「日本だったら炎上どころか更迭だろwww」ノルウェーの首相が国会中に『ポケモンGO』をプレイするも許容の声
『the guardian』公式サイトより。
日本も含め、世界中で社会現象を巻き起こしている『ポケモンGO』(Niantic/任天堂)。あまりの盛り上がりぶりに、色々な国で事故や訴訟騒ぎにまで発展してしまうケースもあるようだ。10月4日、ノルウェーの首相でありゲーム好きとして知られるエルナ・ソルベルグ首相が、国会中に『ポケモンGO』をプレイしている様子を報道陣に撮影されてしまい大きな話題となっている。
『キャンディークラッシュ』(King)が大好きなことでも知られているソルベルグ首相。現在は『ポケモンGO』にご執心のようで、8月末にはスロバキアへ外遊に行った際にポケモン探しをしていることや、10キロ歩いて卵を孵化させ、レアポケモンをゲットしたい旨を報道陣に明かしていた。そして熱中しすぎたのだろう、あろうことか国会中にプレイしていることがバレてしまい批判が殺到する事態に。
ただ、ノルウェーでは8月にも国会中に『ポケモンGO』をプレイしていた議員がいたと話題になっていた。その人物は自由党の党首であるトリーネ・スカイ・グランデ議員だったのだが、実はソルベルグ首相が『ポケモンGO』を楽しんでいた時に壇上にいたのがグランデ議員だった。
グランデ議員はソルベルグ首相の今回のニュースに対し、自身のTwitter(@Trinesg)で「彼女は話を聞いていたのよ。女性は2つのことを同時にできるの」とユーモアを見せつつ、自分の非を擁護するかのようなコメントを綴っている。このツイートについてソルベルグ首相は「トリーネは彼女が登壇していた時に私が画面を開いていたことを喜んでいるはずよ」とメディアにコメントした。
このやり取りに世間からは「いいじゃねーか平和で。日本だったら炎上どころか更迭だろ」「この余裕っぷりである。見習ってどうぞ」「国を動かす仕事しながらポケGOやるとかトレーナーの鑑www」「これで辞めさせられないとか、国の懐の深さがわかるな。日本ならありえん」「国会って良いポケモンでるのかな」と概ね許容の声が上がっている。
実はノルウェーに限らず、海外の著名人の『ポケモンGO』関連のニュースは続出しているようだ。まず、7月13日にはイスラエルのルーベン・リブリン大統領が自身のFacebookを更新し、大統領官邸に現れたニャースの写真を投稿。さらに「誰か警備員を呼んでくれ」と興奮気味のコメントを載せ、世界中で話題となったことは記憶に新しい。
さらに、現代の三大ギタリストと崇められるジョン・メイヤーは自身のInstagram(johnmayer)に『ポケモンGO』の「99ドル99セント課金しますか?」という文字が表示された画面の写真を投稿し、「YES I DO」とのコメントを添えている。なぜ99ドル99セント(およそ10,000円)の課金をわざわざ世間に公表したのかは謎だが、それだけハマっているということなのだろう。さらに大人気アーティストのジャスティン・ビーバーもマネージャーのスクーター・ブラウンに街中でポケモンGOを夢中でプレイしている動画を撮影され、Instagram(scooterbraun)で公開されている。ほかにも格闘家のミルコ・クロコップは9月に日本で行われた大会「RIZIN」の会見で「ポケモンGOをしていて、気がついたら日本に来ていた」とコメントし、「RIZIN」の公式Twitter(@rizin_PR)ではポケモンを探してうろうろしている動画をアップされている(これはサービスの一環かもしれないが)。
サッカー選手のピエール=エメリク・オーバメヤン、アントワーヌ・グリーズマンなどもはまっていると話題になっており、芸能界からスポーツ界のスター選手たちまでも虜にしている『ポケモンGO』。親近感が沸いてなんだかうれしいが、ソルベルグ首相のようにコンサート中や試合中にプレイするのはご勘弁願いたい。