「おらぁっ!(包丁)」…熱愛報道の川本真琴と狩野英孝、奇妙なやりとり
「隠していたわけではないけど、半年前から彼氏がいます」。今年1月24日に自身のTwitterで突然の彼氏いる宣言を行った歌手の川本真琴(42)。川本は独身のため、彼氏がいると公言したところで本来ならばなんの驚きもない。だがそのお相手について「誰かは言えない。いったらまじでおこられるっす。やふートップっす。やべっ!」と意味深につぶやいたため、「川本の彼氏っていったい誰?」とこの彼氏話が一挙に拡散されたのである。
ちょうどタレントのベッキーとロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との不倫で芸能界が大騒ぎとなっていた時期にこのツイートだ。ネット上は「もしや川本の彼氏ってゲス川谷では!?」と騒然となり、さらに川本が「ツイッター使わせてもらいます。特定の人へのメッセージです。(すいません、音楽と関係なくて)わたしの彼氏を取らないでください。一生一緒にいようって話してるし、思ってます」ともつぶやいたことで、「これってもしかしてベッキーへの宣戦布告??」とさらに話は大きく拡がっていったのである。
川谷には妻がいるため、無論これは話をおもしろおかしくしようと拡散されたデマなのではあるが、では川本が一生一緒にいようと話している、ヤフーニュースのトップに出るほどのお相手とはいったい誰なのか――。当然、芸能マスコミは動く。そしてスポーツ紙が、川本の<彼氏>が芸人の狩野英孝(33)であると報じるに至った。中日スポーツによれば、川本が親しい友人に狩野が<彼氏>であることを報告した上で「彼の女遊びが激しくて困る」と愚痴をこぼしている、という。
川本は<彼氏>とつきあう時に、「彼女がいないか、妻がいないか、好きな女子がいないか何度も確認したもん! フリー同士からの(交際スタート)です」と、相手に “何度も”確認したことも明かしている。狩野は2012年2月に一般女性と結婚したが、14年9月に離婚しており現在は独身だ。加えて、元妻と結婚6日目で不倫がばれたという女癖の悪さでも知られているため、“何度も”確認したとして不思議ではない相手である。
川本と狩野。同世代でもなく、ジャンルもまったく異なる意外な二人だ。だがあらためて2人のTwitter上のやりとりを見ると、なんとも奇妙なのだ。
たとえば昨年10月30日のこと。居酒屋風の店内で男友達らしき人物と共に写る写真と「飲みすぎた…」のつぶやきを投稿した狩野。このつぶやきに川本は「おらぁ!!(包丁の絵文字×2)」とリプライを送っている。なぜ包丁……? 明らかに川本は怒っている。酒の席にきっと女も同席しているはず、と想像でもしたのか、あるいは約束をすっぽかされたのか、はたまた「飲みすぎないで早く切り上げる」と宣言していたのに「飲みすぎた」ことへの怒りなのか……。川本がいう「半年前から彼氏がいます」が事実であれば、昨年10月末には2人は交際していたこととなる。男友達や単なる知人男性が「飲み過ぎた」と投稿しただけならば、こんなリプライを送るのは不自然。これって彼女っぽいよなぁ~と納得できるものがある。
続いて、昨年11月13日のこと。今度は「今日はほどよく飲もっ」とつぶやいた狩野に、2日後になって川本が「へ~ほどよくですか」とリプライ。言葉のあとにはややあきれ顔の絵文字と爆弾の絵文字が並んでいる。包丁の次は爆弾。また怒っている。「ほどよく」と言っていたにもかかわらず実際は泥酔してしまった狩野に、川本がおかんむりなのだろうか。酒好き・女好きの狩野は、天然ボケをいじられドッキリにかけられるなどしてブレイクしたが、「ラーメンつけめん僕イケメン」のギャグ通り容姿は悪くなく、女性にモテるという。「一生一緒に」と交際しているにもかかわらず女の影がちらつきだし、川本はTwitterで交際宣言という爆弾を落としたのかもしれない。
とはいえ、このようにTwitterでの両者のやりとりは奇妙なものなのだが、狩野はもともと歌手・川本真琴のファンだった。10年に放送された『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の「ストライク♪ミュージック」コーナーで、狩野は青春時代の思い出ソング10曲中に、川本の楽曲『DNA』を選んだ。それ以前から知り合いだったのか、それとも狩野の離婚後に友人となったのかは不明だが、Twitterでは昨年4月頃からリプライを送りあっている。ちなみに川本は狩野の母親と弟のTwitterアカウントもフォローしている。
この報道は大きな衝撃をもって迎えられ、「予想外すぎる」と驚きの声がネット上のあちこちで上がっているが、現在のところ、川本、狩野両サイドからコメントは出ていない。そして残念ながらヤフーのトップニュースにも掲載されていないようだ。
02年に所属事務所から独立して以降、川本は主にインディーズシーンで活動してきた。ソロでの楽曲リリースは13年からなく(そうそうたるミュージシャンたちと結成した「川本真琴withゴロニャンず」名義ではリリースあり)、今回の熱愛報道を受けて、新たな恋愛ソングの誕生を心待ちにするファンの声もある。川本の先日のツイートには「年齢を考えるとそんな恋愛してるのは痛い」と中傷もあったが、彼女はミュージシャンなのである。相手が誰であれ、恋愛まっただ中の川本の脳はいまかなり活性化しているはずだ。このハイテンションを上手に利用してかつての大ヒット曲を超えるような名曲をつくり、再びビッグヒットを飛ばしてほしいと思う。もしそれが愛の歌であるなら、聴いた人はおそらく誰もが狩野の顔を思い浮かべてしまうだろうが、それはそれでけっこう面白いのではないだろうか。
(エリザベス松本)