「Jリーグ」の記事一覧(2 / 9ページ)
2016年12月16日 [04スポーツ, Jリーグ, サッカー, スカパー!, 最新芸能ニュース]
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J1クラブの鹿島アントラーズが、アジア大陸史上初のFIFAクラブワールドカップ決勝に進出するという歴史的快挙の裏で、Jリーグに関わる大きな動きがあった。
スカパー!を運営するスカパーJSAT株式会社が,
公式サイトで「2017年シーズン以降の放映権を獲得した会社と、これまでどおりスカパー!で配信できるように交渉を続けてまいりましたが、成立に至りませんでした(中略)つきましては、Jリーグ戦の配信予定がないことに伴い『Jリーグオンデマンド』は1月末をもって終了とさせていただきます」と、Jリーグ中継からの撤退を発表したのだ。
今年7月、Jリーグとスポーツライブストリーミングサービス「DAZN」は2017年からの10年間、約2,100億円の放映権契約を締結。DAZNを運営するPerform Groupは、スポーツ関連のメディアやサービスを展開するデジタル・スポーツコンテンツ&メディア企業。つまり、放送会社ではなく通信会社だ。ゆえに、スカパー!もサブライセンスを受けるための交渉を続け、数試合は放送できるようなスキームを作ろうとしてきた。それは、DAZNとしても悪くない話だと思うのだが……。
「両者の狙いに齟齬があったのでしょう。まず、DAZNは日本での加入者数が伸びていないといわれています。地上波での放送ならば、パブリシティとして相乗効果も考えられますが、スカパー!はあくまでCS。視聴するためにはアンテナの設置が必要になる家が多いし、アンテナを立てる方向が南西という条件もある。そういった環境で放送させても、DAZNの加入者が伸びるとは思えない。むしろ、パイを食い合ってしまう」(サッカー関係者)
一方、スカパー!にも、譲れないところがある。
「過去、浦和レッズの試合を生では地元テレビ局にあまり露出させなかったことから考察すると、今回の交渉でも人気クラブの試合がキーになったのではないでしょうか? 浦和など人気クラブの試合を有料放送として抑えられなければ、加入者数が激減してしまいますから。『地上波で露出したいDAZNと、地上波は極力抑えたいスカパー!』という構図があったように思います」
(同)
現在、スカパー!のホームページを開くと、「スカパー!カスタマーセンターのお電話が繋がりにくくなっています(12/16)」と表示される。以前、スカパー!関係者が「スカパー!の売り上げの大半はJリーグ」と語っていたが、今回の撤退を受け、相当数の解約者が出ることは必至。年間約40億円でJリーグと契約していたスカパー!(参照記事)。「2015年にスカパー!が10年契約900億円で当時のJリーグ幹部に提示しても、きっと飛びついたでしょう」とサッカー関係者は語っていたが、もはやあとの祭りである。
(文=TV Journal編集部)
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2016年12月12日 [04スポーツ, Jリーグ, サッカー, セレッソ大阪, 最新芸能ニュース, 柿谷曜一朗]
柿谷曜一朗公式サイトより
Jリーグ、セレッソ大阪に所属する元日本代表FWの柿谷曜一朗と、タレントの丸高愛実が結婚を発表した。約2年半前から交際が始まり、今年から大阪の柿谷の自宅で同棲生活を送っていたという。柿谷といえば、“セレ女(セレッソの熱烈な女性サポーター)”の間でも抜群の人気を誇るだけに、彼女たちの悲鳴が聞こえてきそうだ。
「まったくノーマークだっただけに、突然の結婚発表には驚かされました。口さがないセレ女からは、『丸高クラスのタレントと結婚するなんて失望した』なんて声もあります。結婚相手に格も何もないとは思うのですが、少なくとも現在の柿谷は丸高のタレントとしての格をウンヌン言えるような立場にはないでしょう」(サッカーライター)
セレッソの下部組織で育った柿谷は、クラブ史上最年少の16歳でプロ契約デビュー。J2徳島ヴォルティスへの期限付き移籍を経て、12年にセレッソに復帰してからは“天才”の名を欲しいままにして日本代表にまで登りつめた。代表の次期エースの誉れも高く、14年にスイスリーグの強豪FCバーゼルに移籍したが、出場機会に恵まれず今年からJ2だったセレッソに復帰していた。
「今シーズン、セレッソはプレーオフでJ1昇格を決めましたが、かつて天才とまで呼ばれた男がこんなところでくすぶっているのは寂しい限りです。代表から長らく遠ざかっているし、その間に同世代の大迫勇也(1FCケルン=独)や原口元気(ヘルタ・ベルリン=独)といった新たなスターが登場していますからね。でも、丸高との結婚で私生活が落ち着くのはいいと思いますよ。というのも、柿谷はあれでなかなかのオンナ好きなんです。モデル、タレント、一般人を問わず合コン三昧な上、大阪・北新地の高級キャバクラにもお気に入りのコがいて入れあげていたこともありましたからね。地方局の女子アナにも手を出していたという話もあります」(同)
伴侶を得たことで成績を伸ばしたりするなど、トップアスリートにとって結婚は重要な転機でもある。柿谷には今後の巻き返しに期待したいところだ。
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2016年12月6日 [04スポーツ, Jリーグ, サッカー, 最新芸能ニュース, 浦和レッズ, 鹿島アントラーズ]
鹿島アントラーズ公式サイトより
鹿島アントラーズの逆転優勝で幕を閉じたJリーグチャンピオンシップ(CS)。平均視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と昨年以上の盛り上がりを見せたが、準優勝となった浦和レッズからは不満の声が上がっていた。「われわれは年間で鹿島よりも15ポイント多く取ったチームとしてこのファイナルを戦ったが、どこにアドバンテージがあったのか?」と、ミハイロ・ペトロビッチ監督がCSのレギュレーションに疑問を投げかけたのだ。というのも、CS準決勝は引き分けならば、年間上位チームが勝つ。そのままのレギュレーションだと、CS決勝第1戦1-0、第2戦1-2の浦和が優勝となった。しかし、CS決勝はホーム&アウェイのため、ワールドスタンダードのアウェイゴールが優先される。浦和レッズは、決勝で大きなアドバンテージを得られず、「来シーズンも2ステージ制であれば、もしかしたらファイナルのレギュレーションが変わったかもしれない」と皮肉った。
そんなCSの裏で、試合の黒子である審判員が、ウェブメディアから大バッシングを受けていた。第1戦で鹿島のファウルを取り、PKを与えた家本政明主審に批判が集まったのだ。試合を見る限り、ジャッジに問題はなさそうだが、なぜここまで問題視されたのか? 元サッカー誌編集者に訊いた。
「家本主審は2008年『ゼロックススーパーカップ』の鹿島対サンフレッチェ広島戦で、鹿島が止めた3度のPKセーブのうち2度をやり直させたんです。これは副審が『キッカーが蹴るより先に前にGKが動いた』と判定したのを受けてのもので、ジャッジとしては正しいのですが、試合後、敗れたことに腹を立てた鹿島サポーターが暴徒化。それ以来、家本主審はコアなサポーターには嫌われている。その家本主審の記事を書けば、事実がどうであれ、アクセス数を稼げる。今回もそういった思惑でしょう」
今回の場合、ファウルをした鹿島の西大伍選手は「足もかかってないし、手も使ってない」と抗議したが、「ボールにプレーできていなければファウル」というのは常識。「鹿島の西選手、ルール知らずPKを与える」といった内容の記事もあってもよさそうだが……。
「そんな記事を書いたら選手個人だけでなく、クラブとの関係も悪くなります。特に鹿島は厳しいクラブですからね。一方で、審判員は批判しても、誰からも咎められない。つまり、審判員はバッシングしやすいんです」(前出の元編集者)
また一部メディアは「家本主審は浦和の柏木陽介とFacebookでつながっていた」と、八百長をほのめかすような記事も掲載、家本主審はアカウント閉鎖に追い込まれる事態となっている。まるでイジメのような構造だが、こういったメディアの歪んだ報道姿勢こそ、糾弾されるべきだろう。
(文=TV Journal編集部)
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2016年11月30日 [04スポーツ, Jリーグ, サガン鳥栖, サッカー, 最新芸能ニュース]
サガン鳥栖公式サイトより
J1、J2ともに2016年の全日程を終え、残すは12月3日のチャンピオンシップ決勝戦を残すのみとなったJリーグだが、早くも多くのクラブが17年シーズンに向けて水面下で動き始めている。すでに移籍情報がメディアを賑わせている中、とりわけ選手補強に積極的なのがサガン鳥栖だ。
先頃も川崎フロンターレに所属する日本代表FWの小林悠に対して、1億8,000万円もの高額年俸でオファーしたかと思えば、セリエAのユベントスに所属するイタリア代表GKのジャンルイジ・ブッフォンの獲得に動いていたことも明らかになっている。また今年初めには日本代表MFの長谷部誠の在籍したこともあるVfLヴォルフスブルクのフェリックス・マガト元監督と2億5,000万円の年俸で契約寸前だったことも報道された。しかし、鳥栖は15年度の営業収益が24億8,900万円と、J1全18クラブの中で13位という弱小クラブだけに、この金満ぶりは意外に映る。
「小林に対しては他クラブと競合しましたが、ヴィッセル神戸が1億7,000万円、ガンバ大阪が1億円プラス出来高と各クラブが高額年俸を提示する中、予算規模が一番小さい鳥栖が最も高額だったですからね。ブッフォンにしても、38歳という高齢だけに市場価格が200万ユーロ(約2億4,000万円)と、ヨーロッパの移籍市場ではさほど高くはありませんが、それでもJクラブにとっては高額の移籍金です。いずれも契約は成立しませんでしたが、強気の補強姿勢が目を引きます」(サッカー誌記者)
実は、鳥栖は14年度まで2期連続して赤字を計上していたが、15年度は黒字に転換。といっても、選手獲得の予算が潤沢になったわけではない。増収といっても、営業利益がそれぞれ60億円の浦和レッズや47億円のFC東京などに比べれば微々たるもの。
「黒字とはいえ、純利はわずか300万円ですからね。でも、黒字化したことが、今回の積極補強につながっているんです。Jクラブは債務超過に陥るか、3期連続して赤字を計上した時点でJ1、J2のクラブライセンスが発行されないことになっており、2期連続赤字だった鳥栖は15年度に黒字に転じなければJ3降格の恐れもありました。しかし、スマートフォンゲーム大手のCygamesがスポンサーになったことで、広告収入が前期比52.4%増と業績が好転したんです。そして3期連続して赤字にならなければいいのだから、一度黒字化すれば、あと2年は赤字が許されます。加えて、Jリーグが動画配信大手の英パフォームグループと結んだ10年総額2,100億円という放映権契約によって、Jクラブへの分配金は大幅に増額されるという見通しもある。より好成績を残せば、高額の分配金がさらに増えるので、赤字覚悟で積極的な選手補強に打って出ているというわけです。今オフ、鳥栖のようなクラブが次々と出てくると思いますよ」(同)
身の丈経営といってしまえば聞こえはいいが、冒険をしないJクラブの消極的な経営によって、近年のJリーグは各クラブの熱心なサポーター以外の一般サッカーファンにとっては魅力に乏しいリーグと化していた。“放映権効果”で鳥栖のようなクラブが増えれば、Jリーグの今後の活況に期待が持てそうだ。
「赤字覚悟のビッグネーム補強も続々!? 2,100億円の“放映権料”はJリーグを救うか」の続きを読む
2016年11月27日 [04スポーツ, Jリーグ, コンサドーレ札幌, サッカー, 最新芸能ニュース]
北海道コンサドーレ札幌公式サイトより
2012年以来となるJ1昇格を決めた、北海道コンサドーレ札幌。そんなコンサドーレ札幌の顔といえば、社長である野々村芳和氏だ。野々村氏は、慶應義塾大学卒業後、ジェフユナイテッド市原でプロ生活をスタートさせ、00年にコンサドーレ札幌へ移籍。翌年引退するも、北海道を拠点に、サッカー解説者として活躍する傍ら、コンサドーレのチームアドバイザーに就任。また、北海道のテレビ番組にも出演して、知名度を獲得していった。
「野々村さんは、セルフマネジメントがうまかったですよね。正直、彼クラスのJリーガーはゴロゴロいました。日本代表歴もないですし、Jリーグで活躍していたわけでもない。普通ならセカンドキャリアで大苦戦となるのですが、北海道に特化することで、居場所を作ったんです。引退した時期も、02年のFIFAワールドカップ日韓大会前と、ベストだった。ある意味では、中西哲生氏と似ています」(サッカーライター)
引退後もコンサドーレ札幌と良好な関係を築いてきた野々村氏は、13年にコンサドーレの代表取締役社長に就任。すると、解説者やタレント業で売ってきた自らの“顔”を最大限に使い、元日本代表である稲本潤一や小野伸二を獲得したり、広告代理店との長期大型契約を結ぶなど、辣腕を振るう。観客動員数も伸び、今年はJ1昇格と、名経営者と呼ぶにふさわしい実績を残した。そんな野々村氏の評判を聞くと、すこぶる良い。ただ、一部からは、こんな声も。
「例えば、元鹿島アントラーズ社長の大東和美さんは、誰にも同じ接し方をするのですが、ノノ(野々村)さんは結構、相手を見るんですよね。Jリーグ幹部やスポンサーのお偉方にはいい人なんですけど、下には結構厳しい。今のところ、就任してからは右肩上がりなので不満は出てきていませんが、低迷した時に、どうなるかですよね。経営者としては、J1に上がる来季が勝負ではないでしょうか」(サッカー関係者)
元サッカー選手でありながら、名古屋グランパスの社長にまで上り詰めた久米一正氏は、J1での戦いに敗れ、J2降格と共に社長を半ば辞めさせられる形でチームを去った。野々村氏とケースは違うが、いずれにせよ、注目の集まるJ1でこそ、経営者としての真価が問われる。戦いは、すでに始まっている。
(文=TV Journal編集部)
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2016年11月22日 [04スポーツ, Jリーグ, お笑い, サッカー, ラジオ, 土田晃之, 最新芸能ニュース, 横浜F・マリノス]
ニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』番組サイトより
20日に放送されたラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)でのお笑いタレント・土田晃之(44)の発言に注目が集まっている。かねてからサッカー好きで知られる土田は、横浜F・マリノスが元日本代表の中澤佑二(38)の年俸を50%カットしたことに対して「マリノスやべぇ」「ひどいチーム」「サポーターがかわいそう」などと、感情をあらわにして痛烈に批判した。
中澤はマリノスの守備を15年間にわたって支え続けてきた、チームの顔のような存在。3年連続全試合フル出場中であり、38歳とはいえ、半額にされるほど急激に衰えたと査定される筋合いは、まったくない。そもそもの年俸の1億円が高いという声も聞こえるが、それはクラブが掲示した金額だ。今まで徐々にでも年俸を下げてこなかったほうが悪いだろう。
さらには、1年で1億円から5,000万円まで下げてしまったら“来年の税金が払えない”という問題まで出てきてしまう。マリノスは他にも、6年在籍したリーグ最高クラスの右サイドバック・小林祐三(31)との来季の契約も更新していない。
これらのこともあり、土田の意見に対して一部のサポーターから「超正論!」「なんにも間違ってない!」と支持する声もあったが、なぜか批判する声も数多く上がっていたという。
「過去、土田さんは同ラジオ番組でサッカーについて『もう興味が失せてきた』『(よしもと芸人がたくさんいるため)仕事につながらない』などと発言し、大勢のファンから“ビジネスサッカー好き”のレッテルが貼られています。しかも、サッカー好きなら誰もが知るスペイン代表MFイニエスタを、ある番組で何度も“イエニスタ”と呼び続け、試合を観ずに文面のみで情報を仕入れていることまで露呈してしまっています。そのため『完全に同意! だけど、イエニスタが言うことではない』『マリノスはひどいけど、イエニスタはもっとひどい』『今さらイエニスタが正論言ったって響くわけない』と、批判の声が上がっています」(スポーツライター)
土田が昔からサッカーに熱を入れていたのは間違いない。売れる前から、今はなき横浜フリューゲルスの試合に通っていたのは有名な話だ。しかし、“飽きた”と“イエニスタ”発言で失った信頼は大きい。もう仕事にサッカーを持ち込むのは、キッパリとあきらめたほうがいいかもしれない。
(文=沢野奈津夫)
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2016年11月10日 [04スポーツ, Jリーグ, サッカー, 名古屋グランパス, 最新芸能ニュース]
名古屋グランパス公式サイトより
トヨタ自動車やトヨタ系部品メーカーがスポンサーに名を連ねる、Jリーグ屈指の金満クラブである名古屋グランパスのJ2降格が決定した。
各サッカー誌は、GMを兼任していた小倉隆史前監督の能力不足、そして、そんな小倉前監督を指名した久米一正社長の任命責任を糾弾している。一方で、トヨタ自動車・元役員の佐々木真一副会長とサッカー界出身・久米社長の間に、派閥争いがあったとも報じられている。というのも、今年6月、名古屋グランパスはトヨタ自動車の完全子会社となる手続きを完了させている。トヨタ自動車としても、2010年以来の優勝を狙えるチームを作り、ファンも獲得したい。そういった背景もあり、名古屋グランパスのスターだった小倉前監督を担ぎ出し、2016シーズンを「改革元年」と位置付けた。しかし、結果はJ2降格。サポーターからはフロント陣の責任を問う声が多く上がっているが、実際の問題はどこにあるのだろうか? サッカー関係者に話を聞いた。
「まず、名古屋グランパスだけでなく、多くのJリーグクラブのフロントに親会社からの出向組がいます。そして、彼らのクラブ内での力は強い。出向組は、親会社の部長課長クラスで、3年程度で戻ります。ただし、名古屋グランパスが特殊なのは、トヨタ自動車でも役員を務めたことのある実力者がフロントにいること。たとえば、中林尚夫専務は、韓国のトヨタでCEOを務めています。名古屋グランパスは、閑職ではないんです」
つまり、トヨタ自動車は、名古屋グランパスを決して低く見ていないとも捉えられる。にもかかわらず、なぜ混迷を極めてしまったのか?
「サッカークラブの経営は特殊なんです。一般企業との違いをわかりやすく言えば、サッカークラブは人に左右されてしまう。大企業であればあるほど、人に左右されないようにしますよね。一人が辞めて傾く大企業なんて、あり得ない。そういった違いがつかめていないのでしょう。これは、ほとんどのJクラブが抱える問題でもあります」(同)
確かに、海外サッカーであれば、サンフレッチェ広島の森保一監督や、今年、初タイトルを手にした浦和レッズのペトロビッチ監督の争奪戦が起きてもおかしくないが、そういった現象はJリーグでは起きていない。
名古屋グランパスの歴史を振り返ると、トヨタ自動車の業績が不調の時ほど強い。優勝した10年が最たる例で、この時、トヨタ自動車は米国でのリコール問題に苦しんでいた。
ちなみに、トヨタ自動車の16年はというと、新車登録ランキングでトップ3を独占していた。トヨタ自動車と名古屋グランパスの成績が反比例するというのは、ある意味では、業績によって名古屋グランパス内でのトヨタ自動車出向組の影響力に変化が出るからなのかもしれない。「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事)は終わったが、 “トヨタの呪縛”は終わっていない。
(文=TV Journal編集部)
「J2降格の名古屋グランパスに、新たな呪いが……「トヨタの業績が好調だとチームは不調に?」」の続きを読む
2016年11月1日 [04スポーツ, Jリーグ, アルビレックス新潟, サッカー, 最新芸能ニュース]
アルビレックス新潟 公式サイトより
2016年のJ1リーグも、今週木曜日で最終節を迎える。すでにファーストステージとセカンドステージの優勝だけでなく、チャンピオンシップ出場チームも決まっているが、年間首位争いは最終節までもつれ、首位の浦和レッズを川崎フロンターレが勝ち点差1で追いかけている。チャンピオンシップがあるため、最終節をどのように煽るのかJリーグはつかみかねているが、本来であれば大盛り上がりだったはず。あらためて、村井満チェアマンが就任する前のJリーグ事務局幹部には、サッカーファンとして憤りを感じる。
その半面、残留争いは大盛り上がり。残念ながらアビスパ福岡と湘南ベルマーレの降格は決定しているが、もう1チームがJ2に落ちることになる。勝ち点30の名古屋グランパスか? 同勝ち点30だが、得失点差で上回るアルビレックス新潟か? 勝ち点31のヴァンフォーレ甲府か? もしくは、勝ち点33のジュビロ磐田が大どんでん返しで落ちてしまうのか? そんな残留争いで、最も不利な状況にあるのが新潟だ。
というのも、前節のセカンドステージ第16節のガンバ大阪戦で、同点で迎えた51分にエースのFWラファエル・シルバが微妙なシミュレーションを取られ、2枚目の警告で退場に。10人となった新潟は、その後失点。終盤に猛攻を仕掛けるが、さらにアディショナルタイムに悲劇が待っていた。浦和からも大型オファーを受けていた、チームの要であるMFレオシルバが、審判員の判定に腹を立てて、審判員が出そうとしたカードを叩き落としてしまう。当然、退場となり、9人となった新潟は1-3で敗れてしまう。それだけでなく、チームの主力である外国人助っ人2人が最終節に出場停止となってしまった。残留に向け、厳しすぎる状況に、新潟のファンからは「審判員が八百長していた」「Jリーグは新潟をJ2に落としたいのでは?」という声が上がっているが、実際はどうなのだろうか? サッカー関係者に話を聞いた。
「Jリーグ的には、新潟に降格してほしくないはずです。なぜならば、観客動員数では毎年5位以内ですし、今季の体たらくぶりでも観客動員数は6位です。そんな人気クラブを、落としたいワケないでしょう」
また、とあるサッカーライターも「ガンバ戦でラファエルに出たシミュレーションは厳しいジャッジだとは思いますが、誤審とは断言できません。というのも、ラファエルは両手両足をそろえて倒れてしまった。海外では、両手両足をそろえると、ダイブとみなされることが多い。レオシルバの退場に至っては、レフェリーへの攻撃的なそぶりですから、当然退場になります。決して八百長ジャッジではなく、微妙な判定があったというだけです」と考察する。
9月末に、J2降格もう1チームは“呪い”の名古屋グランパスか“負のサイクル”のアルビレックス新潟かとレポートした(参照記事)が、ガンバ戦でも新潟は「疑う気持ちから自滅する」という“負のサイクル”にハマってしまった。J1に残留するためには、新潟の片渕浩一郎監督が言うように、内々の問題を解決しなければいけないだろう。
(文=TV Journal編集部)
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2016年10月7日 [04スポーツ, Jリーグ, サッカー, ジュビロ磐田, 最新芸能ニュース]
<p> 不倫が報じられたサッカーJリーグ「ジュビロ磐田」の藤田義明に、安い口止め料の提示でかえって相手女性を怒らせ、一部始終を暴露されたことが伝えられるが、提示した額は別のチームメンバーの“不倫和解”にならったものだというウワサがある。</p>
<p>「実は、藤田の飲み仲間でもあるチームメイトにも昨年、不倫騒動があったんです。これは幸いマスコミにバレず、表にならなかったんですけど、相手女性と別れるのに20万円を渡したという話で、当人が自慢げに漏らしていたことなんです。彼と仲の良い藤田が『俺もそのぐらいの値段でいけるのか』と勘違いしたとしても不思議じゃないですよ」(チーム関係者)</p>
「不倫暴露されたジュビロ磐田・藤田義明“口止め料20万円”提示の意外な根拠とは?」の続きを読む
2016年9月27日 [04スポーツ, Jリーグ, サッカー, 最新芸能ニュース]
Jリーグ公式サイトより
2016年のJ1リーグも残り4試合となり、すでに鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレが、チャンピオンシップ出場権を獲得している。一部メディアは、来季から1ステージ制に戻す案がJリーグ内で議論されていると報じているが、チャンピオンシップ導入を強引に推進してきたJリーグ幹部からすると、最後の大会はなんとしても盛り上げたいところ。残りの2枠は、観客動員数で浦和レッズに次ぐ、横浜F・マリノスとガンバ大阪が獲得してくれることを願っているのではないか。
そんな優勝争いの裏で行われているJ1残留争いだが、2つの人気クラブのどちらかが降格する可能性が高い。Jリーグ屈指の金満クラブである名古屋グランパスと、地方クラブで優勝争いに加わっていないにもかかわらず、観客動員数で7番目につけているアルビレックス新潟である。
J1からJ2に降格するチームは3チーム。今年のデッドラインは勝ち点35で、試合数を考えると、アビスパ福岡の降格は7月の予想通り(参照記事1)ほぼ確定。また、湘南ベルマーレも厳しい。となると、残りは1枠。勝ち点26の名古屋、同27の新潟、同28のヴァンフォーレ甲府のうち、1チームが落ちることになる。7月の予想からいくと、降格するのは戦力で劣る甲府だが、なにしろ名古屋には「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)がある。となると、新潟が有利かと思いきや、「負のサイクルにハマっている」とサッカーライターは言う。
「新潟の吉田達磨監督ですが、敗戦後の会見は、とにかく審判批判ばかりなんです。もちろん、審判のミスもあるのですが、それで負けている試合なんて2試合もない。どのチームも、審判のミスで負けることはある。にもかかわらず、批判ばかりするから、選手にも伝染し、ナーバスになっている。試合が始まると、ちょっとしたことで選手たちが審判に食ってかかる。本来、チームのリズムがいい時は、リスタートも早くし、リズムを逃がさないようにすべき。ですが、新潟は、勝手に不信感を募らせ、ファウルアピールで試合を止め、リズムを悪くしてしまっているんです」(同)
「疑う気持ちから自滅する」というのはよくある“負のサイクル”だが、まさに新潟は、その状況に陥っている。一方の名古屋は、強靭なメンタルを持つ田中マルクス闘莉王の復帰後は3戦2勝と、“呪い”を払しょくしつつある。呪われている名古屋か、負のサイクルの新潟か、資金力と戦力で劣る甲府か、はたまた別チームが4連敗で落ちてくるか――。人気クラブが絡んでいるだけに、今年の残留争いは、例年以上に盛り上がりそうだ。
(文=TV Journal編集部)
「“呪い”の名古屋か、“負のサイクル”の新潟か――福岡&湘南に続く「J2降格確定」はどのチーム?」の続きを読む