾かぬうちに淫行疑惑が浮上とあって、事務所が狩野を見放しても不思議ではない。狩野にどのような処分を下すかは現在調整中のようですが、長期の芸能活動謹慎、場合によっては契約解除の可能性も十分あります」(同)

 狩野は「フライデー」の取材に対して、「今年は静かに過ごそうと思ってたのに……」と漏らしているが、ともすれば今後、永久に芸能界に立ち入ることはできなくなってしまうかもしれない。

こんなシーンでエロいと感じちゃうなんて! 自分でも驚く意外な興奮ポイント

 性的なものが表現されていても、エロいと感じるかどうかは人それぞれです。さらに、それで性的興奮を覚えるかも人によります。

 春画ブームで盛り上がっている2014年末、関連するトークショーにいくつか行ったのですが、「春画は猥褻か」というテーマに対し、ある識者(どなたかは失念……)が「春画が描かれた時代と現代とでは“エロのコード”が違うので、今、これを見て興奮する人は少ない」といった主旨のことをお話されていました。たしかに春画で「エロいなぁ、いいなぁ」と感じても、それは性的興奮に直結するものではありません。アダルト動画やコミックを見たときに感じるようなムラムラは覚えないのです。

 明言はされませんでしたが、法律で猥褻とは「いたずらに性欲を興奮または刺激させ、しかも普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道徳観念に反するもの」とされているので、ゆえに春画は猥褻ではない、という意味だと受け取りました。現代人でも春画で思いっきりハァハァする人がいないとはいいませんが、それは圧倒的に少数派だろうと私も思います。

 ここのところ、自分自身の「エロのコード」について考えさせられることが立て続けにありました。

知らない外国語を聞いているよう

 ストリップの世界では近年、「BLストリップ」という新ジャンルが登場しています。先日初めて鑑賞の機会があったのですが、私にはまったく無縁の世界だと感じました。女性の肉体でBLを表現するという、とても倒錯的かつ複雑なジャンルでファンも相当数いるようなのですが、私にはBLそのものに対してエロスやムラムラを感じるコードがないので、そのエロ圏内に入っていけないのです。

 BLが一大市場であることは言うまでもなく、その宝の山を愉しめない自分をちょっと残念にも感じます。歴史が長いジャンルですから表現の幅も広く、ライトなものからハードなものまで、お好きな方にとってはよりどりみどり。おそらくストリップを観たことがない方でも、そのステージは萌えポイント、エロスポイントをいくつも見出すことができるのでしょう。けれど、BLジャンルにおけるエロのコードをまったく持ちあわせていないと、単純にどこで何を感じていいのかわからないのです。その良し悪しを評したいのではなく、知らない国の言語をひと言も聞き取れないのと同じ状況だということです。

 その一方で、自分でも意外なところで「エロのコード」が反応した出来事がありました。これまで、性暴力や性犯罪を思わせる表現を見ても、私はそこにエロスを感じないしムラムラしないと思い込んでいました。なのに、ある作品を観たときに思わず心のチンコが反応してしまったのです。

 それはピンク映画ながら、昨今注目を集める“AV出演強要問題”に対するひとつのアンサーを示す作品で、ヒロインは、過去に一度だけ「自分の意志で」AVに出演したことのある女性です。10年後、その事実を知る人物に執拗につきまとわれることになりますが、彼女は過去と対峙し、乗り越えようとします。

 そこにもうひとり、AV出演経験がある女性が登場するのですが、こちらの彼女は強要されてAV女優となったのでした。ヒロインに会いにきて、その忌まわしい過去を消したいと訴えるのですが……。

 途中、差し挟まれる「その女性のAV出演シーン」がエロいのです。性的興奮を誘われるのです。通常のピンク映画では、モザイクやぼかしといった処理を避けるため基本的に結合シーンを映さないのですが、そのシーンのみ、“あえて”AVさながらにモザイクがかけられ「本番行為」が表現されていました。しかも男性2☓女性1の3Pで、アクロバティックな体位や、2穴挿入などかなりハードな内容です。

“お仕事”としてアンアン喘いではいますが、作中の彼女にとっては「やりたくない仕事」です。屈辱です。合意なく無理に性行為をし、それをカメラで撮られているわけですから、彼女は被害者で、本来はあってはならない行為です。そんな場面を見て興奮してしまうとは……自分でも驚きました。もちろんすべてストーリー上のことで、女優さん本人は自分の意志で映画に出演し、濡れ場を演じているわけですが。

自分のコードを自覚していたい

 どうやら私のなかには「AVにおける表現技法」に慣れ親しんでいて、さらには「嫌がる女性が強引にヤラれているシチュエーションに欲情する」コードがあるようなのです。これは、PC(ポリティカルコレクトネス)的にはアウトかもしれません。でも、人は正しいことでばかり欲情するとは限りません。正しさを押しつけられるとかえって萎える場合もあるでしょう。

 言うまでもなく、リアルな「強要事件」や性暴力、性犯罪の表現であれば興奮しません。シンクロして、つらすぎて、思わず目をそらすかもしれません。あくまでも高度なファンタジーとして見せてくれているから、私も刺激されるのです。このシーンも、彼女の「境遇」を見せるためのものであって、彼女を「貶める」ためのものではありませんでした。同じファンタジーでも、あまりに生々しい表現……観ている人を、そして女性そのものを害するような表現であれば、私の脳内チンコは反応しないと言い切れます。

 私が最初からそういうコードを持っていたかというと、そんなことはないと思います。AVという文化に親しむ(女性としては、結構観ているほうでしょうから)うちに生じた、あるいは強化されたものだと考えられます。

 女性としておかしいのだろうか……とは思いませんが、ただ、限度はあると感じます。私のなかでこのコードがさらに強化されて、ほんとうに暴力的なシーンで興奮するようになるとしたら、それはとても怖いことです。そのためにも、自分のなかにこうしたコードがあることに自覚的でいたい、と思うのです。

 みなさんも自分のなかにあるエロのコード、掘り下げて見ませんか? 意外なもので興奮してしまう自分がいるかもしれませんよ。

マツコ、SMAPに振り回されていた!? 頓挫してしまった「木村拓哉のサプライズ企画」とは?

 昨年12月31日をもって、その長い歴史に幕を下ろしたSMAP。同日に放送された『NHK紅白歌合戦』への出場を期待する業界関係者は多かったが、結局メンバーは出演を辞退。その結果、「内部で計画されていた“木村拓哉のサプライズ企画”も実現しなかった」(テレビ局関係者)という。

 今回の『紅白』には、SMAPと親交の深いタモリ、そしてマツコ・デラックスが特別ゲストという形で登場した。

「NHKは、SMAPの『紅白』出演を取り付けるため、必死でオファーをしていたとされ、タモリをキャスティングしたのも、彼らを引っ張り出すためだったといわれていました。しかし実際には、交渉や調整を行っていたのは、NHKではなくタモリの所属事務所・田辺エージェンシーだったんだとか。タモリも71歳という高齢になり、最近では“芸能界引退”も検討しているそうで、自身の後継者として、MC術に長ける中居正広を指名しているといいます。そこでSMAP解散日の『紅白』を、中居へのバトンタッチの場にしたい……とまで考え、自らメンバーに出演アプローチをしていたそうです」(同)

 また、タモリと一緒に『紅白』で“寸劇”を披露したマツコも、“木村の出演ありき”のオファーだったという。

「木村は、ソロ転身をきっかけに、今年からバラエティ進出が予定されています。一連の解散騒動で好感度がダウンしているだけに、ジャニーズ事務所は、木村を“親しみやすいキャラ”で売り出していくようです。そこで今後、実は高校の同級生であるマツコとの共演を増やしたいと考え、まずは『紅白』で対面……といったサプライズプランが用意されていた。しかし、結局SMAPが出場を拒んだので、計画は頓挫。そのままタモリとマツコだけが出演するということになりました」(同)

 そういった背景があり、タモリとマツコの出演シーンは、「結果的にグダグダな展開になってしまった」(同)という。

「SMAPが出演しないということで、2人は『紅白』の進行とは別枠扱いで登場したのですが、少々投げやりな感じになっていたようです。SMAPと仲のいいタモリはまだしも、マツコはただただSMAPに振り回された結果となったわけですからね……」(同)

 マツコは、木村とバラエティ共演する前に、とんだとばっちりを受けてしまったようだ。

木村拓哉が「黒すぎて医者に見えない」 ヨイショも虚しく自己ワースト視聴率を更新した『A LIFE~愛しき人~』

 元SMAPの木村拓哉(44)が初めて“医者”という役どころを演じるドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)の第1話が1月15日に放送され、初回平均視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。昨今のドラマとしてはまずまずのスタートとなったが、木村のこれまでの主演ドラマと比較するとかなり低い数字だ。それどころか、実は木村の主演作の初回平均視聴率のワーストを更新している。

 木村の主演ドラマと言えば1996年に放送された山口智子との共演作『ロングバケーション』が初回視聴率30.6%、さらに1997年の『ラブジェネレーション』(どちらもフジテレビ系)が31.3%、2000年放送の『ビューティフルライフ~ふたりでいた日々~』(TBS系)が31.8%、など、全盛期は30%台を突破することも珍しくなかったほどの人気だった。その後の作品もおおむね平均視聴率20%台をキープしていたのだが、2012年の『PRICELESS ~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系)で初めて20%を下回る16.9%を記録。そして2015年に放送された『アイムホーム』(テレビ朝日系)が16.7%というワースト記録に。それでも一桁台連発が多い昨今のドラマ事情を鑑みれば、十分すぎるほど高い数字ではあるが、木村拓哉ブランドがいつまでも通用するわけでないことは明らかだろう。

 また、木村のドラマへの取り組み方にも疑問の声が上がっている。現場では座長として堂々と振舞い、スタッフへの差し入れも欠かさず、お揃いの上着を100着制作して配るなどして「一体感」を盛り上げているというが、それはそれとして演技は相変わらずのキムタク節。特に今回木村が演じているのは、アメリカにて10年間ひたすら手術経験を積み比類なき技術を持つ“職人外科医”としてオペ技術の向上に心血を注ぐという役どころだが、どうもリアルに見えない。それは木村の肌がどういうわけかこんがり小麦色だからである。昨年8月、SMAP解散決定の報道があってからの『SMAP×SMAP』出演時にも、黒すぎると話題になったことがあったが、そのままの黒さを維持している。視聴者からは「役者として日焼けくらい気を付けろよ」「ドラマ撮影前くらい趣味のサーフィン休めなかったんだろうか」といった厳しい指摘も出ている。宣伝のためTBS系列のバラエティ番組にも数多く出演した木村だが、ある番組ではこれまで隠してきた足首のタトゥーを見せ、これも波紋を呼んでいる。

 もちろん平均20%以上の視聴率を獲得する人気シリーズ『ドクターX』(テレビ朝日系)の米倉涼子も、「こんな医者いない」と言わせるに足る人物である。ミニスカートに生脚・ハイヒールで闊歩し、どんな稀有な症例も一発で見抜くうえ手術は「絶対に失敗しない」。だが木村ドラマの場合、『ドクターX』のようなコミカルな要素があるわけでもなく、型破りな医者という設定でもない。木村演じる医師の専門は心臓血管外科なのに、元恋人である竹内結子の脳腫瘍治療に挑むという点も謎だ。全体的にシリアスな演出にもかかわらず、ただただ木村がかっこよく見えるようにお膳立てしていることで、違和感は強まる。

 44歳という年齢を考えても、ひたすらカッコイイ役柄を演じるだけでは役者として先細りしていくことは明らか。平凡な会社員で妻子持ちの男を演じた『アイムホーム』は、良い方向性のように思えたが、ここへ来て逆戻りしていることが残念である。もちろん視聴率はドラマ評価のすべてではないし、役者だけが視聴率を背負うのも間違っている。ただ、『A LIFE~愛しき人~』初回放送が第二話以降を「見たくさせる」内容であったかどうか。

 1月10日に放送された草なぎ剛主演ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)の初回平均視聴率が11.8%となり、各スポーツ紙では「元SMAP対決は木村勝利」「さすが木村さん高視聴率!」とヨイショの声が上がっているが、ここが逆転する可能性もある。『嘘の戦争』第二話は12.0%で、初回よりも上げてきたからだ。『A LIFE~愛しき人~』が第二話以降、初回を上回り右肩上がりの視聴率を獲得し続けることは果たして出来るのだろうか。

(ゼップ)

嵐・松本潤と交際報道の葵つかさ、活動再開にクレーム! 業界内では「面倒なAV女優」扱い

 昨年12月、「週刊文春」(文藝春秋)で嵐・松本潤との親密関係を報じられたAV女優・葵つかさが、Twitterで活動再開を報告した。嵐ファンからは猛反発が巻き起こっているが、一部マスコミ関係者からも、葵に苦情が出ているという。

 葵は1月17日、Twitterで「今日から活動スタートします!昨年は色々と心配掛けてごめんなさい。でも、こんな私を応援してくれて、本当に本当にありがとう。今年もよろしくお願いします!」とツイート。「文春」発売以降、各種SNSの更新を停止、また予定されていたサイン会も中止と、“活動休止”状態となっていたのだ。

「葵は1月13日発売の『フライデー』(講談社)グラビアページで、ヌードを披露していましたが、表紙の『松潤の相手』などといった煽りが『意に反する』として、葵の事務所が弁護士を通じて講談社に通知書を送るという出来事がありました。結果、講談社は謝罪文を送付、それを受けた葵の事務所がそのまま自社のサイト上にアップする、という形で決着しています」(スポーツ紙記者)

 葵の所属事務所は現在、松本の名前を出されることに、ひどく敏感になっているという。

「葵サイドはここ最近、主に紙媒体でのグラビア仕事を得ようと、営業に精を出しているそうです。ところが、誌面に松本の名前を出して、話題性を高めたいというマスコミサイドの思惑をよそに、葵サイドは、『松潤』と表記するどころか、『あの話題の有名人が!』といった煽り文句をつけることも禁止と言い張っているとか。マスコミ関係者の間では、『細かい部分にもクレームをつけられては、面倒以外の何物でもない』といった声が飛び交い、葵は今、業界内で、アンタッチャブル寸前の扱いになっているようです」(同)

 なお、ジャニーズ事務所は、葵の存在を“完全黙殺”する姿勢なのだという。

「変に葵サイドに圧力をかけても、ファンやマスコミの間で話題になって、いつまでたってもスキャンダルが風化しないと踏んだのでしょう。おとなしく事態を見守る構えのようです。そのため、葵サイドが、スキャンダルを想起させる表記にNGを出すのは、筋が通っているといえますよ。しかしマスコミ内では、そもそも『文春』にネタを持ち込んだのは葵自身という声も根強いだけに、単に嵐ファンからの“攻撃”を避けたいがためとも考えられます」(芸能プロ関係者)

 しかし、すでに嵐や松本ファンからは、完全に“目の敵”にされている葵。ジャニーズサイドが期待する“事態の風化”は、果たしていつ訪れるのだろうか。

嵐・松本潤との4年愛騒動で叩かれた葵つかさが活動再開、二人の関係は切れたのか?

 昨年末、「週刊文春」(文藝春秋)が嵐の松本潤(33)とAV女優・葵つかさ(26)が4年にわたってセックスフレンドの関係にあったことをスクープし、騒動になった。同誌には葵の友人だという人物が登場し、いかに松本が非情な男であるかを告発。松本が一方的に葵を自宅に呼んでおきながらタクシー代を負担しようとしないこと、井上との関係を葵が尋ねたとき「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と凄んだことなどが明かされた。

 松本は女優・井上真央(29)との10年愛が有名で結婚も近いといわれていたが、ドラマ等の撮影で多忙な井上と会う時間は頻繁にはつくれず、4年前から葵を週一度のペースで自身のマンションに呼びつけていたという(AV女優・葵つかさvs国民的女優・井上真央 嵐・松本潤の4年にわたる乱れた性の暴露)。

 また、葵がかつて「彼氏は尿を飲むプレイが好き」とコメントしていたことから「この彼氏って松潤のこと?」とネット上で広まり、松本を“尿潤”と揶揄する人々まで多数発生。ちなみに葵は2015年のインタビューで「ギャップのある男性が好き。普段シャキッとしてる人が、たまに甘えん坊みたいなとこが見えたらキュンと来ます」「一緒にお酒を飲んでて、勢いでそのへんのトイレに入ってヤるとか、会ってすぐ会話もなく始めるとか、そういう勢い系が一番濡れる」と発言。松本も葵の前では甘えん坊だったのだろうか。

 少なくとも「文春」発売の直前まで関係が続いていたと見られる二人。12月だけでも葵が三度、深夜にタクシーで松本宅を訪れていることが確認されたと同誌は伝えている。では、この報道後はどうなっているのだろうか。葵のTwitterアカウントには松本ファンから脅迫的な内容のリプライが飛び、葵はすべての過去ツイートを消し休止。予定されていたサイン会イベントも中止になった。一方の松本は相変わらずの活躍ぶりで、テレビや雑誌、CMで笑顔を見せている。醜聞など何もなかったかのようだ。つまり、彼が清廉であろうとなかろうと、どちらでもいいということ。実像がどうであれ、“イメージ”は清廉なまま売り続けると決まっているのである。

 ジャニーズ事務所としては、松本にこの関係の精算を求めたかもしれない。葵側の所属事務所も「文春」記者に対して「迷惑している」と発言しており、交際継続には難色を示しているようだ。また、この情報が葵の友人、つまり葵側から流出したことで、松本は不信感を持っているだろう。しかしよくよく考えてみれば、こうしてオープンになったのだから、これまで通りの関係を続けたとしても問題ないのではないか。ベッキーと川谷絵音が「文春」スクープによって「オープンな交際!」と浮き足立ったのと状況はそう変わらない。どのみちジャニーズ側は交際を公認しないが、だからといって葵と縁を切っても松本はまた別の新規女性と関係を持ち家に呼ぶだけではないだろうか。

 葵は17日、久々にTwitter更新を再開。彼女の投稿に200以上のリプライがついており、そのすべてが彼女を応援する内容だ。彼女もまた、出演バラエティでイジられる程度で、あとは何事もなかったかのように活動を継続していくかもしれない。結局、「だから何なの?」という話なのだ。4年も週1ペースで会う、というのはよほど相性の良い相手。そんな相手とめぐり合えることもなかなかないのだから、これでわざわざ縁を切るのももったいない。

(犬咲マコト)

マギー、ハイスタ・横山との不倫スキャンダルをもみ消した、レプロの“非道すぎる圧力”

 1月13日発売の「フライデー」(講談社)が報じた、マギーとHi‐STANDARD・横山健の“禁じられた愛”。横山は妻子ある身だけに、2人は不倫関係を結んでいることになるが、不思議なことに炎上の気配さえ見せていない。報道では、不倫ではなく熱愛という点が強調され、ロンドンブーツ1号2号・田村淳も、Twitterで「ベッキーは不倫 マギーは熱愛…なんでだろ?」と疑問を呈しているが、その内幕をマスコミ関係者が明かした。

 「フライデー」によると、番組共演を通じて知り合った2人は、横山からの猛アタックにより親密関係に発展し、マギーの自宅マンションなどで秘密裏にデートを重ねているという。

「横山が既婚であることは世間にもオープンにされており、マギーも当然、それを知っていたと思われます。マギーの密会時におけるマスコミへの警戒ぶりを見ても、自宅に横山を呼んでいることが世間にバレれば、大バッシングされることもわかっていたはずです」(スポーツ紙記者)

 そして「フライデー」発売後、当然ネット上は大騒動に……と思いきや、スポーツ紙や情報番組はこの件を一斉にスルー。「フライデー」のタイトルが「不倫」ではなく「禁じられた愛」だったことも、報道の風化に拍車をかけているフシが感じられる。

「全ては、マギーが所属するレプロエンタテインメントの“圧力”によるものでしょう。今回報じられたのは、れっきとした不倫であり、各社とも、後追い報道をすべくレプロに取材をかけたのですが、全社とも即返り討ちにあってしまった。紙媒体は、同所属タレントの取材現場への出禁をチラつかされ、テレビ局は、同じくタレントの出演を見送らせるなどと言われ、後追い報道を断念したそう。各社とも、言いくるめられてしまったわけです。レプロはタレントのスキャンダル報道があった場合、最終的に、役職付きのベテランスタッフが、各社に乗り込んで、報道を食い止めようとすることでも有名だといいます」(週刊誌記者)

 レプロ関係者は、各マスコミにこうした圧力をかけつつ、「不倫って書かれたらどうなるかわかるでしょ!」と泣きつき、後追い報道の“封殺”に成功したようだ。しかし、昨年、ゲスの極み乙女。川谷絵音との不倫騒動を起こしたベッキー所属のサンミュージックプロダクションは、どれだけ窮地に陥ったとしても、「このような理不尽な対応は行わなかった」(同)そうだ。

「こうした圧力をかければかけるほど、マスコミ各社から嫌われ、最終的には自分たちの首を絞めることになると、サンミュージックは知っていたのでしょう。レプロは、のん(能年玲奈)の独立に際しても、テレビ・新聞に圧力をかけて、露出を制限するような状況を作っています。マギーにしても、もうこの一件で女性ファンからは完全に見放されるでしょうし、マスコミにしても今後いざという時に、守ることがないのは明らかですね」(同)

 不倫報道におけるマスコミ対応は、「即座に誠心誠意謝罪することが肝心」と業界内でいわれているものの、所属事務所の影響力が強ければ、不倫スキャンダルさえも、もみ消されてしまう芸能界。マギーは報道以降、SNSが炎上しているものの、この件について沈黙を貫いており、今後、何事もなかったかのように芸能活動を続けていくのだろうか。

キムタクはやっぱりキムタクだった。ドロドロの人間模様がまだ足りない『A LIFE~愛しき人~』/第一話レビュー

 1月15日に『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)の放送が始まった。放送前に、公式サイトの「愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く中、ただ職人外科医として、決して諦めることなく、不器用ながら一途に患者と向き合う彼の生き様は、病院で働く人々に問いかけていく。『本当の医療とは何なのか』と…このドラマは“愛しき人”のたったひとつの“命”、 かけがえのない“人生”を巡って繰り広げられるヒューマンラブストーリーだ」をみて、一体誰が見るのだろう? と思っていたのだが、初回の平均視聴率は14.2%とそこそこ順調な滑り出しのようだ。

 主人公は木村拓哉演じる天才外科医・沖田一光。10年前からアメリカ・シアトルで修行していた沖田が、かつての勤務先である壇上記念病院の院長・壇上虎之助(柄本明)に自身の心臓手術の担当医として呼び出され、日本に帰国する。日本では前例のない手術を行った沖田だが、術後、人工弁が逆流を起こし虎之助は意識を失ってしまう。再度手術を提案する沖田に対して「リスクが高すぎる」と強く反対されるものの、虎之助の娘で小児外科医の壇上深冬(竹内裕子)が沖田の強い意志に打たれ手術を承諾、無事成功を収める、というのが初回のストーリーだ。

 沖田は自ら進んでシアトルに旅立ったわけではなかった。実は小学校時代からの親友・壇上壮大(浅野忠信)の策略によって、病院を追い出されていたのだ(そのことを沖田は知らない)。深冬と結婚し副院長の座に上り詰めた壮大だが、もともと深冬はアメリカに旅立つ前の沖田と付き合っていた。現時点ではっきりとした描写はないが、おそらく壮大は、深冬を奪うために沖田をアメリカに追い出したのだろう(院長が沖田の腕を買っていたことに危機感を覚えたためなのかもしれない)。ちなみにこの壮大、壇上記念病院の顧問弁護士・榊原実梨(菜々緒)と不倫している。

 病院経営を優先する壮大と「病院は患者のためにある」と考える虎之助はソリが合わず対立している。病院は壮大寄りの雰囲気があるようで、虎之助の味方は少ない。第一外科部長の羽村圭吾(及川光博)は、利己的な人物として描かれ、虎之助よりは壮大に近い人物に見える。父親が関東外科医学会会長の、心臓血管外科医・井川颯太(松山ケンイチ)は、良くも悪くも素朴ながらプライドは高いという典型的お坊ちゃんで非常に頼りない。現時点ではどちらかというと壮大、あるいは羽村よりのようだが、沖田の手術をみて感銘を受けた描写もあり、変化の可能性を感じさせる人物でもある。その他の医師は日和見で、「院長は考え方が古い」とどこか冷めた態度でいる。

 少し異質な存在なのが柴田由紀(木村文乃)だろう。手術の際に沖田が指示を出す前から道具を用意しておくような一流のオペナースである柴田は、井川からのアプローチを相手にしないクールな人物として描かれる一方で、困難な手術について沖田と共にアイディアを考え、光明が差したときにハイタッチするような人物でもある。沖田に対して「こんなところにいるべきではない」と意見するシーンからは、柴田自身、しがらみの多い日本の病院にうんざりしていることが伺える。女性がゆえに実力を発揮できない、という経験をしているのかもしれない。柴田が沖田に対して好意を寄せるのか、それとも実力のある者同士のタッグとなるのか気になるところだ。

 本作のヒロインである深冬は、小児外科医として働きながら、娘のために炊事をしている家族思いの人物として描かれている。壮大の不倫に気づいているのかどうかはまだわからない。夕食の準備をしている最中に、帰宅した壮大から「外で食べてきた」と言われ戸惑うシーンがあり、夫婦関係が冷めつつあることは確かのようだ。基本的に沖田に対しては敬語で会話しており、一定の距離をとろうとはしているようだが、沖田への思いをまだ胸に秘めているのかも現時点では定かではない(好意を寄せてないわけがないが)。すでに予告されているように、脳に腫瘍が見つかっており、沖田がメスを取ることも決まっている。二人の関係性が変わるのは思った以上に早い段階でくるのかもしれない。

 そして肝心の沖田像だが、非常に木村拓哉らしいキャラクターであまり説明はいらないかもしれない。クールでそっけない天才だが、アツさと信念も持っている。そして時々感情をあらわにするが、粗野なところはあまりない。印象深かったのが、一回目の手術に同意した深冬が、「治るっていったじゃない」「院長と副院長は対立しながらもうまくやってきた。いまさらに戻ってこないで」と二回目の手術を提案する沖田にぶつかってくる中、それを無視して手術方法の思案に戻るシーンだ。深冬に対して感情的にぶつかるでもなく、理詰めで説き伏せるでもなく、ただ自分がやるべきことを淡々とこなす沖田が、今後のドラマ展開でどう感情を露呈させていくのか見ものだ。

 主要な登場人物を見る限り、本ドラマは立場を異にする人びとが、互いに策略を張り巡らすダイナミックな展開になるわけではなさそうだ。やはり沖田らが小賢しく策を講じる姿はイメージしにくい。それぞれに思惑はあるだろうし、壮大、井川、羽村、榊原あたりはいろいろ策を練るのだろうが、沖田が強い意志をもって仕事を遂行し、それらをねじ伏せていくというキムタクドラマらしい展開になると予想している。

前クールの医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)は昨年の民放連続ドラマ1位をとった。『A LIFE~愛しき人~』は初回の好視聴率をどれほど維持できるだろうか。ドロドロの人間模様が期待されるドラマではあるが、今のところまだまだ薄味だなという感想を持った初回だった。
(ドラマ班:デッチン)

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