『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』を読む――原作者による反論本は問題描写に決着を付けたか?
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
連載30年を超える国民的グルメマンガ『美味しんぼ』。「ビッグコミックスピリッツ」(共に小学館)に掲載された「福島の真実編」において、事故後の福島第一原発を取材した主人公・山岡士郎が鼻血を出すシーンを巡り大炎上した“鼻血問題”から約9ヶ月が過ぎた。そして今年2月初旬、この問題について長い沈黙を守ってきた原作者の雁屋哲氏がついに、反論本を出版した。『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)
書籍のタイトルは『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)というストレートなもの。出版社は原作を連載していた小学館から遊幻舎へ変更されているが、その具体的経緯については本書でも原作者公式ブログ中でも明らかにされていない。