「セックスレス関係に陥ったことはない」という田中みな実のタフネス
11月7日に放送された『ひるキュン!』(TOKYO MX)で、フリーアナウンサーの田中みな実(29)が「セックスを断らない」ことを語り、NON STYLE井上裕介(36)ら共演者が驚きの声をあげた。番組では43歳の主婦から「10年以上夫とセックスレスの状態のため、性格や収入に不満があるわけではないが、離婚をしたいと考えてしまっている……」といったお悩みが寄せられた。これに対し、家族問題評論家・池内ひろ美(54)が「ボーイフレンドを作りましょう(不倫ではなくて)」、タレント僧侶・水無昭善が「レスになったきっかけを確かめてみる」と悩み解決案を提示。
水無の解決案は、すぐに井上から「そんなの無理」「本当の恋をしていないからそんなこと言える」、田中からも「(きっかけは)10年前なんですよ」と却下され、池内のターンに。
池内は、「夫婦仲が悪いとかではなく、夫の性欲が薄くなることはある」とまず説明。なので、セックスレスで離婚となるのは早計かもしれず、夫婦仲が悪くないのならばボーイフレンドでときめき不足や性的欲求を埋めればいい、という考えのようだ。さらに、セックスレスの定義は以前は“3カ月”夜の営みがなかったことだが、今は“1カ月”ないこと、とされていることも紹介。既婚者のセックスレス率は、日本は全体44.6%、内訳は男性36.2%、女性50.3%で、世界の中でも断トツ一位なのだという。
これに田中は「1カ月してない方(夫婦)は確かにこれくらいいるかも」と共感をしていたが、井上に「昔の彼氏と1カ月してなかったこととかあるやろ?」と聞かれると、「ない……」と否定。彼氏とは最低でも毎月1回以上は行為があるもの、という認識を示した。さらに番組では「レスの原因は女性が男性からのセックスの誘いを乱暴に断ってプライドを傷つけるから」といったことも述べられたが、その際に「疲れている時などは、拒否したことくらいはあるでしょ?」と聞かれた田中は「無いです」とこれも否定。井上は「みな実の性欲が止まんねえなー」と大袈裟に驚いてみせた。性行為の有無というきわめてプライベートな質問はありふれたセクシャルハラスメントだが、性欲に基づいたものかどうかは別として、「疲れていても拒否しない」というのは確かに驚きではある。田中は元TBSの看板アナウンサーだが、バラエティから報道まで出ずっぱりで下手なタレントよりもよほど休みなしの仕事漬け生活を送っていたからだ。かねてより、その容貌からは想像つかないほど心身ともにタフだと評判の田中だが、その通りなのかもしれない。
セックスレスになる理由はカップルそれぞれ様々だが、仕事や育児で疲れて……とかタイミングが合わなくて徐々に減り、気まずく……というケースをよく聞く。夫側の語る理由を2016年に「WooRis」が500人の既婚男性を対象に調査していた。結果、番組で挙げられていた「性欲の減退」は2位の14.0%。また、こちらも番組で話題になった「妻に拒まれる」は3位の11.4%だった。そして1位は25.5%と断トツで「なんとなく途切れてそのまま」というものだった。
さらに「R25」が20~40代の男女既婚者を対象に調べた「仲の良い夫婦のセックス率」も、1位は64.0%と断トツで「1カ月に1度未満」。理由としては「兄弟みたいに仲が良くなりすぎたから」「お互い忙しいから」といったものが挙げられていた。だが他方、「女子SPA!」の調査によると、カップルのおよそ半数がもっとセックスをしたいと考えているそうだ。だが、日常の中でムードが高まるタイミングが無いことや、子育て、仕事の疲れなどからどうしても回数が少なくなるのだという。
こういったwebアンケート結果を考えてみると、番組では即却下されていたが、水無昭善の「レスになったきっかけを確かめてみる」といった案はありではないだろうか。原因を探ることで冷静にもう一度パートナーと向き合えるかもしれない。
(ボンゾ)